タイ入国後に家族でホテルに隔離された話 【入所後】
前回はタイでの隔離前の準備に関してお伝えしましたが、今回は実際に隔離ホテルに入ってからの様子や隔離生活に役立ったものをお伝えしようと思います。
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私たちの泊まったASQホテルの概要
滞在日数: 8/21〜9/5 15泊16日
ルームタイプ: デラックスダブル(約30sq.m、3人同室)
広すぎず、狭すぎず、まあ平均的なホテルの一室という感じです。子どもがもうちょっと大きかったら手狭かなとは思います。部屋にはキングサイズのベッドが一台、エキストラベッドは追加しませんでした。
バルコニーはなく、窓も一部だけしか開きませんでした。カーペットにウイルスが付着しやすいらしく、タイの全てのASQホテルの部屋はフローリングやマットになっています。(おかげで、掃除がしやすかったです。)
バスタブはなかったですが、シャワーの勢いは良かったです🙆♀️
隔離期間の主な流れ
渡航日: 入所(ある所では先に病院に行き、1回目のPCR検査)
(入所翌日からを1日目と起算)
(3日目: 検査結果陰性の場合、以降3日に一回掃除が入り、部屋以外の指定エリアに出られるように)
5日目: 1回目(2回目)のPCR検査
7日目: 検査結果陰性の場合、以降3日に一回掃除が入り、部屋以外の指定エリアに出られるように
12日目: 2回目(3回目)のPCR検査
13日目: 検査結果判明
15日目: 出所
各ホテルでPCR検査の日にちは1〜2日ずれはあると思いますが、大体こんな感じです。
PCR検査は当日順番が来るとナースが部屋のドアをノックし、検査場に案内してくれます。そこで鼻と喉グリグリ。結構痛かったです(泣)終わるとまたナースと一緒に部屋に戻ります。
前半の1週間が掃除にも来てくれないので、結構きつかったです😅自分でちょこちょこ掃除するしかないんですが、それもまた大変で。というのも、7日目までタオルも替えてもらえないので、はじめから部屋に各タオルが7枚ずつくらい積み上げられてるんですが、家族3人だと足りない😂そこからまた一枚掃除用として使うのも気が引けるというか…。
そういうこともあって感覚としては、1回目のPCR検査までが長かったです🤣この結果が陰性になってはじめて掃除も来るようになるし、それまで本当に一歩も部屋の外に出ることも、他の人と会うこともありません(スタッフとは電話かLINEでやりとり)。
部屋の窓から見えるバンコクの街を見て、娘は「あっちにいつ行けるの?」とぼやいてました😅ずっと親としか接しないのも子どもには退屈ですよね〜。
ASQホテルでの1日
6:00〜8:00 朝食
(部屋の前に小さな机が置いてあり、そこに食事が運ばれます。配膳されるとドアをノックされるので、それが目覚まし代わりに⏰😅)
7:00〜9:00 検温
(毎日2回検温して、ナースチームとホテルのASQチームにLINEで報告します。ホテルの用意した体温計は大体35℃代で高熱出ない疑惑が😂)
9:30〜 洗濯
(私たちの泊まったホテルはランドリーサービスがあったものの有料だし、時間もあるし(笑)、毎朝3人分手洗いしてました。ホテルも大きめの洗面器と洗剤を用意してくれていました。
洗面器の中でじゃぶじゃぶ→セームタオルに洗濯物を敷いてくるくる丸める→脚で踏み踏み→干すの繰り返し。すごい原始的な方法ですが、しっかり脱水もできて次の日にはちゃんと乾いてました。折りたたみハンガーが大活躍でした。)
11:00〜13:00 昼食
13:30 明日のメニュー決め
(毎日14時までに明日の3食分のメニューをGoogle formからオーダーします。メニューはほぼ一緒で、たま〜にマイナーチェンジしてます(笑)また水やゴミ袋なども頼めばドアの前まで持って来てくれます。)
16:00〜19:00 検温
16:00〜 リラックスタイム
(1回目のPCR検査が陰性になった後、7日目から指定エリアに出て少し身体を動かせます。予約時間になると電話が鳴り、私たちのためだけに開いたエレベーターに乗って中庭のような所に出られます。7日目〜10日目は15分だけ、11日目以降は30分。)
18:00〜20:00 夕食
なんとも長い1日😅前半の1週間はリラックスタイムもないので(といってもこれも15分〜30分だけだけど)、なおさら長いです。
リラックスタイムは他の隔離中の人たちも何人かいるので、マスク着用。事前予約が要りますが、私たちは6日目に「明日から外出れるよ〜。予約する?」と言われ、その時に残り8日分の予約を一気に取りました。リラックスタイムと言っても、中庭にこれといって何かあるわけでもなく、ひたすらグルグル歩くくらいしかすることありません😂(エアロバイクやランニングマシンも一台ずつ置いてましたが、人気で大体誰かが使ってました。)
