ゲーム日記④『風ノ旅ビト』
めちゃくちゃいい雰囲気ゲーがしたい。
そんなあなたにオススメな作品を今回御紹介します。
クリア時間は短めですが体験はもはや一つの人生の如く壮大です。
言い過ぎですかね?
今回はそんなゲーム、『風ノ旅ビト』についてです。
第四回
荒廃した砂漠のアドベンチャーゲーム
風ノ旅ビト
さて、
この作品、僕は勝手にインディーズだと思ってたんですがどうなんでしょう。
まぁ、開発元が出してるゲームは概ね名作インディーズですしボリューム感含めインディーズゲームとしてはオーソドックスですので、恐らくそうだと思います。
開発元は「thatgamecompany」。『風ノ旅ビト』をはじめとして『Sky星をつなぐ子供たち』などを開発しています。
最初の発売はSCEアメリカ(Sony Computer Entertainment)でプラットフォームはPS3、現在はPS4、PC、iOS、Androidがあります。
他にも合ったら申し訳ありません。
この作品、調べたところによるといろんな賞を取っているようですね。
また、『ICO』や『ワンダと巨像』の製作者上田文人さんはこのゲームを
Journeyをプレイして感じたこと。“暇潰し”のコストパフォーマンスではなく、“感動”のコストパフォーマンスの高い希有なゲーム。 こういうゲームこそ、多くの人にプレイしてもらいたい。
と称賛しているようです。
すげぇことですよ。
これどれくらいすごいかというと、「雰囲気ゲーの金字塔を作ってる人がめっちゃいい雰囲気ゲーだって言ってる」ってことなんですね。
要するにその界隈のトップが認めた作品ってことです。
そんな『風ノ旅ビト』ですが、
PS4で無料配布が決定しました!
しかもアンチャーテッドと一緒に!
しかもPSプラスに加入無しで!
これはもうやるしかない。
期間限定ではありますが4/16〜5/6までの期間にDLしたら一生プレイできます。最強ですね。
しかし、僕はめちゃくちゃ悔しいのです。
実はこのゲームは購入済みだったのでこの無料の恩恵を受けられないのです。
それならばと(無料配布に乗れなくて腹が立ったので)いっそのことこのゲームを布教してやろうと本日プレイを始めたわけなのですが、
めちゃくちゃ良い。
のでいよいよもって布教をさせていただくことにしました。
このゲーム、ノンバーバルですので軽い操作説明を含めながら、良さを語っていきます。
もし完全初見がいい方がいましたら、クリア後にぜひ「わかる〜」って言いに来てください。
今回はプレイ時のスクショから画像を使っていきます。
①雰囲気
ではここからはこのゲームの良さを語っていきます。
まずはこのゲームの一番の良さである雰囲気から語っていこうと思います。
このゲームの舞台は広大な砂漠です。
その砂漠には様々な建造物がこの世界の繁栄を物語るかのように配置されています。
いわゆるポストアポカリプス的な世界観があるわけです。
廃墟とかそういうのが好きな人がいればこの要素は絶対ぶっ刺さります。
この無人の砂漠を単純ながら奥深いアクションを使って冒険していくアドベンチャーゲームなわけです。
このゲームの体験は観光と同じような物ですね。
この世界の観光がすごくしたくなります。
②広大なマップ
このゲームの魅力である雰囲気を最大限活かすのはある意味ではこの要素だと思います。
僕は約1.5時間でこのゲームをクリアしてしまったので全てを網羅できているわけではないのですが、
このゲームのマップはとてつもなく広大なのです。
めちゃくちゃ広いんですよ。
多分ですがこの画面に写ってるとこは全部いけますし、**マップはこれくらいのサイズのやつが何マップもあるんです。 **
もし、ゲーム日記をいくつか読んでくださった方はお気づきかと思いますが僕はマップクソ広ゲームが大好きです。
まだやっていませんが、いずれSkyrimはやろうと思っています。
そしてこのマップは全てこのゲームの世界観を余すことなく伝えているわけです。
異国情緒の溢れる、繁栄と荒廃を体現したようなこの世界が狭い世界で繰り広げられて良い訳がないんですね。
プレイヤーとしては本当にここに一国があったような感覚を覚えてもおかしくないと思います。
③ノンバーバルだからこその「体験」
こうして形作られた世界を冒険することになる我々プレイヤーですが、このゲームの特徴である、「ノンバーバル」が我々にとっての最高の体験を生む良いスパイスになっています。
そもそもこのゲームはノンバーバルであるためにめちゃくちゃに単純な操作しかありません。
1. Lスティックでの移動
2. Rスティックおよびコントローラー傾けでの視点操作
3. ◯ボタンでの「声」
4. L1・R1・×ボタンでの「ジャンプ」(特定条件下)
たったの4種類です。
正確にはタッチパッド等でポーズ画面を開くのもあるんですがこれはゲームには関係がありませんので、実質無いようなもんです。
そしてこの「声」の要素。これが
めちゃくちゃいいんです。
そもそも声ってなんやねんって話ですが
これです。
なんやねんって話ですよね。
でもこのゲーム「声」があるように、ある意味ではコミュニケーションがすごく大切になるゲームなんです。
どういうことやねんって話ですが、きっとこれは「体験」していただくのが一番だと思うので深くは語りません。
ですが、きっとこの「声」はこのゲームを終える頃にはきっとプレイヤーにとって大切なものになってると思います。
ジャンプに関してはどちらかというと飛行って感じですね。
これもぜひ体験してみてください。疾走感がすごいです。
さて、こんな単純な操作で本当に面白いのか?と思う方もいるかもしれません。
それは愚問とも言えるでしょう。
このゲームは単純だからこそ面白い
ゲームや作品を終えたあと、感じ方は人それぞれであるべきです。
なのでこれはあくまで一プレイヤーのものだと切り捨てていただいて構わないんですが、
僕は人生を辿ったような作品だと感じました
僕は操作方法すらこのゲームの中で覚えたので完全に手探りかつ、誰になにを語られるわけでもない。
そんな状況を「誰かに語られることもなく、自分が思ったまま」をストーリーとして感じることができる「体験」をできたんじゃないかと思います。
たかがゲームではありますがされどゲームです。
数日間かけるゲームとはまた違った、一瞬だからこそのめり込むような体験。
それがこのゲームにはあると思います。
終わりに
長々と語ってしまいましたが、このゲームは「1.5時間にとてつもなく色々濃縮されたゲーム体験があるめちゃくちゃ面白いゲーム」だと思います。
アドベンチャーゲームではありますが基本一本筋のストーリーだと思います。
そういうゲームが得意じゃない方もいるかもしれませんが、最初に述べた通り
4/16〜5/6の間、無料です。
試しにと思ってプレイしていただくのも良いのではないでしょうか。
それでは、またの機会に。
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