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ショパン国際ピアノコンクール2021

ワルシャワで開かれた第18回ショパン国際ピアノコンクールの最終審査の結果が21日未明(日本時間21日午前)に発表され、反田(そりた)恭平さん(27)=東京都出身=が2位に、小林愛実(あいみ)さん(26)=山口県宇部市出身=が4位に入賞した。(朝日デジタル2021年10月21日記事抜粋)

ショパン国際ピアノコンクール(通称ショパンコンクール)に日本人でファイナル二位の快挙は1970年の内田光子さん以来2度目の快挙らしい。イタリアからの出場者Alexander Gadjievが同じく二位に入賞している。

ショパン・インスティチュートのホームページを見ると、ファイナル出場者の12人の内、6名が国籍はさまざまだがアジア系奏者であることに目が留まった。コンクールが人種ではなく、候補者の表現の力を評価しているという当然の前提が見られる。優勝者のBruce (Xiaoyu) Liuのプロフィールを見ても感じるのは、その見た目と関係なく、パリで生まれ、その後もカナダで学んだ後、海外のさまざまな場所で得た経験が確固たる演奏につながっていると感じた。

日本においても、反田さん、小林さんというお二人が入賞したことは、個人的にマンガ『ピアノの森』のファンであり、そのCDで演奏している反田さんの入賞、そしてアジア系のLiuさんの優勝は『ピアノの森』のパラレルワールドと言えるような結果で熱くなった(どうでもいいくらい素晴らしい演奏だったので、完全な蛇足だが、ピアノの森と同じ結果であればLiuさんと反田さんの順位が入れ替わる)。

世界というマーブルチョコにようやく日本も混ざってきたか。

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