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【マレーシア生活】ついにやっちまった私の海外挑戦

海外に住んでみたい、海外で働いてみたい、
いっそのこと拠点を海外に移してみたい——そんな夢は学生の頃からぼんやりと抱いていた。だけど、20代はなんだかんだダラダラと過ぎてしまった。まあ、その間が退屈だったわけではないけれど、もしもっと真面目に将来を見据えていたら、あの時期にシコシコと準備を進めていた方が良かったんじゃないか、と今さら思うこともある。でも、私の性分としては「まあ、なんとかなるでしょ」って流されるまま過ごしてきたのが正直なところ。

学生時代、青年海外協力隊に参加しようかなとか、
世界を巡る客船で働けたら素敵だなとか、いろいろ考えている夢見がちな自分がいた。でも、現実には海外旅行は数回行っただけ。奮発して挑んだ短期留学も「まあ、普通かな」って感じで終わってしまった。

それでも「いつかは海外」なんて夢を引きずりつつ、
30代になってやっと「そうだ、海外転職してみようかな」と軽い気持ちで一歩踏み出してみた。面接を受けて、紆余曲折あったもの、結果内定が出て。いろいろと書類にサインしながら「本当にこれでいいの?」と不安になりつつも、慌ただしくマレーシア行きが決定。

そうして私は、マレーシアに降り立った。
「よくここまで来たな」と自分に驚きながらも、これから一から生活を作り上げなきゃいけない現実が目の前に迫っている。日本国内で転勤して他県に移るのとは、訳が違う。今度は国も言語も文化も全然違う場所で、何もかもが手探り。言語も覚えなきゃいけないし、現地での知り合いだって作らなきゃいけない。英語も全然話せいないのに、さらにマレー語はどうする? そんな感じで頭の中は常にフル回転。

ありがたいことに、同僚の日本人が何人かいて、
彼らに支えられながら、まずは少しずつ生活基盤を作っていく段階だ。住む場所、日々の買い物、仕事の流れ——どれも今はまだ不慣れだけど、少しずつ形にしていかないといけない。「あれ? 日本ではこんなに大変だったっけ?」って思うけれど、日本と違って「困ったら役所に行けばどうにかなる」という安心感もない。役所の窓口が全部マレー語だったらどうする? って、そう考えただけで一瞬フリーズしてしまう自分がいる。

数年前に留学はしたけれども、
まさか本当に海外移住する日が来るなんて、当時はまったく想像していなかった。だから、今こうしてマレーシアで仕事をスタートさせた自分がちょっと信じられない。生活が落ち着くまでは、しばらく「本当にこれでいいの?」という不安感と、緊張感を抱えたまま進んでいくしかないんだろう。もちろん、すべてが順調に進み始める日が来るかもしれないけど、やっぱり海外では何が起こるかわからない。常に「これで大丈夫?」って自分に問い続けながら、生きていくことになりそうだ。

日本では、
役所に行けばどうにかなるって安心感があったけど、ここではそうはいかない。何かトラブルが起きたら、どう切り抜けるか? 自分で調べて、交渉して、考えて、進めていかなきゃならない。簡単に言うと、常に「自力でなんとかする」精神が必要なんだ。でも、その一方で、これが自分にとって大きな挑戦でもある。安心を求めつつも、常に「やってみるしかない」と思って一歩を踏み出す、そんな覚悟が問われる。

でもまあ、そんな状況でも楽しむ余裕は持っていたい。
海外生活って、やっぱり普通じゃ味わえない刺激や学びがたくさんあるから、それを最大限楽しみたい気持ちも強い。文化の違いや言葉の壁、突然のトラブル、全部ひっくるめて「自分の成長の糧」にしていければいいかな、なんて思っている。

それでも、心配性は捨てられない。
心配性があるからこそ、準備をしっかりして、万が一に備えようと思えるからだ。だから、心配性を鈍らせない程度に、でも楽しむことも忘れずに、バランスを取りながらマレーシア生活を送っていくつもりだ。

これからの道のりがどうなるかはまだ全然わからないけど、
流れに身を任せつつ、自分なりのリズムを見つけて、しっかり前に進んでいきたい。


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