ユーザビリティテストWSに参加した件
Xデザイン学校2023のベーシックコースを修了しました。(書いてなかった)
その中で、自分はUXとこれからどう向き合っていくのかを考えた時に、成長・生存戦略としては2024年は一旦AI×UXの可能性を探求したいと思ていて、そこを勉強したいと思っていたのですよ。
思っていたと言うか、思っているし、今年はAIの比重多めで行きたいと思っています。
けれども、実務はあるわけで。
やはり実務となると、AIのハードルは感じる部分はあって。
そんな中での、将来的な成長戦略ではなく、目先の業務を意識した時に初心者であることが対象だった本講座を受講したというのが参加の経緯です。
今回のテーマは全体最適。
1年前のフィールドワークと、2月までのXデザイン学校で覚えた言葉。
あとちゃんと人の話しを聞いてから答える。
8割聞いて答えを用意しない。
楽しかったねーと言って終われたらいいなーと思っていた。
2日間のWSを通して明確になったこと
実はまだ「楽しかったねー」と言い合えていない。
なぜなら課題が終わっていないから。
しかしながら現時点での感想を書いておこうと思う。
ユーザーリサーチとユーザー評価の違いというか、輪郭が少しはっきりしたのが自分の中では大きかったなと思っている。逆説的に言うと、リサーチと評価が自分の中では混同していた部分が大きかったと言える。
理由としてはいくつかあって、UXリサーチ系の本と、ユーザーテスト系の本であまり内容が劇的に違うわけではなかったので、混同していた部分があった。
自分の中での2日間の整理としては、ユーザー評価はあくまでも対象がユーザーの事実ベース。数値化もしやすいものが多い。
ユーザーリサーチはユーザーの感情ベース。ユーザーから聞いた情報を調査者が噛み砕いて調査者の解釈が入る場合も多い。
と思ったけど、これから観察法をすると数値化できなくなるんだよな…。
感情の分析になるから、最終成果物はジャーニーマップを目指しているわけで。そうなると、数値は出ない…。
という葛藤もあるので、WS2日間の課題の宿題が終わって、チームの見解が出たら、またリフレクションを書こうと思う。
とりあえず現時点の感想
私は多分、モデレーターが得意。
なんというか、薄い嘘を人にバレないようにつく感覚。
楽しかった。
逆に観察者としてのアシスタントの方が気をつかった。
カメラの画角や、モデレーターの指示が的確でない場合のアシストや、客観的な立場にいるからこそ、気づくことも多かったと思う。
私達の班は観察に対してエラーを出しまくる班だったので、いかに自分たちが作ったサービスに自信を持っていたとしても、穴がでるというのはこういう事なのか…というのを痛感した。
どれだけテストをしても、どれだけ考慮しても、ユーザーにサービスが入ってきてからじゃないと改善ができないというのはこの事か…と。
(今回は自分たちが作ったサービスの検証ではないけれど…。)
やはり何事もサービスというのはリリースしてからがスタートなんだなというのが、今回の最大の気付きであり、収穫だったように思う。
最後に
ワークショップ参加してよかったと思った。
業務的にも詰まっている中での参加だったので、キツかったが、それでも参加して良かった。
また講義の中で先生の何気ない一言の中に
「オンラインでユーザーになにか聞くなんて最悪ですよ。カメラオフなんてとんでもない。そんなのじゃユーザーの事何もわかんないですから。」
これ、私はやってしまっていた。
ベーシックのペルソナ作る時もそうだし、つい最近やっていた社内向けのインタビューでもカメラは切っていた。
やはりせめて業務では、インタビューする時は時間をかけてでも会いに行くべきだと思ったし、今後はできるかぎり調査系は対面でやろうと思った。
コロナ禍以降にデザイナーになった人間なので、むしろ人との非接触が普通だったのでそのあたりの認識が鈍感だと感じた。
長期的なスキルアップはもちろんやっていきたい。
ただこういった社外の勉強会で、日々の業務を一歩立ち止まれる気づきを得られるというのは本当に貴重で有意義な機会だなと思った。
大きな事はすぐに業務に持ち帰られなくても、確実に出来ること、自分で取り入れられることから日々の業務や今後の勉強に活かして行きたい。
という事で、まだできていない残りの分析も頑張ります。
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