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情報の整理体系化とその方法
本記事について
大学受験や資格試験では膨大な量の知識を扱うため、ただ漫然としているだけではすぐに脳の限界が来てしまいいつまでたっても覚えることができません。そこで頭を使って工夫していく必要性が出てきます。今回はその工夫の一つである情報の整理についての記事です。
つみきをいれる箱を想像してほしいでのですが、雑多に適当にいれていく状態と、綺麗に整理整頓していれていく状態とでは、どちらがより沢山入るでしょうか。当然後者の整理整頓をしている方です。これは同じ箱(人)でも、工夫次第でより沢山の内容を記憶できるようになることを意味しています。
この情報整理は受験や資格試験でももちろん大切ですが、情報が溢れる現代においても、情報に踊らされないためにも、使いこなすためにも、溺れないために、大事な能力です。試験に関わらず大事な能力ですので、この記事をきっかけにどんどん磨いていってほしいです。
※定石の整理でも当然大事なことです。定石についてはこちらをご確認ください。
私自身上達させたいのでいろいろ調べるのですが、調べても焼き直しが多いです。全部同じ人が書いているのかと思うほどです。加えて抽象的で行動に移しにくい、目的が目的のままで( だからそれをするためにはどうすればいいんだと再度聞きたくなる回答)、動ける具体的な内容である手段まで落とし込まれていません。それでは結局何をしていいか分からず行動できないので結果に反映されません。具体性にも気を使って書きましたので、参考にしてほしいです。いきなり全て実戦せずに、一つずつしていただくだけで着実に変わります。
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まとめは悪なのか
よく自分でまとめなくてもいい、市販にもっといいものがすでにあるからというのを聞きますが本当にそうでしょうか。
しっかり勉強してる人からすると、もっとここについて整理してくれないかな、ただ列挙抜粋してるだけじゃん、もっとまとめられるくねと感じるシーンも多いと思います。
さらに言うと根本的に受験勉強で要求されているのは、知識ではなく思考のまとめではないでしょうか。世間一般の本は知識のまとめばかりです。
そもそも人のまとめとは覚えにくいものです。
こういった事実からも自分でまとめなくてもいい意見には反対の立場です。参考書を丸写ししてきた低レベルなまとめをもってきて、まとめは意味ないと言われるのは心外です。そもそもそれはまとめているではなく、写しているだけです。本当にまとまっているのを経験不足で見ていないだけではないのですかと問いたいです。
必要なのにないのですから予備校に通えるなら予備校に通い、無理なら自力でまとめていくしかありません。注意点を守りつつ、まとめを作っていくことがオススメです。注意点さえ守っていればいいことばかりです。まとめを作ることで、理解が深まり頭の中が整理体系化されより定着しやすく使いこなしやすくなります。
体系化のメリット
*復習の効率アップ
→散らばっている情報を集約させて復習の効率をあげることができます。勉強が上手い人と下手な人の違いとして、二週目以降の質が違うということがあります。一周目のスピードはそこまで変わらないのですが、二週目以降からかなり差がでます。情報の整理など、一周目の時点から二周目以降のことを考えて学習していくので、二周目位以降からかなり差がついて、結果的に全体でかなり差がついてしまいます。
*理解が深まる
→まとめる際に頭を使う(関係性を考える、配列を意識するなど)ので、個々の内容のつながりが見え理解が深まります。
*知識の活用能力があがる
→整理されていれば、雑多な状態よりも知識が取り出しやすくなり知識の活用力が上がります。
*より沢山の知識を覚えられるようになる
→先ほど述べたように知識格納能力の拡張をすることができます。
これらのメリットを見ていただけると少しはまとめ方にも気を使ったほうがいいのではと思えると思います。
要点について少し
情報の整理体系化では、要点をまとめることが主になるのでら要点について少し触れておきます。
要点がまとめられている、強調されている、抽象化されている、そういった状態なら誰しも要点が容易にわかるものです。しかし、自分が使うものがそうなっているとは限りません。大学受験業界は発達しているので少数派ですが、一歩外に出ればそういった状態が多数派ではなくなります。その結果自分で要点を整理したり、強調したり、抽象化したりすることが求められます。 なければ自分で作らなければなりません。そのためには、そもそも要点自体を認識できないといけません。
