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【加筆・修正】 書初め大改造! Before and After【AIイラスト・チューニング】

今回は大改造というより小改造といったレベルで、特別なスキルも使っておらず「Photoshopユーザーなら誰でも知っているしできるよね」という感じの、初歩の初歩の加筆・修正です。しかし、それなりに見栄えが良くなるわりに手間がかからない修正の一例として記事にしてみようと思いました。


▶AIさんはまだまだ日本語が苦手

お正月のイベントのひとつに「書初め」があります。このシーンのイラストを生成AIで作ろうとすると、けっこうなストレスを感じます。AIさんは日本語が苦手ですから、日本語で習字をさせるというのは至難の業です。それも筆文字でパースのついた絵に綺麗に収まるように書いてもらうとか、何百回トライしても辿り着けないかもしれない、という超無理ゲーといっていいでしょう。
生成AIのみを駆使してプロンプトに魂を込めイラストを作っているAI絵師の方々ならいざしらず、イラストの完成のためには「加筆・修正、合成、切り貼り、なんでもアリ!」を信条としている黒猫さんは、完璧な生成などはあっさりとあきらめ、普通にフォントを使うことにしました。

▶黒猫さんはフォントマニア

ちなみに黒猫さんはフォント収集マニアです。ネット上でダウンロードできる商用利用可のフリーフォントをあさりまくり、店頭販売されている何百書体とか詰め込まれた安価なフォント集やらなんやらをかたっぱしから購入したり、モリサワ系フォントをサブスクリプション契約したりと、現在では日本語フォントで500書体、英字フォントで2000書体ぐらいを持っており、そのうち約1000書体を厳選してPCにインストールしています。

現在、すぐに使えるインストール済み書体は994書体

フォントを扱う機会の多いデザイナーとしては、これが多いのか少ないのかはわかりませんが、一般的に言えば相当多い方だと思います。
今回はその中から筆文字っぽいフォントを選び、書初めシーンに合成していきます。

▶書道シーンを生成

まずは書道しているイラストを生成しました。和室、畳、正座、着物などいかにも書初めっぽいワードをちりばめてniji-journeyで生成しました。習字的な描写部分は文字だかなんだかわからんものになっていますが、今回はそこを気にしなくていいのでけっこう簡単にそれっぽいイラストが生成できました。

そしてphtoshopを使って文字を消し、さらにテキストツールを使い別レイヤーに筆文字風フォントで「ねこ」の文字を用意します。

▶文字を変形させて絵にフィットさせる

この文字をphotoshopの「変形」機能を使って絵にフィットするように整えます。変形の様子は下の動画でご確認ください。

さらに「生成拡張」左右を描き足して画角を整えて完成です。あっというまの完成でチョー簡単です。

▶今回はツールの力で楽勝

今回の加筆・修正の所要時間は5分ぐらいという超簡単な作業です。フォントとphotoshopが有能なので黒猫さんは何の苦労もすることなくサクッと終わりました。要した手間の割にはいい効果の出ているなかなかコスパのいい改造と言えるでしょう。
黒猫さんは「生成AIだけでイラスト作る!」ということに強くこだわりを持っている人以外は率先していろんなツールを使い、制作時間を短縮したりクオリティアップをしたりする方がいいと常に思っています。

ほかの文字でも作ってみた




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黒猫さん
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