アクセス解析4つの視点

ウェブ解析におけるアクセス解析データを見るには、ディメンション、メトリクス、セグメント、フィルタの4つの視点を理解することが必要。

「ディメンション」とは?

どんな項目で見たいのか?という切り口、または項目のこと。
例えば、性別、年齢、デバイス、ランディンページなどのこと。


「メトリクス」とは?

データの指標のこと。項目を比較する際の数字で表す。つまりディメンションを自分の仮説を持った指標で数字を見るときに使う。
例えば、ページビュー数、セッション数、直帰率、離脱率などのこと。

ディメンションとメトリクスで似たような名称が有り紛らわしいケースがある。


例えば、GAで、ユーザー→行動→リピーターの回数や間隔を分析すると、「セッション数」がディメンション、「セッション」がメトリクスとして表示される。セッション数は、訪問回数ごとを表していて、その切り口ごとのセッションを指標となる。

「フィルタ」とは?

今表示しているレポートをディメンション、メトリックスを特定の条件で絞り込む機能。例えば、コラムページのみを表示する、直帰率60%以上のみを絞り込む。グーグルアナリティクスのアカウント、プロパティ、ビューにかけるフィルタもありますがそれとは別のもの。

「セグメント」とは?

レポート体裁を変えずに、元となるデータを絞り込む機能。例えば、コンバージョンしたユーザー、コンバージョンしていないユーザーで絞り込む。

「フィルタ」と「セグメント」の違いは?

「フィルタ」は、他のページに遷移したら絞り込みが外れるが、「セグメント」は、他ページへ遷移しても外れない。また、「セグメント」は自分の意図に応じてカスタマイズすることができる。

自分の仮説にあわせること

アクセス解析は便利になりました。しかしその分、考えが浅いままレポートを作成していては、本質の問題にたどりつけず、施策もインパクトが得られないものが立案されることとなりまます。まずは、自分の仮説を立てること。その仮説に合わせて4つの視点を駆使しデータを自分なりに創りこんでいくことで、より新しい気づきが得られる。いま考え付いていない、思いつかないような新しい気づきを見つけて下さい。