オススメの認識方法は、その話、説明、議論、解答を自分が再現する上で最低限必要なパーツは何か考えることです。これをすることでズレなく要点を捉えられるようになります。自分がというように、この要点というのは人によって変わり得るので人に整理されたものを呑み込むより、自分で整理したものの方が呑み込みやすい性質をもっています。 要点が分かりにくい時は今回のことを意識してみてください。
まとめの大前提
*まとめる目的や誰が使うのかを明確にする
→自分が使うのか、他人が使うのか、どういう人が使うか、どういう目的でまとめるかによってまとめ方は変化します。たとえば、自分自分に対してのまとめならある程度端折ることも可能でしょうが、他人が見る場合はまとめを読んだことない見たことない人の視点を常に意識しないといけません。このように対象や目的によってまとめ方は変化するので、意識しておかなければいけません。
※ちなみに私の科目の内容に関するまとめは、一度はその内容に触れたことがある人向けのまとめ方になっています。
*丸写ししない 少しでもいいのでオリジナリティを出す
→覚えやすくなりますし、理解も深まります。まとめは、正しい形でできていれば整理の段階でかなり頭を使います。あまり頭を使っている気がしない場合は本当に纏まららていているのか、ただ写しているだけなのではないか確認してください。
*人のまとめは覚えにくい使いにくい
→だからこそ理想は自分で作る形です。全て変えなくても、少し変えるだけで驚くほど覚えやすく、使いやすくなります。
*人の知識体系をどんどん真似る 車輪の再発明をしない
→効率が圧倒的に変わります。人の上手い体系はどんどん真似てください。前のものと矛盾すると思われるかもしれませんが、人のまとめを猿真似すると前のようになります。
*網羅しようとしない
→まとめは基本は使う内容をまとめ、使う内容には限りがあるので網羅する必要はありません。目的意識を明確にし、自分にとって必要な内容だけまとめてください。網羅しようとするのは教える側だけです。網羅しようとすると、多すぎて見返さない、まとめきれないなど、悪いことの原因になります。
*まとめは使いつづける 修正補強見返す
→まとめても使わなければ意味がありません。一度作ったまとめは何度も使ってください。そして使っているうちにもっとここはこうした方がいいと問題点が見つかってくると思います。そんな時はすぐに修正をいれて、より良いものにどんどん改善していってください。いきなり完璧を求めないことが大切です。最初から上手くできる人なんてほとんどいません。
*修正しやすいものにまとめる
→普通のノートは修正がしにくいので、非推奨です。修正していくとボロボロになって、きたなくなってしまいます。iPadにまとめていくのが編集がしやすく理想です。それが厳しいなら大きめの単語カードがオススメです。
※パソコンやiPhoneのメモアプリなどでもいいです。とにかく編集がしやすいものにまとめてください。
*あるものは作らない
→すでにあるならわざわざ自分で作らず買ってしまったほうがいいです。時間がもったいないです。皆さんの貴重な時間を他のことに使って欲しいです。高いと思われるかもしれませんが、時間の方がずっと価値があり高いものです。
*情報の検索性を意識する
→使うことを前提にまとめるのですから、利便性検索性を意識しなければなりません。この記事や私のnoteで目次をつけているのもその一種です。
*集約と分類を意識する
→情報が分散するとなかなか覚えられません。できるだけ情報は1箇所にまとめてください。情報は一元化が大切です。ただ、なんでも噛んでも1箇所にまとめないでください。同じノートに色んな科目、いろんな目的のものを入れてしまっては逆に分かりにくくなってしまいます。科目や目的で分けるのは大前提です。同じものは同じものに、違うものは違うものに分けてください。
*復習しやすいように要点やポイントを明確にする
→ポイントはポイントとわかりやすいように、蛍光ペンやボールペンで目立たせるなど明確にさせてください。かなり復習しやくなります。書いてないからできないと思われるかもしれませんが、なければ自分で抽象化して使ってください。
※復習の効率化について少し触れておきます。あらかじめまとめておいた要点だけをみて、関連事項が思い浮かぶか確認する、思い浮かばなかったら周辺を読み返すというようにすると復習の効率が上がります。
*第三者の視点をもらえるように
→自分だけの視点ではどうしても見方が偏ってしまうので、他人の視点ももらえるようにしておいたほうがいいです。特に自分と考え方が遠い人ほど参考になります。私も言われるととても勉強になるので、いつも助かられています。