それでもやっぱり7日目にはじめて外に出れた時は嬉しかったです。娘もすごい走り回ってました。太陽の光を浴びるって大事なんだなぁとつくづく。
隔離中にしたこと
・友人たちに渡航報告
今回は本当に渡航できるのか直前までわからず、「もうすぐ行きま〜す」と誰かに伝える心の余裕もなかったので(前回記事参照)、本当に誰にも言わずに渡航しました。入国した途端に平和で長〜い日々がやってきたので、ここぞとばかりにみんなに報告して回りました🤣
・バンコクーチェンマイのエアチケット購入
検査で陰性じゃないと出所できないので、とりあえず1回目の検査結果が出てから取ろうかと迷いましたが、これ以上待ってたらどんどん値上がりしそうな気がして結局3日目くらいに購入しました。
荷物が結構あるので、バンコクからバスや電車で帰ろうかとも考えましたが、荷物と共に10時間ほどかけて帰るよりは、飛行機でさっと帰って家で休む方がいいかなという結論になりました。
しかもバンコクエアウェイズならプロモーションで10月末まで国内線でも1人40kgまで無料で荷物を預けられるということがわかって迷わず購入しました。
・レンタルWiFiの手続き
これは、出所間近になってからですが、チェンマイの自宅のWiFiの調子が悪いと、時々私たちの留守中に家を見に行ってくれていた友人が前々から言っていました。インターネット自体は1年分払い終わっていて、日本に帰る時も止めずにそのままの状態にしていたのに、なぜか使えないらしい。何が原因かわからず、彼らに修理を頼むのも悪いので、とりあえず帰ってから見ようとは思っていましたが、インターネットがないと困る😱
というわけで、調べてみるとバンコクのBS-Mobileという会社でポケットWiFiをレンタルできることがわかりました。
無制限で、1日100バーツ、14日間999バーツ、1ヶ月1,499バーツ。
安くはないけど、めちゃめちゃ高くもないということで、2週間あればなんとかなるだろうと2週間プランを注文しました。
通常なら空港で受け取りも返却もできるようですが、現在は空港内の店舗を開けられないとのことで、ホテルに直接届けてくださいました。
先に私がデポジット(1,000バーツ)と料金(999バーツ)を封筒に入れ、ドアの前の机に置き、それをホテルスタッフの方が取ってフロントに渡し、ホテルに持ってきた人に渡してもらいポケットWiFiを受け取り、それをまたホテルスタッフが私たちの部屋まで持ってくる、という非常に複雑な行程が必要でしたが😂
それでも、実際チェンマイに戻るとやっぱり家のインターネットがしばらく使えなかったので、このポケットWiFiがあってめちゃくちゃ助かりました。
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こんな感じで2週間のほほんと過ごしました。
最後の日にははじめて通常の宿泊客が使うエレベーターを使ってフロントに行き、通常のチェックアウト。その際にPCR検査の陰性証明書をもらって、晴れて出所🙌
最後に、隔離生活持ってきて良かった〜🙌とか、持ってくればよかった〜😱というものがいくつかあったので、これから行く方の参考になれば。
持ってきて良かったもの
①インスタント味噌汁
(結局これが一番美味しかったです😂ダントツの1位)
②ドレッシング
(隔離中に使い切りました。これがないと無理でした)
③その他調味料類
(あって困ることはない(きっぱり))
④セームタオル
(超吸水タオル。手洗いの脱水や床掃除にも使えて、汚れもさっと落ちる万能選手)
⑤複数口の電源タップ
(コンセントの位置や数が微妙で、一個で何台か充電できるのは助かりました)
⑥エアソファ
(これは持ってきて大正解でした!窓側に置いてバルコニー気分を味わえたし(笑)、娘は時々ここで寝てました)
持ってくれば良かったもの
①醤油
(基本中の基本なのに忘れてました😱アホすぎる…)
②クイックルワイパー的な掃除道具
(7日目まで掃除に来ないので、自分でさっと掃除できるものがあればよかったです)
③HDMIケーブル
(せっかく大きなテレビもあったし、YouTubeとかを大画面で見れたら良かったかな)
※番外編: “申し込んでいれば”良かったのはこれ。
日本のテレビが観られるらしい😳隔離終了後に知って、もうちょっと早く知りたかった😭ってなりました。
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以前にも書きましたが、入国するまでが本当に大変だったので、入国できただけで大満足、ASQホテルに文句は全然ありません。そもそもタイのホテルへの期待値がそれほど高くないというのもあります(笑)
三食昼寝付きで2週間も快適にゴロゴロ過ごせるなんて、主婦にとっては夢のような出来事ですよ!🤣本当にホテルには感謝しかありません。二度と隔離では泊まりたくないけど(笑)本当にありがとうございました!お世話になりました〜❣️