見出し画像

56歳の車いすおばちゃんヒロコと家族愛を育む(予定)

9/30~10/3の4日間、長野と新潟の県境にある信越トレイルという、山道のトレッキング?をやってきた。
歩くことには変わりがないのだけど、なんてったって、ヒロコの言い出した挑戦である。ヒッポ(山登り用車いす)を使って。

障害者になったとたん、人生はあきらめの連続になる。
例えば車いすに乗ることになったら、ジェットコースターは乗れないし、そのへんの海で泳げない。
移動も時間がかかって遠回りをすることが増える。
私がもし、、、と想像することはあっても、できれば避けて通りたい道に違いはない。

でも人間ってやりたいと心に決めたことを試行錯誤することに満足感を覚える生き物だから、55歳の誕生日に山に登りたくなったヒロコの思いは自然かも。
やりたいことがあるのは自然。でも
やるって決めるのは自然じゃない。チャレンジャーすぎる(笑)

概要を説明しているようで説明していないよくわかんない感じになってしまったけど、Instagramで@just_one_trail って調べてほしい。
ヒロコとの出会いは私の大きな転機になると思う。

なんか、ヒロコが好きすぎてたまらなくなってしまったから4日間で感じたことを記憶に残していたいと思った。
備忘録だけど、誰かが読んで知ってくれるのなら嬉しい。

ヒロコはたしか交通事故で頚髄を損傷していて、胸から下の感覚がなくて不自由。車いす歴16年
両腕を肩でうまく使いながら携帯を起用に使いこなす表情豊かな56歳のおばちゃん。
端的にいうと、私がエグモントホイスコーレンに触れるきっかけになった人で、帰国後知ったけどなぜか静岡県内に住んでいて、巡り合ったのは運命かなと思ってる。

留学中にヒロコのこのジャストワントレイルという挑戦を知り、エグモントホイスコーレン1週間じゃ足らなかった、静岡在住に運命を感じた、なにかアクションしたいと思った
私はヒロコに挑戦のメンバーになりたいと志願する。
→そして気の合う友人に出会う。(ヒロコとの初面談時)
→ヒロコのパーソナルアシスタントになることになる。(2回目にあった後)
→やっとチャレンジが決行される。(今ここ)
→パーソナルアシスタント始まる(来月)

こんな時系列で生きていました。
パーソナルアシスタントっていうのは、日本では自薦ヘルパーと呼ばれていてデンマークにあるような、介助が必要な特定の障害者をつきっきりで介助する仕事のことで、ヒロコは起業してそれを日本に広めようとしている。
介助する側とされる側の絆(家族愛)が生まれる仕事(バイト)
時給がよかったってのもあるけど、やっぱり彼女の人柄で私はバイトに志願した。
11月から卒業まで家族になっていこうと思う。
少なくとも私はマジで。

仕事内容としては、ヒロコの生活で介助が必要なことをできる限り手助けする。
車運転するし、移動するし、歯磨きするし、着替えするし、トイレ行くし、ご飯食べるし、飲むし(呑むし、)
そのお手伝い。
エグモントホイスコーレンにいるときに、アシスタントが阿吽の呼吸のように一体となって生活していたのがかっこよすぎててずっとあこがれてた。
やっと私の挑戦がはじまる。

なんつったっても、バイトだからほかにもアシスタントはいて、今回はほかに2人いる。チームヒロコの誕生。

私の感覚としては、今までマリオでプレイしてきた世界を、ルイージになってマリオとともに見に行く感覚。
同じ道でも気づくことも考えることも全く違って面白い。
山登りだって、たかが10㎝の木の根っこがあんなに憎たらしいものになるなんて思っていなかったし、道幅60㎝くらいの橋にあきれることもなかったから。
どうやったらヒロコが、、、まるで恋に落ちたみたいじゃないか(笑)
たくさん写真を撮って、いろんな経験をしていくことが楽しみで仕方がない。
しかたない、島田に引っ越すか。


いいなと思ったら応援しよう!