狂気に堕ちずに生きるには

人と対峙するたびに問われる気がする。
お前は生きていてもいい人間なのか、と。

完璧な人間なんていないし、素晴らしく見える人にも欠点がある。
分かってるつもりだけど、やはり自分は劣っているなと思う。

自己中の行き着く先は孤独だと知っている。現にそうだから。
自業自得だ。そう言ったのはお前じゃないか。

誰も私を否定せずにやんわりと離れていく。
それを望んだのは私だ。
相応しい人に成る努力ができないのなら、そこで1人朽ちればいい。

誰かに救ってもらいたいなんていう浅ましさが溢れそうな首を絞めてしまいたい。

何にも怒らず、平坦に物事を見ていたい。

誰かに期待するなんて無駄なことをやめたい。

私の全てを受け入れてくれるのではないかと、存在しない運命に気持ちを寄せるのをやめたい。

自分は他人を助けないのに、他人に助けてもらおうとしている腕を切り落としてしまいたい。

自分の都合で世界は回らないなんて当たり前のことを何度も言わせるな。

そうやって誰にも期待せず、誰にも期待されない生き方をしろ。

月日、早く過ぎてしまえ。




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