俺は 独り の気になっている

俺は独りだ。
いや、大好きな友達もいるし、先生もいるし、主治医もいる。
だから正確には独りじゃなくて、独りの気になっているだけだ。

でも、周りの人には本当に申し訳ないのだが、独りの気がしてしまう。所謂独りじゃないのに独りな気がしてしまうというやつだ。

よく主治医に見せる日記に、中学と高一の時は調子が悪ければ心配してくれる先生がいて、助けて貰っていたけれど、通信制課程に移った今は良くも悪くも何かハンデがあるのが当たり前で、調子が悪ければすぐ帰されるだけ。それが凄く寂しくて、居場所がないように感じると書いていた。すると主治医は、「見て欲しいんだね。」と言った。

僕の深層心理にはどうやら「見て欲しい」というのがあるらしい。

そりゃ
もっと見て欲しいよ。
もっと心配して欲しいよ。
もっと声かけてほしいよ。
もっと特別扱いして欲しいよ。
もっと優しくして欲しいよ。

でもきっといくら見てもらったって、満足はしないんだろうなぁ...

孤独 な気になっている人生。
いいことなんもないよ。