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【七峰】無名人間は発狂頭巾の夢を見るか?
【日報】2024/11/24付
夜10時を過ぎて風呂にも入らず無理に寝たのがまずかったのか、発狂頭巾のTVOPとか、闇バイト集団にバンを横付けされて自宅が強襲される悪夢を見た。意味が分からんが事実である。
発狂頭巾というのは下記のまとめ記事に詳しく、古くは2016年からインターネット上に発生してもうすぐあっという間に10周年になるであろう集団幻覚(複数の人物が共通あるいはそれぞれの知識および創作技術などによって話を膨らませ続ける与太話・法螺話の類)のこと。
かろうじて昭和・平成の時代劇を覚えている人々が、その荒唐無稽さや現代のコンプライアンスに抵触するような危うさを「あったんだからしょうがない」として現代のタイムライン上に再演する試みと了解しているが、さすがに自分の夢にまで出てくるとは思わなかった。おまえはThis Manかよ。おれもおれでその夢を「発狂頭巾の夢」だと認知すんな。
肝心のOPは水戸黄門のそれに酷似していたが、別のネットミームである全裸中年男性を思わせる脂ぎった男声ボーカルにアコースティックギターのソロ演奏が乗った「斬られて候」というサビのシャウトが印象的なその歌を頭の中から消してしまわぬよう慎重に思い出しながらKORG Gadget for Nintendo Switchに「発狂頭巾 斬られて候」と題打って打ち込んだ。
見ていない映画だが題名が記憶に残ったのだろうか
作者様には逆に謝りたいが、夢に影響が出るほどの関係があるとしか思えない最近読んだパルプ小説
夢の中で音楽が流れてくることは、ままある。問題は自分に作曲の技術があまり備わっていないことだが。
どうせなら歌詞も付けたいしずんだもんあたりに歌わせて動画化したいものだが、こんなものの歌詞を完成させたら謎の失踪を遂げてもおかしくないし、今ちょっと別件で忙しいのに「こんな時に限って掃除にやる気が」の類いになっているため、公に発表するのはもう一〜二ヶ月ほどかかるであろう。
この記事の目的はタイムスタンプであり、仮に夢がなにかの啓示を与えるとするならば、これは眠れるクトゥルフの思念が芸術家にインスピレーションを与える類の危険な信号であるといえるだろう。
(了)