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GIGAスクールを支える「ロイロノート・スクール」の舞台裏(4)

毎月専門家のゲストをお招きして、旬なネタ、トレンドのお話を伺います。


株式会社LoiLo代表取締役 杉山浩二さんをお迎えした対談も、今回で最終回。

昨今はAIの可能性が取り沙汰される一方で、それを教育にどう使うのか、あるいは教育自体が変わらなければならなくなるのではないか、といったこともそろそろ真剣に考えていかなければならないタイミングになってきたのかなという気がする。

テクノロジーは格差を埋めると言いつつ、逆にAIによって格差が助長されてくる側面も否定できなくなってきている。今回は杉山さんに、教育に関わるソフトウェアエンジニアとしてAIをどう考えるか、そうしたことを伺ってみたい。


小寺:もしロイロノートでAIを使うとすれば、どういうところで使えそうですかね。なんかアイデアありますか?

杉山:……考えてるんですけどね。OCRとか画像認識とかはあるけど、なんかあんまり本質的じゃない感じもしていて。

AIが本当にすごく進んできちゃうと、そもそも教育っているの?みたいなところに行くような気がして。

小寺:(笑)。まあ少なくとも、AIとは何かと、AIの使い方は教えないとしょうがなくなるでしょうね。

杉山:教育の意味がかなり問われるくるかな、という。「英語の勉強せずにもう英語喋れます」「何回もデッサンとかやらなくても絵を描けます」という状態に、今なりつつあるじゃないですか。

結局、たぶん人間の努力が一番ボトルネックになってる。やっぱり努力しないと変われないじゃないですか。できるようにならない。

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