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タイ入国後に家族でホテルに隔離された話 【収監前】

前回までシリーズ記事で家族そろって無事にタイに渡航し、隔離ホテルに入った所までを書きました。もしまだご覧になってない方はそちらもまたぜひ読んでみてください。

少し間が開きましたが、タイ入国後の隔離ホテルについて書いていきたいと思います。
といっても、ホテルでの食事やレビューなどはTwitterやブログなどですでにたくさん、わかりやすいものや素敵なものがあがっているので、私は隔離前の準備や隔離中のホテルでの過ごし方などをまとめたいと思います。
今回は隔離前の準備についてお話ししようと思います。

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そもそも隔離ホテル(ASQ)とは?

“ASQ”とは、“Alternative State Quarantine”の略で、訳すと「代替検疫施設」。要するに専門の施設ではなく、一般のホテルを臨時の隔離施設にして、そこに外国人を入れちゃいましょう、という政策です。
現在タイに入国した外国人(タイ国籍を持たない人)は全員14日間の自己負担での隔離が義務付けられています。今月から始まる特別観光ビザでの入国などがうまくいけば、隔離期間が短くなるかも?と言われていますが、現状まだまだ隔離措置は継続されそうです。
そして、これは私個人の意見ですが、現在バンコクの80弱のホテルがASQとして登録されており、これからも増えていきそうです。バンコクのホテルはこれに活路を見出している感さえあります。ですから、すぐには隔離期間も短縮されないんじゃないかなぁと思っています。

ASQホテル予約の流れ

ASQホテルの一覧がタイ保健省より発表されているので、そこから自分たちで直接ホテルに連絡し、予約を取ります。値段は1人35,000バーツ〜100,000バーツくらい(1日3食x15日、2〜3回のPCR検査代込み)。

このリストがまた、ホテル一件一件開かないと値段などの詳細がわからないという超不親切設計😅
バンコクに住んでいる方などは自分の好きなホテルや、自宅に近いホテルなどをすぐにピックアップできると思いますが、私たちはチェンマイ在住なので、どのホテルがいいのか、どこにそのホテルがあるのか全然わかりませんでした。
それでも私たちの時は25件ほどしかなかったので、それほど大変ではなかったのですが、今は80件近くになっているので、これらを一つ一つ調べるのは大変です💦
“Alternative State Quarantine”というFacebookページには今空きがあるホテルのリストや価格帯ごとにわけたホテルのリストなどが掲載されているので、そういうツールを活用するのも一つの方法かと思います。

私たちが予約を取った7、8月の頃はASQホテルもまだまだ少なく、本当に早い者勝ちという感じでした。一つの部屋に予約が入ってから16日以降じゃないと次の予約が入れられない訳ですから、回転率も良いわけないですし。
安い部屋からあっという間に埋まっていくので、とにかく「◯日空いてませんか?」と片っ端から電話していきました。

各ホテルによって対応は異なると思いますが、
メールだと他のに紛れて全然返事が返ってこなかったり、
LINEだと最初に聞いて“空いてる”って言われたのに、次“予約入れたいです”って言うと、“すいません、今いっぱいになっちゃいました”とか平気で返ってくるので、
結局、電話してその場で確認した方が一番早いし、確実だなとかけまくりました。現在はホテルも増えて、こういった状況は改善されているようです。

ASQホテルは基本1人1部屋で価格を設定しています(「隔離」が目的ですからね)。
家族で一緒に渡航する場合、同室に泊まれるのかどうか確認する必要があります。
部屋の広さによって、最大何人同室可能かを政府が規定しているようなので、人数が多ければ多いほど、部屋が広くなる(つまり高くなる)、もしくは別部屋になります。(もし別々になってしまったとしてもコネクティングルームみたいに中で行き来できるようにしてくれるホテルもあるようです。)
私たちが泊まったホテルは約30SQ.M(平米)の部屋で、家族3人(夫婦+子ども(6歳))同室OKでした。