まとめる内容の注意
そもそもまとめ方自体その人の癖や理解度によって変わるものなので、一通りに定まるものでもありません。市販の物では限界がありまし、人のまとめは分かりにくい覚えにくいのです。従って、自分で自分に最適化したものを作るのが理想です。ただ、時間的制約がある中それを全てすることは難しいので、以下の形がオススメです。
(i)思考系 →数も限られているのでどんどんまとめていく
(ii)知識系 →本当はまとめた方がいいのですが、あまりに時間がかかりすぎるので、既存の本を基盤にする
※部分的にはまとめることもある
といった形です。 これを区別してまとめることによって無理なくまとめらると思います。
知識系までまとめようとして失敗したのが化学と日本史でした。化学は結局化学が面白いほど取れる本を基盤にしつつ、書き込んでいき、一部だけ整理をする形に落ち着きました。
具体的なまとめ方
1.基本ルール
*まず大枠の流れを決めてその後中身をつめていく意識をもつ
→私の場合数学だとまず分野で大きく分けて、その中で図形分野の複素数平面というようにさらに分けて、階層性を意識してわけています。各テーマ(ここでいうと複素数平面)に関しては、基礎知識、共通手法、個別手法、関連知識という具合に先に分けてから、中身をつめていきます。前3つはその単元固有のものを扱い他の場所とはできるだけ重複をおこさないようにし、ラストは他の単元で関連があるものを他の場所と重複させつつまとめています。先に大枠を設定しておくと、数学の問題でもいえますが、バラバラになりにくいのでオススメです。後から枠を決めると決めにくかったり修正が大変になったりします。
※ただこの大枠は変えたら駄目というものではありません。中身を詰めている段階でより良いものが浮かんだら変えてしまった方がいいです。大枠から中身、中身から大枠どちらからのアプローチも大切です。
*部分を見る時は常に全体を意識し、俯瞰する意識をもちながら部分と全体との関連を意識する
→この意識があるとカテゴリーからズレる内容をいれることもなくなり、整理された形でまとめられるようになります。なにより頭の中で内容を整理しやすいです。
※このことから目次をつけたほうがいいです
*原則と例外を意識し、まずは原則を意識して幹を作りにいく
→いきなり全てまとめにいくと、まとめる人がまとめ慣れていないことと、いきなり全体を掴むことは難しいことから、上手くまとめることが難しいです。まずは最重要事項である幹をまとめにいってください。基本的に例外は、最初から入れるのではなく、実際にぶち当たった時に入れる形がいいです。最初からいれても実感がないので、なかなか覚えられません。
*ルールを設定し、一貫性を持つ
→ルールを内容ごとに変えしまうと混乱のもとになります。記号同様できるだけルールを持たせて、一貫性をもたせたほうがいいです。
*情報の強弱優先順位をつける(メインとサブの関係を意識) 自分に都合のいいように情報をたしたり引いたりする
→レイアウトは基本揃えた方がいいですが、知識は各々で重要度が異なるので大事なものは手厚く、大事でないまのはうすく、覚えにくいものは手厚く、覚えやすいものはうすくするなど強弱をつけたほうがいいです。それだけでも意味がないもの意味付けになり頭にはいりやすくなります。
※強弱の付け方は、説明のこさ(具体例、使用場面、理屈背景などを書く)、文字の大きさ、目立たせるいろ、段を変えるなどを利用し付けていきます。
*口での言いやすさを意識する
→これを意識すると自然とわかりやすくなります。口で言いにくいもの、分かりにくいものは、文章として変だったり、分かりにくいものが多いです。口で言いやすくするため、具体的には説明を端的に、頭韻、脚韻、説明の言い回しの統一を意識するといいです。
2.書き方
*名前をつけてカテゴリー分けをする 階層性の意識
→ずっと同じテンションでしているとわかりにくくなってしまうので、カテゴリーに分けて分割していったほうがいいです。意味段落毎に分けてあってタイトルがついているものと、何も分けておらずタイトルがついていないものとではどちらがわかりやすいでしょうか。当然前者ですよね。情報の整理体系化でも同じです。
*情報を二分するもの利用する
→以下のものを利用すると一見整理できなさそうなものでも、整理できるようになります。
・否定と肯定
・直接か間接か
・〜と、〜以外
などです。二つに分けられるものは片方をしっかりして、もう片方はそれ以外のものと考えると、全部覚えなくてよくなるので、より整理しやすくなります。
*箇条書きを利用する
