美術・哲学・文化....全てはギリシャから始まった
こんにちは、歴史や美術、世界遺産が大好きノーシュンです。
これらを勉強すればするほどね、「ギリシャってすげーな~」ってなるんですよ。なんせ全てがここから始まっている。今や色んな技法がある美術も辿っていけばギリシャに行き着きますし、哲学のルーツと言えばギリシャですよね。ソクラテス、プラトン、アリストテレス、、、
今日はそんな古代ギリシャについて、歴史をなぞって解説して行きます。
古代ギリシャの始まりについて
古代ギリシャはエーゲ文明から始まります。
現在のエーゲ海を見てもわかりますが、島々が点々としていて複雑な地形です。地の利を活かして主に海上交易で栄えました。
このエーゲ文明は、その後のヨーロッパ文明の先祖となりました。この時点で大きく影響したことがわかりますね。
特筆すべきはポリスの存在です。
エーゲ文明以前にもこの地域には文明は存在していました。四大文明として習うメソポタミア文明やエジプト文明です。しかしこれらは専制国家で「王様の言うことは?ぜったーい」的なノリだったわけです。
ポリスは自立的な市民で構成されており、王の支配をそこまで受けることはありませんでした。
ただ、ポリス間の衝突はもちろんあって、特に規模の大きかったアテネとスパルタを中心に歴史が動いて行きます。
ちなみにですが、この時点でギリシャ神話やオリンピックが生まれます。またギリシャは地中海での交易を活かし、現在のイタリアやフランスに植民市を作ります。ナポリやマルセイユといった地名もギリシャ語が元になってます。
民主主義の始まりアテネ
アテネではアルコンと呼ばれる役人が統治しました。彼らは徐々に市民の参政権を広げていきました。特に民主政に貢献したのは、クレイステネスやペリクレスです。
クレイステネスは陶片追放の制度を作ったことで、独裁を行う僭主が登場することを防ぎ、ペリクレスは更に民主政を推進させ、下層民の政治参加のきっかけを作りました。
しかも直接民主制だったので、ここまで徹底された民主主義は今もないと言えるかもしれません。
ギリシャ文化が花咲かす
ギリシャ哲学はイスラームや中世ヨーロッパのスコラ哲学の基礎となったと言われています。芸術はインドから中国にまで広がり、ルネサンスではヒューマニズムが重視され、古代ギリシャの振興を目指しました。
なぜここまで芸術や哲学が盛んになったのか、それは平和な時代が訪れたから。
スパルタと共にペルシアの侵攻を防いだアテネでは、壊されたアクロポリス(ポリスの中心の丘)の再建が進みました。またペリクレス自身が芸術や哲学といった知的生産活動に理解があったので、これらを奨励しました。
ソクラテス、プラトン、アリストテレスといった哲学者もここで登場しますし、アテネの三大悲劇作家と呼ばれるアイスキュロス、ソフォクレス、エウリピデスが生まれたのもこの時代です。
芸術に関しては、かの有名なパルテノン神殿がフェイディアスによって建設され、この時代の彫刻は、後の「ミロのヴィーナス」や「サモトラケのニケ」といったヘレニズム文化に繋がっていきます。
もっと勉強したい人に向けて
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