人見知りの苦悩
1ヶ月ぶりの投稿です。仕事から帰ればすぐに寝て、仕事のない日は一日中寝る。そんな生活が続いておりました。中身のない人生です。
社会人になって半年近く経ちました。毎日淡々と仕事をこなしてそこそこの給料をもらい、休日は趣味に明け暮れる、そんな生活を夢見ていました。しかし現実は甘くなかったです。
仕事ごっつしんどいやん。
体力的にももちろんしんどいですが、精神的な疲労感の方が100倍強いです。この疲労が週たった1〜2回の休みで癒せる訳がありません。インスタを見ていると知り合い達は休日をすごく満喫しています。
タフか!
私は休日は楽しくショッピングしようなんて言ってられません。まず外に出たくない。暑いし。疲れるし。
というかそもそも遊びに行くような友達おらんし。
そうなんです。人間関係が苦手なんです。学生までは人見知りでも生きていくことができます。付き合う人の取捨選択ができ、気に入らない人間と関わる必要がありませんから。
ただ社会人になればそうはいきません。上司にヘコヘコし、取引先にもヘコヘコしながら器用に人間関係を築きあげる必要があります。
残念ながら私はそんな器用な人間ではありません。驚異の人脈をもち、先輩から可愛がられているカラテカ入江のような人間でもなければ、不器用でも背中で語れる渋さを持った高倉健のような人間でもありません。
どんよりとした佇まいや醜い外見のせいか、周りから人は寄ってこないし、自分から話しかける勇気もありません。話したとしても、会話が続きません。下手な相槌と愛想笑いだけを駆使して22年生きてきました。
いや、昔はこんな性格じゃなかったはずやけどな…
一体自分はいつからこんな根暗人間になってしまったのでしょうか。そんなことを考えていたとき、Twitterであるツイートを見かけました。
“自分の事キモいって気づいていない時が一番楽しかった”
うわぁ…まさにその通りでした。22年間年中無休でキモい自分ですが、中学生まではその引くほどのキモさに気付いてませんでした。その頃の私はゴリゴリの野球少年で、肌も真っ黒に焼けていました。たぶんですが、黒すぎて周りのみんなは僕の気持ち悪い顔に気付かなかったのだと思います。それに小中学校までは基本スポーツできる奴=勝ち組の図式なので、幸い”中の上“レベルの運動神経を持っていた私は、そこそこ充実した小中学校生活を送ることができました。
さて、問題は高校時代です。中学時代からの友達は全くいません。0からのスタートです。中学までやっていた野球もやめて帰宅部です。肌は真っ白になりました。おそらく中学時代の顔写真と高校時代の顔写真を使ったら囲碁ができると思います。その頃からメガネをかけ始めていたので、「天パの帰宅白メガネ」というあだ名をつけられても文句は言えません。
1人も友達が出来ずに半年がたったある日、自宅の部屋で放心状態になりながら
めっちゃ人見知りやん
とひとり呟いたのを覚えています。人見知り克服の本を読んだこともありましたが、
「自信を持とう!」
「勇気を出そう!」
のようなナメたことしか書いていません。それができたら苦労するかい!と思っていたらアマゾンのレビューで絶賛されていました。アホが書いた本にアホが感動していました。
あれから7年経ちましたが、私はほとんど変わっていません。変わったこととすればメガネがコンタクトになったくらいです。あとトレードマークだった天然パーマは、毎朝入念にヘアアイロンを当てることにより半日だけ真っ直ぐになっています。ちなみに湿気が強い梅雨の時期は、ヘアアイロンの効力が2分で切れます。
以下、人見知りにまつわるエピソード。
・高校の頃、数学の先生にと名前を間違えられるも訂正できず、3年が過ぎた。
・高校の体育祭で、足が遅いにもかかわらず、知らない間に選抜リレーのメンバーにエントリーされていた。
・好きな者同士で班を組むと99%余る。高校の校外学習では、余り物を寄せ集めた4人班でUSJに行った。USJの客史上1番暗い4人組だったと思う。
・人見知り克服のために短期留学でホームステイをしたが、より人見知りになって帰ってきた
・ホームステイ中、ホストファミリーの聞き取れない質問に対して適当に「yes」と答えたら、次の日から毎朝激苦のブラックコーヒーを出されるようになった。
・人と喋らなさすぎて舌の筋肉が衰えたのか、絶望的に滑舌が悪くなった。
などなど。
人と関わらないせいか、話のタネになる出来事がほとんど起きません。
以上、哀しい人間の話。
また明日更新しよかな。