危機との向き合い方
子ども自ら考えることができません。
ずっとわたしのスケジュールに沿ってやってきただけで、「こうやったら
うまくいくかな?」と考えてやってみることがありません。
勉強をしない、という選択はしないのだから、まだマシと言えば
言えるかもしれませんが、望んでいた姿ではありません。
また、時間の使い方についても課題が多いです。最近は処理能力の不足から
最後まで解ききれなかったり、とんでもないミスを連発したり、ということ
を繰り返しています。今日、成績発表がありますが、残念ながら初のα落ちを覚悟しています。残念ですが、このところの不十分な様子を見ていて、当然の結果だと思っています。
這いあがろうとしても、次々に到来する新単元を十分に消化できずにいます。処理能力の低さからやりきれずにいます。配分と管理はわたしがしています。塾に行かせておけばできるようになる、は現実的ではないです。
個別塾なども、わたし自身アルバイト経験が長かったので、中学受験で有意義にするのは困難だということはわかっているつもりです。我が家はわたしも夫も経験や職業柄でフォローできるので、うちでできないことを個別塾に
期待しても難しいと思います。
本人の性格の問題もあると思いますし、幼さもあると思います。でも、下がってしまった今、とてもチャンスだと思っているのです。
とっても聡明な人は中学受験では挫折から這い上がる経験をできないのではないかと思います。高校や大学受験でもそうだと思います。うちの子どもは一般のレベルでは多分問題ないと思いますが、優等生でもなく聡明でもないので、挫折をし、這い上がる経験をすることができます。わたし自身、中学受験も高校受験も失敗しましたし、そこから得たものは後から見れば大きかったです。勉強の経験がわたしを引き上げてくれた、と思っています。夫も話を聞く限り、勉強を通して得た経験が今につながっていると思います。
叱ることが増えました。時間の管理に非常に課題がありますし、集中力にも問題があります。指摘しなければ自覚なくぼーっとします。別に上位校を目指さなければ待つ姿勢を取るのでも良いかもしれません。実際、わたしも職場では厳しいタイプではなく、どちらかというと生徒に甘いほうです。厳しく接するのは、個別に接するのでなければ効果が出ません。学校は個別対応をする場ではないので、おおらかに接しています。でも、自分の子どもはそうではないし、苦労の中で自分の弱点との向き合い方を見つけて欲しい気持ちが強いです。可哀想だと思うことは本当はいっぱいあります。わたしも感情的になってしまうことがたくさんありますし、マイナス発言も多いです。それでも、わたし自身が決して得意でない算数などでも丁寧に説明してやると喜んで耳を傾けますし、それを学んですぐに活かす力が長けていることはよくわかります。苦労の中で、脱却する糸口を見つけて欲しい、わたしはそれを見守り、時々手助けをするだけ。
今すぐは難しいかもしれませんが、夏を存分に活かし、脱却を信じようと思います。