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日記:京都での生活

京都での暮らしが始まった。今日で4日目。

昨晩三脚が届いたので早速家の中で撮ってみた。ヘッダー参照。
前々から欲しかったので色々探していたんだけれど、軽くてそこそこ高さのある良い感じの三脚が見つかった(しかも安い)!

この縁側を活用したい。縁側がある家に訪れたこと、人生で初めてかもしれない。まさか私の部屋に縁側があるなんて。窓の外にはこじんまりとした、そして鬱蒼ともしたお庭がある。誰にも手入れされていないのに綺麗なあじさいが咲いていて面白い。

かろうじてニトリで購入していたクッションとクッションカバー。「多分クッションは必要」と思って、他にも全然モノは足りてないのにちゃっかりかわいいクッションカバーと合わせて買った。ふたつとも刺繍がついていて、和室にもよく似合う。

サイドテーブルみたく置いているのは、この居候先の家から出てきたなにか。これはなんなんでしょう。椅子? 派手な装飾がついていてかなり素敵だ。


ガラスのマグカップは蚤の市で買ったもの。
引っ越してきた日がちょうど、平安神宮の前の岡崎公園で平安蚤の市が行われていた日だった。
他にも、ぐるぐるしたアクセサリー置き(?)と、『本の本』という雑誌を買った。SF特集だったので見逃せない。しかも1977年発行(私の好きな辺り!)。


乱雑(っぽく見せているだけで、本当は非常に撮影を意識した構図)に置いた本たちは、古本市で買ったもの。
蚤の市に行った次の日に、蚤の市に一緒に行った人と一緒に行った。京都の友人らしい人がまだ少ないので、フッ軽そうなこの人にべったりくっついてまわっている。あとは家主にもべったりしている(毎日ご飯を作ってもらっている)。

私は古本市に行っても、「SFらしいものを探す目」しか持っていないため、それ以外のものをスルーしてしまう。でも一緒に行った人が古本マニアだったから、一緒に回るとSF以外のオモシロソウな本も目について、結構楽しかった。なぜだかどの本も異常に安かったので、古本マニアに「これ良いですよ」って言われた本をぽんぽこ買ってしまった(古本マニアは、私の三倍くらいの本を買っていた)。

積読を極める人々は「全て読もうとしなくてもいい(いつでも読める権利を持つことに意味がある)」という風に言うけれど、私はやっぱり所有する本を全て読みたい。

居候先には、本はかなり厳選して持ってきた。未読の本。本当に大事な本。研究に使う本。アーレント関連。あとは作ってる雑誌『回遊』の第三号・第四号の参考本。
全部で60冊ぐらいだと思う。ここからどれだけ増えるか、怖い。京都にはたくさん古本屋さんがあるし、古本祭りも楽しみだし。でも人の家の床を抜きたくはないから、ちゃんと考えて買おうとは思っている。

あと、本棚がない。この家での暮らしには他にも色々問題を抱えているけれど、本棚がないのもかなり重要な問題だ。

家主が「いろんな人が訪れる家にしたい」と言っていた。
居候二日目で家主の知らない人を家に連れてきても喜んでくれる家主で良かった。

畳でごろごろしたり、本を読んだり、映画を見たり、駄弁ったり、お茶を飲んだり、ご飯を食べたり、なんでもしたい。夢、無限湧き。

家のなかも勿論だけれど、鴨川で本を読んだりしたのも最高だった。隣で謎の柔術? 武術? をやっている人たちがいて、ほげ~っと見ていたら、通りがかった外国人の男性が私の隣に座って、一緒に彼らをほげ~っと見た。「「鴨川」だなあ~」と思った。

諸々、不安がないわけでは決してないのだけれど、ひとまず楽しくやっています。これから梅雨っぽくてだるいけど、雨に濡れる庭のあじさいでも見ながら、文章を書いたり、絵を描いたり、デザインをしたり、する予定。

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