【旅行】ピーチライダーW伝説
ちょまじいーかぜ!(挨拶)
岡山といえばなにか。
笹岡ラーメン、デミカツ丼や数多くの果物……食べ物しか思い浮かばないですか?
いいえ、きっと皆さんご存知のはずです。
そう、モストフェイマスジャパニーズヒーロー!
桃 太 郎 !
というわけで桃太郎ゆかりの神社があるらしいので行ってみました。
吉備津駅で降りるとおそらく同じ目的地の群衆と共に流れ流れて駅から歩いてすぐ!
![](https://assets.st-note.com/img/1658407917977-I562idg0qH.jpg?width=1200)
吉備津神社へ!
そう、ここは吉備津神社!
![](https://assets.st-note.com/img/1658407969391-BO7Gh0R68A.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1658408024140-YCCRzZLpoL.jpg?width=1200)
ちなみに神社のすぐ近くには鬼が働くお土産・食事処がありました。もちろん、ソフトクリームを食べました。暑い日に食べるアイスほど美味しいものはないですねぇ!
それでは早速お参りして御朱印をいただきましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1658408272536-PWKe47zvyC.jpg?width=1200)
吉備津神社、こちらの祭神は桃太郎伝説の元になったという大吉備津彦命を中心に子孫や兄弟を祭っております。
吉備津彦神話について簡単に説明すると、百済の王子である温羅(うら)がやってきて暴虐非道の限りを尽くします。困った住民が朝廷に嘆願すると吉備津彦が派遣されることとなります。
そして、温羅と吉備津彦の戦いが始まります。
吉備津彦が弓を射れば、温羅は石を投げて撃ち落とす。こちら矢喰宮に残っております。
吉備津彦は同時に2本の矢を放ち、1本は石で落とされましたが1本が命中。この時温羅が流した血が血吸川という川になったそうです。
温羅は雉になり逃げますが、吉備津彦は鷹になって追いかけます。
追いつかれそうになった温羅は鯉になり川に逃げると、吉備津彦は鵜になり温羅を捕まえて首をはねた…。
しかし、その首は何十年も吠え続け吉備津彦の部下の犬に命じて食わせようとするもうまく行きません。やがて吉備津彦の夢に温羅が現れ御竃殿で火を炊くように言います。竃が豊かに響けば幸福が、荒々しく響けば災いが起こるといい…。
大雑把ですがこんな感じ。これが後の桃太郎と鬼になったんですねぇ…。
吉備津神社について詳しくはこちらへ。
https://www.kibitujinja.com/
ところで、地図を見ると吉備津"彦"神社がありました。名前そっくり。
しかも、吉備津神社って山の麓にあるのですが、だいたい反対側に吉備津彦神社があります。
……行ける!
ということで吉備の中山道を通り吉備津彦神社へ!
鼻ぐり塚
道中、面白そうなものを発見。
![](https://assets.st-note.com/img/1658409419034-LtTtNEAdkZ.jpg?width=1200)
鼻ぐり塚…?鼻をぐりっと…?いや秀吉の耳塚・鼻塚みたいな?
もちろんそんなことはなく。家畜の牛・豚の慰霊のための塚ということです。
鼻ぐりというのは鼻につける大きなピアスみたいなやつを指しているんですね。
牛肉・牛乳・豚肉・豚骨ラーメン大好きのまどとしてはお参りしなければなりませんね!
![](https://assets.st-note.com/img/1658409549986-QJ8CBoatI4.jpg?width=1200)
入り口のところに人はおらず、護摩焚き用の木があり、近くの箱にお気持ちを入れてこの棒を奉納するスタイルのようです。また素焼き?の牛の像がありました。これはどうするんだろう…?人の気配もなく、耳が痛いほどの静寂の中歩いて行きます。
こちら写真だと分かりにくいかもしれませんが、後ろに見える山。馬頭観音様の左右にある山。これ全部家畜の鼻につける鼻ぐりです。
色とりどりの鼻ぐりはそれぞれ1頭ずつにつけられていた。つまりこれ1つ1つが命だったということでしょうか。
手を合わせてなんというべきか悩みましたが”ごちそうさまでした”にしました。多分それがいいんじゃないかなと。
吉備津彦神社へ!
再び歩き始めます!しかし、遠い!!途中廃墟のラブホテルが2つありました。
近隣住民と思われる方の不審な視線に耐えつつ…到着です!
