はじめて塾に行く
とうとう塾通いが始まりました。とても楽しみにしていたそうです。
けれども、いざとなると不安な様子。今日は夫が在宅なので送り出してもらい、ひとりで来たのは最寄りのバス停まで。わたしとバス停で待ち合わせ、一緒に塾に向かいます。待ち合わせ場所について、昨日から10回ほども確認するので、面倒に思ったほどでした。そして、子どもは待ち合わせの時間にしょぼしょぼした様子で現れました。不安な時には両肩がやや上がり、しかもひどく内股で歩くため、一目でわかります。
塾まではバス始発から終点までの20分、バス停からは5分程度の距離です。低学年の子どもも慣れれば平気と思われます。けれどやはり新しい環境は緊張するのでしょう。あまりしゃべりませんでした。
塾に着くと、やはり同じ年格好の男の子たちが何人も来ています。今回、入室者が多く、今後は募集停止だそうです。だから、ずっと同じメンバーで過ごすのでしょう。みんな同じようにリュックサックを背負い、しょぼしょぼと不安そうに教室に案内されていきました。子どもは小さく手を振って、姿を消しました‥‥。
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戻って来た子どもは、「なんで国語しかなかったのかな?」と尋ねました。100分ずっと休憩無しで国語ばかり解いていたそうです。迎えの車内ではしばしだらーんとしていましたが、ポツポツ話しはじめました。クラスは10人ぐらいしかいなくて、女の子は1人、後はみんな男の子ばかり。問題はリトルくらぶよりもかなり難しかったけれど、お話は面白かったよ、と。見ると、長い長い物語文を二つも解いていました。隣の男の子と友達になったんだ、と嬉しそう。
1時間ほど休憩し、元気を補充。勉強した内容は音読してくれました。疲れて帰って来たので辛かったのかと心配でしたが、そうではなく、予想よりも楽しかったそうです。かくして塾初日は無事に終わったのでした。