→箇条書きがよくないという謎の風潮がありつなげないものを無理矢理つないで逆にわかりにくくなってしまっているものが多いです。情報のまとまりごとに区切ってしまったほうがいいです。
*説明の仕方、言い回し、記号の使い方、レイアウトをそろえる
→共通部分と相違部分が明確になり整理がしやすくなります。同じものは同じなので余計な負荷がかかりませんし、同じものをきちんと揃えているおかげで違う部分が明確になり、一つ一つ違いが分かりやすくなります。前に使ったものとできるだけ同じものを利用してください。
*記号を多用して内容を構造化して直感的に理解しやすくする
→板書のスピードアップ、スペースの省略にも繋がりますし、文字だけの状態よりも直感的にかなりわかりやすくなります。記号は意味や使い方を統一させたほうがいいです。バラバラにしていると記号の意味を考えるところからはじめないといけず、余計な負荷をかけてしまいます。
ちなみに私のnoteでは大まかに以下のルールで動いています。
* タイトル
→ タイトルの説明
(i) 場面が決まっている物
・場面が決まっていない物
① 明確に順番があるもの
※注意点
*図、表やマップを利用し視覚的にわかりやすくする
→文字ばかりだとどうしても見にくいです。記号同様直感的に理解しやすくするために、図や表マップを利用したほうがいいです。色んな種類があるので、いろいろ試してみてください。図示できるなら図示です。この方法や混同しやすいものをの整理や全体像を理解するのに有効です。
※目次をつけるのも含みます
*ページを跨がないようにする 情報を分断しない
→同じ情報を違う場所に書いてしまうと頭が混乱しやすくなります。ある程度先にどれくらいの量になるのか見積もりを立てて、ページを跨がないようにした方がいいです。入りきらない場合はまとめ方を考えるか、紙自体を大きくしてください。
3.まとめにくいもの
*情報が多い時は似たもの同士でまとめてカテゴリー分けする
→まとめたい情報を眺めていると関連性が見えてくるので、まずは感覚的にひっつけてしまって、その後からよりつながりをはっきりさせるといいです。有名な某先生が、できない子はさぁ〜、勝手にルールを使っちゃうんだよなぁ〜みたいな、恥ずかしいことを言っていましたが、人間の機能だからそれはそうという感じです。ルール化自体は問題ではなく、作った後に修正していかないのが問題です。
*情報が多い時は構成するパーツや要素がいくつあるのか意識してまとめる
→全体像をつかみやすくなります。目次と同様の効果です。思い出すときも残り◯個と考えらるので、あたりがつき思い出しやすくなります。
*一つの塊が多いと感じる時は名前をつけて全体を分割したら新たなグループを作る
→困難は分割せよ解消せよです。カタマリが大きすぎるものは分割したほうがわかりやすくなります。これは内容があってから行うことなので、修正の意味合いが強いです。
4.ネットワークの構築系
*縦ギリと横ギリをする
→色んな切り方をして、知識のネットワークを強化しておくと、一つ切り方で上手くいかなくても、耐えられるようになります。
*知識同士を結びつける
→同じものはつなぐ、違うものは分けて、因果関係は結んでいきます。分ける、つなぐ、結ぶを意識してください。これを意識しておくと理解と深まりますし、忘れてしまっても関係性をとっかかりに思い出せるようになります。
※記号を利用してください 違うものはは↔︎、因果は⇒などです。
※単元を横断して、科目を横断して3種の関係を意識アンテナをはっておくと類題意識もつきやすく、類題に気づきやすくなります。
*配列の意識
→配列も頭への入りやすさを左右するので、蔑ろにされがちですが馬鹿にはできません。ここを意識しておくと、かなり頭の中にすっと入ってくるようになります。全体や部分で一本すじを通す意識をもち、あっちにいったりこっちにいったりしないようにするといいです。
〈よくある配列パターン〉
・似ているもの、関連が強いものは近くにおく
・流れに沿って配列する(時系列や因果、抽象具体)
・本当に意味がなければあいうえお順や小さい順
*既知の知識との関連を意識しつなげられるものはつなげて情報を圧縮する
→新しい知識を見た時に必ずすでにあるものとの関係を考え、できるだけ負担をかけない形で知識を増やしていかたいといけません。そうしないとすぐに脳の限界がきます。
今説明した中で特に大事なものをまとめておきます。
・二つあるものは片方をしっかり覚える
・似たもので分類してグループ分けしていく
・対比、類比、因果でひもづける
・否定と肯定を利用する
・直接か間接か
・〜と、〜以外を利用する
・沢山あるものは先にポイント数を覚えてしまう
・メインとサブを意識する
・原則と例外を意識する
