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少しずつ手放す。

話は2日前に遡ります。
朝から問題に集中しておらず、つまらないミスを連発してイヤになり始めていました。子どもは、その前に挫折した有名中学の出題を父から教えてもらっていましたが、思考停止に陥っていました。よくあるタヌキ化?現象です。こうなると、説明してもらっている意味がなくなるから、だんだん周りが焦れて来るのです。

わたしはこのところの出来なさ具合も相まってキレてしまいました。やる気ないならやめなさい!となり、やる気あるのないの?と詰め、子どもが固まり‥‥といつものパターン。わからない問題に向き合わない、気づいたら楽なことばかりしている、これでは落ちるのが目に見えている、とだんだん絶望感が湧いてきます。

それでも続けたいからと、しおらしく勉強していたのが一昨日。昨日は帰りが早く、とりかかりも早かったり、個別塾でも取り組んだりと余裕があったので、そこそこ済んだところで計算機能で遊び出してしまいました。ゲームのようにポイントが加算されるので、止められなくなるのです。叱ってやめさせたものの一度崩れた態度は戻らず、ダラダラと今日のタスクの続きを始めました。タスクは終わり、また計算ゲームの続き。テスト1週間前になかなかの態度です。

1日の終わりに「今日の勉強でほんとに上がると思ってる?わたしはそうは思わない。」と話しました。子どもはムッとし、わたしの語りかけを無視して翌日の小テストの勉強を始めました。すでに10時半を回っています。「この時間から勉強しろなんて言ってない。ただ、反省して明日しっかりやろうと思って欲しかっただけなのに、無視か。」やはり黙っています。「無視するなら明日から計画は作らないよ」今度は自分で計画を書こうとしますが、普段やっていないこともあってそんなにすぐに立てられるものではありません。ノートを取り上げ、寝ろと怒鳴る・・・という気分の悪い終わり方でした。

イライラしてプランニングをやめようかとも思いましたが、テスト前に意地になって立てなければ有効な勉強ができるはずはありません。わたしのせいでα落ちしたと言われたら嫌だなと思い、仕方なく計画を立てました。朝は無言でした。子どもは朝から机に向かっていました。

最後ダラダラしたにせよ、無事にタスクが終わったことやそれまで頑張っていたことを考えればそれほど怒る必要はなかったのかもしれません。そんなにすぐに成長するものではなく、長い目で見て結果的に成長するものだということは本当は仕事柄よくわかっています。でも、わが子のこととなると冷静ではいられないのでした。8月をピークに下降傾向であることも気がかりです。学習内容も格段に難しくなると聞いていることや、教科によってはわたしにはカバーできないことが増えるのも不安の一因となっています。

いつもは繋いで様子を見ているMEETも今日は繋ぎませんでした。イライラしながら、見張っているよりもいっそ委ねた方がいいこともあるのではないかと思いました。親のサポートが必要と言われる中学受験ですが、就学前の幼児ではないのですから全て受け身の受験であっていいはずもありません。少しずつ手放していった方がいいのかもしれません。