学校の勉強も大切。
子どもは低学年から漢字がずっと苦手です。とにかく不器用であまりキレイな字が書けません。それでも丁寧に書いている時はまだ良いのですが、ひとたび雑になれば平仮名だらけで、字形もひどく、全く見たくない字を書きます。
わたしは、職業柄、比較的に字に気をつけているため、綺麗な字だと言われることが多いです。授業もパワポを使うことも多いのですが、以前から手書きの板書の方が好評です。そのため、子どもの漢字嫌いに付き合うとどうしてもイライラが止まらなくなります。なぜ、こんなにも覚えが悪いんだ、なぜこんなに字が汚いのだろう、と。実際、塾だけでなく学校でも漢字小テストで満点を取れないことが多くあります。特に今年は十分に漢字の先取りができなかった上、漢検も受けていないので漢字の定着がいまいちなのです。
子どものランドセルから74点のテストを発見して愕然としました。そして、驚いたことに学校の宿題もきちんとできていませんでした。今週すっぽりと抜けています。提出をしなくても良いのか、サボったのか何なのかさっぱりわかりませんが、今週分の宿題は取り組まれていないのです。わたしは起き抜けから叱らなくてはなりませんでした。土曜日は習い事もあり、今日は理科教室も入っていて、なかなかまとまった時間が取れません。だから、朝のうちにきちんと勉強の仕方をレクチャーしておきたいと思いました。
学校の漢字ドリルだって上手く使えたら、十分に漢字の定着に役立ちます。また、中学受験生はゆっくりな進度の学校を軽く見がちですが、そこには中学受験という狭い世界ではなく、もっと幅広な世間の縮図があると考えます。きちんと話を聞いて、クラスメートの様子を観察して、自分ならこういう説明をするなとか、この子たちはここがわかっていないなとか観察してみると良いと言いました。とにかく、話を聞かないのはダメ!テストは満点取らなきゃダメ!取るためには、直前の時間に見直しをしなけばダメ。塾と同じなんだと言いました。また、学校のドリルは使いやすいので、未定着事項を確認するために、効果的な取り組み方を提案しました。目先が変わったので、子どもは従順に取り組み、妙に達成感を覚えたのか、「次は満点だ!」と大きく頷きました。
学校を馬鹿にすると、ずっとその習慣から逃れられません。わたしも中学3年の頃、内職の習慣をつけてしまい、その後は内職を辞めることができませんでした。もともとマイペースな子どもだったので、別の選択肢を自分の中に作ってしまい、それが妙に心地よく感じてしまったのかもしれません。結果的にはもったいなかったなと思います。子どもには中学、高校生活を充実させて欲しいし、やはり勉強が中心になるのだから、学校を軽視しないようにして欲しいと思います。いつもは学校については本人にほぼお任せでしたが、今回は手助けをしました。良い運びにつながって欲しいです。