これらを意識するとただ場当たり的に知識をしまっている時よりもずっと頭の中に入りやすくなります。暗記や整理で困っている方は是非実践してみてください。
見た目をよくする オマケ
見た目がいいと中身が入りやすくなるのです。美男美女から話を聞いたり、服装がしっかりしていたりする人のほうが話が入ってくるものです。いいか悪いかという話ではなくこれは本能的なものです。だからこそ見た目にも気を使いなさいとよく言われると思います。これは人と人との関係ですが、人と物との関係にもあてはまります。したがって、そこを利用してより体系化の質をあげていきます。
※東進も上手くこの性質を利用しています。合格実績が良いと中身もいいと勘違いしてしまうのも同じ理屈です。マーケティングではよく使われています。
*色ペン、蛍光ペンをつかいすぎない
→せっかく目立たせてわかりやすくするつもりが、多すぎると逆効果です。何事もいくら良い物であっても、多すぎると毒になります。ボールペンは基本3色、蛍光ペンは2色がベースです。
※読解関係に関してだけは蛍光ペンは6色ぐらいつかってもいいと思います。私は使うタイプです。
*文字の大きさ高さを一定にする
→一つ一つの文字の大きさがバラバラだと汚く見えてしまいます。文字の大きさは一定で書いてください。そのためにも線がひいてあるノートで書いていくことがオススメです。そこで縦いっぱいいっぱいに書くようにすると、文字を一定に書く練習になります。
※こういう文字は大きく、小さく、斜めに書くと綺麗に見えるなど、より綺麗に見えるようにする書き方もありますが、それはもっと先の話です。まずは一定の大きさで書けるようにしてください。
*くしざしがささっているつもりでまっすぐ書く
→ななめに書いていたり、文字同士の高さがバラバラでガタガタしているものが多いです。くしざしがささっているつもりでまっすぐ書いでください。目が近すぎることが影響していることも多いので、背筋を伸ばして全体を見ながら書いていくのもバランスがとりやすくなるので有効です。
※紙を斜めに書いていることが原因になっていることが多いです。ちなみにこれは斜視の原因にもなるのでやめた方がいいです。
*とめ、はね、縦横まっすぐに書く
→一つ一つが甘くなると全体として雑に見えてしまいます。全体として見栄えをよくするためにも、部分にも気をつけてください。
*揃えるべき所、インデントを揃える
→ここを揃えるだけでかなり見えやすくなります。
代表例は以下のようなものです。
・文頭
・イコールの位置
*横に長く書きすぎない
→横にだらだから書くと不恰好ですし、人間の作り上、一発で視認できる範囲に納まらなくなり、認識のスピードがおくれます。ノートを縦に割る方が多いのもこれが理由です。横に長く書きすぎないようにしてください。
図を利用する、記号を多用するは重複しているのでカットしています。
これらを意識すると、大分見栄えがよくなります。よく綺麗に書く必要はないから、読みやすい字を書いて、丁寧に書いてと言われるかもしれませんが、多くはこれらのことを指しています。
まとめるものに対する迷い
まとめに対する迷いについてです。まとめるものに何をオススメするのかをずっと迷っています。自分ですでに見つかっている場合はいいのですが、見つかっていない人へのすすめるもので迷っています。 紙のノート(ルーズリーフ含む)は後から書き加えたり、書き直したりすると、スペースが足りなくなったり汚くなったりしますし、順番を変えにくく全部変えないといけないといような事態になってしまうので修正が後からしにくくあまりオススメではありません。私の場合パソコンかiPadかiPhoneなのですが、高校生の場合パソコンがない場合もありますし、iPhoneも全部書きやすいわけではないので、どれをオススメするのか迷っています。 最近は大きめの単語カードがいいのではないかと考えています。並び替えやすいですし、ピンポイントで書き直すこともできます。もしよければ皆様どのようなものでまとめているのかお聞きしたいです。やはり多くの方がiPadなのでしょうか。
読者の皆様へ
情報整理という概念は、定石同様、勉強ではまだなかなかマイナーです。それゆえに未発達の部分も多いです。私自身、よりブラッシュアップさせたいので、もっとこうしたほうがいい、ここはよくないという意見をいただけるととても助かります。
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読んでくださりありがとうございました。受験生の参考になれば幸いです。スキを押してもらえると励みになります
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