また、アメニティや設備なども確認しておくと良いかもしれません(バスタブやレンジの有無、ランドリーサービスの値段、少し出歩けるようになった後に利用できる施設等)。私たちはとりあえず行けたらそれで良いというスタンスだったので、その辺はあまり気にしていませんでしたが。
ただ、私たちも一つだけ、お絵かきセット(スケッチブックと色鉛筆)は子ども用にホテルにリクエストしました。

③空きがあり予約が成立したら、ホテルからgoogle formが送られてくるのでそれに登録した後(おそらく全てのASQで同様の方法だと思います)、支払いを行ないます。
ASQホテルは全額前払いが基本ですが、ホテルによってキャンセルポリシーが違うので、注意が必要です。
私が調べただけで、
・キャンセルも変更もできない所、
・キャンセルはできないが、変更はできる所
    (1回のみ〜何回でもと回数に違いはある)、
・5〜7日前ならキャンセルも変更もできる所と実にバラバラでした。
支払いを済ませた後に思ってたキャンセルポリシーと違う!となると困るので、支払い前にもう一度きちんと確認した方が良いと思います。(安い金額ではないので。)
特に私たちの場合、後々日付を変え、人数も2回変えたので😅、もし変更不可のところだったら完全に詰んでました。

ホテル側が支払いを確認すると、予約確認書が送られて来ます。
それをCOE申請の際に大使館にしっかり送りつけましょう。
ホテルは私たちを空港まで完全防備した車で迎えにくる必要があるので、私たちは渡航前までにパスポート情報とフライト情報、陰性証明書、Fit to Flyなどをホテルに送付しなければいけません。ホテルから言われた書類を忘れずに送付しましょう。(この頃いろんな所にいろんな書類を送らなければいけないので、混乱します😂)

隔離のために準備したもの

2週間外にも出られず、ホテルに家族3人で缶詰めなので、いつもの帰国用荷物プラス隔離用の荷物が余分に要ります。すぐに自宅に戻れるなら必要のないものもたくさんあります。それでも入国することを決めたので、文句は言ってられません。
どうせ2週間過ごすなら出来るだけ快適に過ごしたい!2週間でもQOLは大事。
というわけで正直、結構隔離用優先で荷物は用意したような気がします。チェンマイに戻れば何かしら買えるだろうという思いもありましたし。(すでに半年ほどチェンマイの家を空けているので、何がいるのか思い出せないというのもあるんですが🤣)
以下は私たちが隔離に向けて準備したものです。

・調味料類
(塩胡椒、クレイジーソルト、カレーパウダー、ドレッシングetc、とにかく味変できるもの。)
・ふりかけ、お茶漬け、海苔
(タイ米はおいしくないので、これでなんとか子どもも食べれるように。)
・インスタント味噌汁
・ミニカップ麺

(ごはんがハズレの時のために)
・飲料類(コーヒー、ミルクティーなど)
(水しか提供されないだろうなあという予測から。)
・酒類
(隔離中は禁酒禁煙なので、お酒の提供も差し入れも厳禁です。でも持ち込みに関しては許されてるので、ワインとチューハイを少し持っていきました。)
・お菓子(主に子ども用)
・洗濯グッズ
(予約したASQは有料のランドリーサービスしかないため、自分で手洗いをしようと思って折りたたみの洗面器、携帯用洗剤、折りたたみハンガー、セームタオル(脱水用に使える超吸水タオル)を用意しました。)
・プラコップと食器
・エアソファ

(ホテルの写真を見た感じ、椅子が足りなさそうだったので、座れるし、寝転がれる2、3人用のエアソファをamazonでポチりました。)


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やはり食品が大半。食事くらいしか楽しみもないだろうし…。
さて、準備したものは役に立つのでしょうか?
隔離ホテルに入ってからの実際の様子や、隔離生活に役に立ったものなどは次回お伝えできればと思います。

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