食をコントロールできなければ、人生もコントロールできない
これをひしひしと感じました。
16日間の7号食中に襲ってくる煩悩により
体に悪そうなものがおいしそうに見えてくる不思議。
欲のとりこになって仕事が手につかなくなる始末。
少しの空腹も我慢できない。口がさみしい。
それが1週間くらいして気がついた。
空腹には、本物とダミーがあると。
最初の数日は「今までこの時間にあれ食べてたでしょ?」と胃がすぐに準備態勢になってしまう。
でも、すこぉし待ってみるとすっかり落ち着いてしまう。
「なんだったんださっきのは」
というくらいスンっと落ち着いてしまう。
ははーん、これはダミーの空腹だなっと理解して、何度もやりすごしていると本気の空腹がやってくる。
このときは、ふらふらしたり動けなくなったりするから、食べたほうがいい。
私たちはこのダミーの食欲にいつもいつも支配されている。
自分にとって本当に必要なものと不要なものを分けられていない。
自分の体で起こっていることは、人生でも起こっている。
食をコントロールできなければ、人生をコントロールなんてできないのではと感じる。
かみ砕いて飲み込んで、いるものといらないものを分けてしっかりと腑に落とす。
この営みを正常に戻すこと。
これが自分の人生を取り戻すために必須のことのような気がする。