![](https://assets.st-note.com/img/1658410303485-9OYOF0A3qx.jpg?width=1200)
こちら自転車で来てる方も多く、確かに車通りも少なく見通しがいいので自転車も良さそうです。
そういえばこんなものがありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1658410367890-tauWMc6h1D.jpg?width=1200)
彦
![](https://assets.st-note.com/img/1658410406730-JenjinGSZl.jpg?width=1200)
姫
ときてもう1つトイレ。おそらく多目的トイレでしょう。一体どんな漢字が来るんでしょうか!?
さて、答えは……!
![](https://assets.st-note.com/img/1658410425051-pN5Ztym03p.jpg?width=1200)
福
こういうのいいですね。姫はよくありますし、彦は珍しいは珍しいけどなんとなく分かります。
しかし、多目的トイレこの利用者に対して福と1字をつけた発案者・実行者。のまどが好きな感性しています。
それではお参りしてきます!
頂いた御朱印はこんな感じです。
![](https://assets.st-note.com/img/1658410619071-sz18Ieu77T.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1658410633541-bgHmoIoCFK.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1658410641097-bRdDoDucYg.jpg?width=1200)
こちら夏至のときなど限定の御朱印も多く、何度もお参りしたくなっちゃいますね。ちなみにこちら、備前の国の一宮が吉備津彦神社で、備中の国の一宮が吉備津神社らしく、律令制度的には別の国の一宮だったんですね。同じ中山の麓にあり、祀っているものも同じですのでほとんど同じ。
ところでこちら八大龍王があるらしいです。聞いてみると山道を30分くらいらしい。30分ならいい運動になりそうです!行ってみましょう!
吉備津彦神社について詳しくはこちらへ。
https://www.kibitsuhiko.or.jp/
八大龍王
いや、道キッッッッッツ!!!!!!
予想の倍は厳しいですここ。角度が急で整地されてないし完全に土の道です。道中空元気で歌っていたら登山?の人と何度かすれ違いました。爽やかな挨拶で誤魔化せ……すみません、のまどです。
![](https://assets.st-note.com/img/1658494424138-TZkaupEqUB.jpg?width=1200)
大分行くと石が道の左右に並んでいるところに出ました。山道にむき出しの石に腰掛けて水分補給をしつつ天気を見ます。この時結構曇っていて引き返すべきかを考えましたが…ここまでで20分は行っているのですぐに着くだろうと前進を決意!行きましょう。
……まさか、この決断が後にあんな結果を引き起こすことになるとは…。
![](https://assets.st-note.com/img/1658494667621-rjiwH94Bd0.jpg?width=1200)
お、看板がありました。八大龍王へは0.3Kmだからやっぱりすぐですね。
道は相変わらず厳しいですがもうすぐだと足が軽くなります。どんどん行きましょう。道中は木!木!木!木!木!っていう感じでまさに森林。フィトンチッド浴びまくってます。しかし遠いな?歌を10周くらいしました。というか歌詞合ってるのか?そもそもサビしか出てこないんですが。
あ、看板だ!
![](https://assets.st-note.com/img/1658494904945-UrMBNJiQM9.jpg?width=1200)
ダイボー…?ちなみに中山茶臼山古墳は吉備津彦神社から1時間ちょっとと言われた場所です。んん…?あれ…?もしかして…?
あ、ちょっと先に看板が見えます!見に行きましょう!
![](https://assets.st-note.com/img/1658495007865-VpPjHCVf0x.jpg?width=1200)
…?
……?
………!
…………!?
通り過ぎてるじゃないですかー!
撮った写真を見返すと……あ、確かに先の看板の方へ若干登るような道が…。ここを行けと言うことだったんですね!
つまり、ここまでの苦労は骨折り損のくたびれ儲け!?
なんということでしょう、しかも雨が降りそうな匂いもしてきました。
八大龍王は残念ですが、体力も時間も限界、下山します!
帰り道は軽いもんでした。登っているときは目的地へのイメージがないのでその分疲労感が増します、降っていると一度通っているので”ここ滑るとこだな”とか思い出せますし。
ハイキング程度でもこんなに疲れますし、登山するときは事前に登り降りするルートは調べてイメージできるようにしておくと安心ですね。山は人間が生活する場ではないので命の危険もマッハ。挑むときは用意・注意して挑みましょう。
さて、下山したら疲労がマッハだったので帰りのバス停近くで目をつけておいた銭湯に行きましょう。も~疲れ切っているので最高に気持ちよさそうです!
それでは、また!