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お腹ゆるゆる沼とキム・ジニョク

お腹が、ゆるゆるなんですよね。
女の子としてはちょっと恥ずかしいなぁという気持ちが強いのでなんか人に聞かれると「いやお腹痛くて…」としか言えないのですが、場所としては腸が、ゆるゆるなんです。

過敏性大腸なんちゃら?症候群?てやつらしいです。先週までは朝昼晩とそれ用のお薬を飲んでいたので治まっていたのですが、元気そうだから断薬してみよっか!と止めた途端、ゆるっゆるです。

個人的には「内臓が調子悪くても思考や行動に影響しなければ気にしない派」を強固に貫いているのですが、お腹ゆるゆるに関しては何をしていても頭はトイレだしそもそも行動がしょっちゅうトイレです。温めろとかヨーグルトとか言う奴一旦黙れ。そんなに甘いもんじゃねえ。鬱病は腸から?その理論も一旦置いてこい。うるせえ。…気も立ってきます。

そんなこんなでやりたいことがイマイチ進まない。昨日今日あたりは本当は短編小説を書いてみようと思ってたんですが、思考がトイレなのでどう足掻いてもトイレの話しか思い付かない。とあるオーディションに応募するために認知度UP兼お喋りの練習としてツイキャスを始めてみようと思ってたんですが、頻繁にトイレに行くキャス主になるしそもそもトイレの話しかできない。もうトイレから発信しようか…

悔しいのでお腹ゆるゆるの利点を探したら、合法的に毛布にくるまっていられる所とぼーっとテレビとか見ていられる所は発見できました。あと治ったときに何も気にせず牛乳飲めるのが結構嬉しい。

こうなったら楽しんでやろうと母の好きな韓国ドラマを一緒にぼーっと観ていると、監督がインタビューで面白いことを言っていました。「基本的に韓国ドラマの男性はヒロインを助けるときに物理的な力で戦ったり権力をつけてから権力で戦ったりするが、このドラマの主人公キム・ジニョクは違う。彼はヒロインのいる沼まで一緒に落ちていき、沼の中で彼女の手を握り一緒に上がっていく。」

基本的に喧嘩で勝負か権力で勝負ということに対する好奇心はここでは置いておくとして、「沼まで一緒に落ちて、沼の中でヒロインの手を握り一緒に上がる」というのは強い人しか出来ないことだと思いました。絶望の中、上がる気力も無い人を上からおーいと呼ぶのではなく、自分が下りて引っ張ってくる。それは多分、おーいと呼ぶより助けられる確率が上がる。

勿論、キム・ジニョク式はキム・ジニョクだから出来ることであって一般人がやるとミイラ取りがミイラになる危険性は大です。それでも、自分の立っている所から1、2段弱っている人の目線まで下りてから手を伸ばすことだったら私にも出来るかもしれない。沼の深さによっては一緒に入っても出られるかもしれない。それが出来るくらい強く優しくなりたい。正確には、カッコつけたいなーいいなーと思いました。

とりあえず今はキム・ジニョクさんにお腹ゆるゆる沼から引き上げてもらって、それから優しい大人になっていきたいと思います。ビオフェルミンとか飲みます。

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