息子、VTuberになるってよ feat. 親の苦労話 その1
「自由研究でYoutuberになる方法をやってみたら~」なんて言っていたら、息子(小4)が本当に『自由研究でYoutuberになる!』と言い出した。
何をやるかといえばゲーム実況。しかもVTuberがいいんだって。
母(私)、動画の編集はできるけれども、VTuberなんてやったことないし、そもそも3Dアバターの作り方も、動かし方も、ゲーム画面のキャプチャの仕方もわからない。
そんな中、やってることはいろいろめちゃくちゃなんだけど、とにかく調べてくる息子、自力で3Dアバターを作り、それを動かし、動画をキャプチャーするソフトも調べ、Switchからゲーム画面を取り込むにはキャプチャーボードが必要と知って『俺のお金で買うから買って!』とお願いしてきた。
結構本気なようだ。私もそういうの好きなので、いろいろ自分でも試しながら一緒に勉強中。今日はその内容を時系列を追って書いてみようかなと思う(忘れてるところも多々あるけど)
1.はじめるまえにお勉強
まず最初に「VTuberになるには」などの検索ワードでググって、一般的なやり方を調べた…らしい。
らしい、というのは、どういう調べ方をしているのか、私(母)がググっても、なかなか同じページが出てこない。iPadのSafariで検索して、そのあと画像タブとかにしてみているっぽい。
◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その1◇◆
子どもがVTuberというといろいろ、大人がやる以上に心配事が多い。
どうやらクラスで「俺、夏休みの自由研究でYouTuberになる!」って言いふらしてたらしく、2人ほど「俺もやりたーい」っていうお友達が出現。
でもそのお友達のお母さまからは「子どもがYouTuberって不安…大丈夫なのかしら」というお話が。そうですね、いつもの癖で突っ走りそうになったけどよく考えたら私もそう。一呼吸しないと。
そこで、まずは「YouTuberになるためにはネットでやっていいことと悪いことのお勉強もしましょう」っていうことに。
我が家では「ネットのルール」の本を買い、一通りお勉強。
一方、お友達宅では「YouTuber教室」っていうのを買っていて。これは小学生がYouTuberにこの本とても参考になり、我が家も買いました。
「YouTubeのアカウントは13歳以上でないと作れないので、大人の人に管理してもらおうね」って書いてあった! あぶねー、知らなかった…でもこれで母がアカウント管理することができるので、ひとつ心配が減ったかな。
あと、「ゲーム実況は著作権的にNG」って書いてあるのをあとから見つけて、えーだめじゃん~~😢ってびっくりしたけど、調べてみたら任天堂などはちゃんとガイドラインを決めていてそれに逸脱しない限りは配信OKとのこと。あーよかった。
YouTubeでは「クリエイターアカデミー」として動画投稿者になる前に学んでおくべきことがまとめられている。「子どもの安全」というページも用意されていて、ちゃんとそこまで考えられてプラットフォーマーやってるんだな…っていうのはちょっと安心した。
2.アバターをつくる
VTuberというにはアバターがないと始まらない。どうやって作るのかなーと思っていたら、いつの間にか調べてきた。
息子がインストールしたのは、こちらのソフト。
VRoid。6/28インストール完了。これがフリーで使えるなんて…!
◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その2◇◆
実はこのへんのソフト、共通して『導入時、子どもアカウントではどこかしらでNGをくらう』というのが困りもの。
我が家ではesetファミリーセキュリティを使っていて、私のアカウントと息子のアカウント(娘のアカウントも)を親子アカウントにしているのだが、まーしょっちゅうでるわでるわ、esetの「このページにはアクセスできません」エラーが。そのたびに私がesetの設定からそのページを例外に指定する…という、これが一番面倒でした。
また、VRoidを使うには実はpixivアカウントが必要で、実際、子どもにpixivアカウントを付与していいものかと一瞬悩みましたが、よく考えたら検索したら出てくるんだから変わらないよな。それよりも性教育のほうが大事だろう、と思って許可しました(その後の入り方多分わかってないだろうけど)。
導入したはいいけどちゃんと使えるのかしら…と思いましたが、Youtubeなどで解説動画を見ながらやったらしく、案外あっさり使えていました。子どもってすごい。
そんなわけで6/30にアバターは無事完成。
3.アバターを動かす
せっかく作ったアバターですが、VRoidでは手動で動かせても、顔のトラッキングなどはしてくれません。
そこで使うソフトがこちらの3tene(みてね、と読みます)。
我が家は小学生のトライアルなので当然Free版ですが、これでもひとりのアバターは顔トラッキングします。結構しっかり口開けないとだめだけど。
手の動きは、1万円以上するほかの機材買わないと無理なので、『一本ちゃんと動画が作れたらね』と言ってあります。
4.SwitchとPCを接続
まずはSwitchの画面をPCに取り込むためには、どうしてもソフトだけでは無理。ハードが要ります。
そこで買ったのはこちら。
この商品ページには使い方動画もあって、値段もめっちゃ手ごろで(普通キャプチャーボードって1万くらいは下らない模様)、俺のお金で買う! っていうのでAmazonで買ってあげました。
使い方は簡単。PCとSwitchとテレビを所定の方法で繋ぐだけ。電源不要。めっちゃ軽くて小さく収納場所もとらない。
…と思っていたところ、買って1か月くらいしたある日いきなり認識しなくなりました。購入した店舗へ連絡したら新しいのを送ってもらえましたが、これ本当に大丈夫なのか不安…。
◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その3◇◆
こういう機材系はどうしてもお金がかかってしまうし、通販などもしないとならなかったりするので、小学生の力だけでやるのはほぼ無理。とはいえ、買ってあげるのは簡単。でも、一番大事なのは、その過程での話し合い。
我が家では、息子のお金(お年玉の残り)で「俺のお金で買う!」っていうので、本気でやるなら注文してあげるね、ってことで注文しました(私も使ってみたかったってのもあるけど)。
また、上記の通り、不具合対応は大人がやらないとなりません。それも結構面倒な上に、「はやく直らないと自由研究に間に合わない!」という息子にこっちまで焦ってしまう。おまけに買った店に連絡したら「ビジネスとして大丈夫なのこの日本語?」っていう返信が来てイライラしたり、こんなお店の商品じゃまた壊れるんじゃないかと心配になったりしました。
5.Switchの画面をPCでキャプチャーする
VTuberでSwitchのゲーム実況するためには、まずは、キャプチャーボードを介してPCに取り込まれてる画面をキャプチャーしなくてはなりません。
そこで使用するソフトがこちら。
7/2にキャプチャーボードが届いたので、さっそくSwitch画面のキャプチャーから。接続の仕方を間違えたりしながら何度かトライしてみると…おお!
すごーい! ちゃんと画面がPCにキャプチャーされている…!
しかも遅延もほとんどない!
これができただけで気分はゲーム実況者!
とりあえずこれで録画をしてみました。
うれしくってお友達に早速報告!
おっと、キャプチャーしただけではVTuberにはなれないのだ。ゲーム画面の上にアバターを重ねるのだ。
…というこれも実はOBSで簡単にできます。
ホントに気分はすっかりVTuber! そんなわけで7/8、一応形になる。
◆◇子どもがやる場合ならではの困りごと その4◇◆
トラブったときの対応は子どもには難しい。
上記の内容はあっさりできたように書いたが、いろいろ調べても細かいところまで全部網羅して書いてあるサイトは多分ない。
例えば、OBSにゲーム画面とアバターの画面を重ねたときに、アバター画面の背景を透過する方法とか、アバター画面から3teneのメニューを消す方法とか、そういうものすごく細かい、でも大事なこと。
本当はこれも子どもに検索する力をつけさせたほうがよかったのだと思うが…そこまですべて自主性に任せるのが結構大変で結局私が調べてしまったり。反省。
6.動画を編集…から先はまた次回
ここから先もだいぶ長いので…あまりにも長くなりすぎのため、この文章はいったんここまで!
続きが気になる方はまた次回をお楽しみに!
【8/31追記】
昨日やっとその2をアップしました。その2はこちらです。
今日の注目記事に載せていただいてだいぶビビってます💦 ありがとうございます!!