英検二級 一次試験の傾向と対策
本記事について
英検の一次試験の傾向と対策について説明したものです。英検はかなりはば広い学力層がうけるので、できるだけ色々なレベル帯に刺さるように書きました。Eメール以降ではより具体的なコツや注意点にも触れています。特に要約は手厚く扱っています。要約は今の所形式がガチガチに決まっていますが、仮に変わっても対応できるような内容です。
類書と比較していただけると具体性、戦略性、再現性の高さが実感できると思います。是非この記事を読んでしっかりと対策をし一次試験の合格を確実に勝ち取って欲しいです。
〈注意点〉
・今現在英検準一級までは記事を書く予定です。
・英検を強く意識した内容になっています。
二次試験や他の級についてはこちらを参照してください。
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全体
配点と時間配分、特徴を意識して学習する。語彙問題は取りやすく、全技能同じ配点でライティングがたった2問で他の技能と同じ配点なので、語彙や英作文対策が最重要。長文やリスニングは集中がきれやすくいつのまにか違う状態を考えていることになりやすいので、集中が続くように訓練しておく。仕上げは英検サイトの過去問を解いて調整することを忘れずに。
短文空所、長文空所は共にやさしめなので得点源。最後の説明文は文章も長く解答根拠が段落をまたぐのものもあるので最難。しかしこれ以外は問題と段落が対応しているので比較的解きやすい。全体として代名詞やディスコースマーカーがヒントになることが多い。
リーディング
1.短文の語句空所
〈傾向〉
意味で決定する単語熟語問題(知識面でかなり決着がついてしまう)。新形式になってから文法問題は出ないので、通常の四択問題集とはかなり解いている時の感覚が異なる。人によって大学入試の文法問題より解くのに時間がかかる。
答えを選ぶ時に直接は関係しないが、短文中自体には文法や熟語がかなり使われ、意味を把握する時に間接的に使っているので、英文法は必要不可欠。英文法の学習も丁寧にしておく。
〈攻略のポイント〉
過去問をしながら、正解以外の選択肢や短文中に含まれているものも含め、知らない単語熟語をコツコツ覚えていく姿勢が大切。単語熟語は大学受験のもので構わないし、大学受験の物の方がいい。
意味で考えていく分、論理を表す語、疑問文と答え、指示語と指示内容など意味的な対応がヒントになることが多い。
〈注意点〉
・指示語と指示内容絡みの話は英検どの級、どの形式にしてもすきな作り方
・複数文あるものは複数文考慮する めんどくさがって単独で考えると間違える
・見間違えたりした単語はセットで整理しておく
・英文解釈をしていれば早く解ける問題や、より自信を持って解ける問題もあるが極々一部
・知らない単語は未知語類推をしてみたり、人、物、所のようなもので取り替えてみたりすると上手くいくことが多い
2.長文の語句空所
〈傾向〉
意味で考える問題が二つとディスコースマーカーを考える問題が一つ計3題の2種類が出題。大学受験の通常の出題とは異なり、品詞や語法、空所前後のつながりで解くことはできず、文の意味から解くしかない。段落と解答根拠が対応している。短文の語句空所同様、文法で解くことはできないが、長文中には沢山使われていて内容を把握する上で欠かせないのでしっかりと勉強をしておく必要がある。不定詞、関係詞絡みは頻出。
〈攻略のポイント〉
接続副詞の問題が出るので覚えなくてもいいが参考書の一覧に一通り目を通し、見て認識できる状態にはしておく。不定詞や関係詞などが出てきて、文法も内容を理解する上で必要不可欠なので勉強しておく
(i)読む時
最初に必ずタイトルを読みどんな文章についての説明なのか予測を立てる。これをしているだけでも長文の内容への没入感がかなり異なる。読む時はワンパラワンアイデアを意識して何について説明している段落か意識する。空所の前後に関しては特別注意して読む。空所の前後だけ読めばいいという意味ではないので注意。
※余裕があればタイトルと文章との抽象具体(外と中)、文章中の抽象具体(中と中)も意識したい。
※知らない単語はビビらず人、物、所のようなもので取り替えてみたりすると上手くいくことが多い 固有名詞が結構でてくるのでそれで上手くいく
(ii)解く時
基本的に1パラグラフ毎に問題を解く。空所があっても、一旦は段落の最後まで読み進める。そうすることによって後ろにある解答根拠も確実に拾えるようになる。空所がある時はまずそれを含む一文、その後含む一文の前後と解答根拠を探していく。前後セットで両方考えることが多い。接続副詞の問題では前後の文を特別丁寧に考え、具体例や逆接から考える。ここら辺については英語や現代文共通のこと。
※選択肢に呼応表現が入っている時は広く視野を持っておく
※論と例の対応、逆接、指示語がヒントで解くものが多い 特に指示語で後ろから説明のパターンが多い
※迷った時は選択肢の指示語の指示内容があっているかも確認する
*復習
・知らない単語熟語表現を覚える
・上手く訳せない部分を構造を考えてできない原因を分析する
・どうすれば設問を見て答えまでたどり着けるのか考える
・間違えた問題はどこをどう間違えたのか、なぜ間違えたのか、次どうすれば同じような間違いをしないか考えて修正補強、改善策を立てる
3.Eメール
*Eメール
〈傾向〉
段落と解答根拠が対応しているので、段落毎に問題を解いていく。お願いすることが出てくることが多い。内容が平易で解答根拠が見つけやすいのでわざわざ線を引いたり、記号化する必要はない。レベルは公立高校入試レベルなので、英検の長文の中で最も簡単で得点源。
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