株式会社オズビジョン 2週間職場体験 参加レポート
このたび、オズビジョンさんの各種社内オンライン会議へ2週間お邪魔する「職場体験」をさせて頂きました。その内容を以下で共有します。
ちなみにタイトルイラストがフクロウなのは、OZという有名なフクロウカフェをたまたま思い出したから、です。OZがオンライン会議で過去(これまでどうしてた?)~現在(今どうなってる?)~未来(これからどうしよう?)をVisionしている。完璧な語呂合わせ。
始めた経緯
Wantedlyで以下の募集を見かけたことがキッカケです。
人事部門に2週間、体験入社して下さる方を募集します。
なぜ、体験入社を募集するかですが、われわれ人事部門の活動を客観的に評価していただきたいからです。
(中略)とはいえ、理想の組織というのはおこがましく、組織課題は山積しており試行錯誤の真っ只中です。一方で「人の幸せに貢献し、自己実現する集団で在る」という理念の体現に向けて、挑戦し続けている自負もあります。(中略)
われわれの取り組みを外の視点から見ていただくことで率直にフィードバックを頂きたいのです。オズビジョンの良いところ、もっと良くなるところを教えていただくことで、ありたい姿に近づいていきたいと考えています。
「なんて珍しい企画を実施しているのだろう」
この募集を最初に見た際の感想です。人事という仕事柄、採用や人事制度等で様々な企画を拝見してきました。しかし採用目的ではない、社会人対象のこういった企画を見つけたことは初めてです。「ユニークな企画を実施する企業風土を直接感じてみたい」と「企画そのものはもちろんのこと、他にもオズビジョンならでは、があるはず」と考え、すぐに応募しました。
開始までが早くて驚く
応募翌日に取締役COOの松田さんからオンライン面談の日程調整メールが届きました。早!
日程調整もこれまたすんなり済み、30分のZoom面談に。当日は松田さんと人事の飯田さん、お二人と期待値やどの会議に出るか等をお話し、その場でどの会議に参加するかを決定。早!
社内会議に2週間お邪魔するので、当然にNDAが来るのだろうな、と思っていたらNDA無しで会議招集を松田さんから頂きました。
このあたりの信頼重視の進め方にオズビジョンらしさが良く出ているな、とこれを書いている今では改めて思います。
参加した会議
期間:2021/3/8~3/19
・事業推進部&経営企画部朝会 毎日 10:00-10:10
・HR定例 週次 3/8、3/15 14:00-14:30
・理想の働き方定例MTG 週次 3/11、3/17 12:05-13:00
感じたこと
1.暖かい
事務的で淡々と進む社内会議も多数経験してきたため(というかそちらが過半数)、対照的な雰囲気がまず印象的でした。その背景の一つは各メンバーが尊重・受容されていることの積み重ねです。そのため、朝会への参加も世間一般ほどには厳格ではなく個人の所用等を踏まえて、となっていました。例えば今回の参加最終日の朝会は当初、社員の方お一人と私だけでの開始で、とか。こういった、働き方の柔軟さも特徴的でした。
2.ユニークな意思決定≒組織の価値観
忘れもしない参加初日の会議でかなり驚きの内容が出てきました。
まず大抵の会社ならば、その意思決定はしないのでは、聞いた情報だけから判断する限り真逆の決定をする会社が多数派のはず、と感じた内容でした。「オズビジョンらしさ」をガツンと感じた一件となりました。
(内容の性質上、ここでは内容そのものには踏み込みません)
一方、とある方の中立でフラットなコメントもまた印象的でした。
「この意思決定が必ずしも”正しい”かどうかはなんとも言えない。ただ、少なくとも現在のオズビジョンではこれを”選択した”ということです」
上記1については参加された皆さんが感ずるところでは、と受け止めています。一方で2については職場体験するタイミングの要素が大きいことと思います。
募集の趣旨にある「もっとよくなるところ」は特に見当たりませんでした。
私に時間的余裕が無く希望しつつも言い出せなかった社員全体会のオブザーブ等が、よりオズビジョンをよく知るために次回以降の参加者には追加で準備されても良いかもしれません。
最後に
オズビジョンの皆様、2週間に亘ってどうもありがとうございました。
私が初の参加者では無いにせよ、見ず知らずの社外の人がある日ひょっこりと社内会議に参加し始めることにザワつかないあたりにも、皆様の懐の深さを感じます。
目標設定の工夫で自律的な働き方をもっと研ぎ澄ませていこうとされているお姿も印象的でした。順調に進捗するにせよ、困難に遭遇するにせよ、そういったユニークな企画に関する、今後の発信を拝見することも楽しみにしています。そしてそれらに共鳴した経営者や人事が新たな一歩を踏み出せたら、周囲の組織や人の自己実現・幸福度が向上していくことは間違いありません。