見出し画像

【きよな酒場放浪記】本場ベルギービール巡り #11-15

今回は、特別編!きよな酒場放浪記 in ベルギー!🇧🇪

ベルギーといえば、そう、ベルジャンビール!飲みまくってきました!

どうやら、ベルギーの「カフェ行こう」は「一杯やろうぜ!」の意味だそうです。そんなベルギーの首都ブリュッセルは、コンビニの数よりもビアカフェが多い街。

お土産のマグネットも、ビール関連のものばかり!

ビール好きの小野にとって最高のこの街を、同じくビール好きなパートナーとともに探検してきました!


#11 Delirium Café Brussels

・Drink / Food:★★★★☆
・Service:★★★☆☆
・Price:★★★☆☆
・Interior:★★★★☆
・Overall:★★★★☆

ついに来れました!ベルジャンビールを提供する幾多のお店の中でも、どうしても訪れたかった本命店!デリリウム・カフェ!ブリュッセルで最も有名なビアカフェと言っても過言ではありません。

なんと、ビールの多さでギネス世界記録に認定されているお店!その数、2000種類以上!!!

タップの数も尋常じゃありません

「デリリウム」とお店の名前を冠するビールから、ベルギーの修道院ビール、ランビック、海外から取り寄せられたビールまで、様々なビールを提供しています。

しかしそれでは、何を飲んでいいかわからない!!!

そんなあなたには、こちら。ビア・メーター。
ビアフライトと変わりませんが、ここでは「ビア・メーター」と呼ばれているそうです。その数、10種類!一杯も、300mlほどはありそうです。

小麦の味が感じられるベルジャン・ビールから、スタウトに近いビール、緑色の変わったビールもあれば、酸っぱ〜いランビックまで!

今までたくさんのビールを飲んできた小野ですが、ここにきて改めて学びました。ビールなら何でもかんでも美味しいと感じるわけではない!

もちろん、小野はビールが好きですが、大好きですが!でもやはり、美味しすぎて唸ってしまうビールもあれば、口に合わずコメントに困るビールもあります。

これだけたくさんのビールがあるわけだから、誰だって好きなビールがあり、苦手なビールがある。日本においてはラガーが主流なので「ビールなんてどれも一緒でしょ😔」と思われがちですが、やっぱり違う!

小野だって、まずいと思うビールがある!!!!!

でも、だからこそ、より多くの人に好きなスタイルを見つけてもらって、それを提供できるようなお店を開きたいのである。まずいこともある!でもそれを恐れていたら、最高のビールにも出会えないぞー!

だとしても、こんなに大きいビアフライトは初めてで幸せ💛

壁から天井から、至る所にビール関連のポスターや看板!テーブルもビール樽を使用していたりと、ビール好きにとっては堪らない空間でした!!!🍺

【きよなメモ✍️
営業時間の長さからも、ディナー前の0次会にも使えるし、2軒目、締めの1軒にも使える魅力的な存在。すべての街にデリリウムカフェ的存在が欲しい!ちなみに、東京にもいくつか店舗が展開されているようです。

#12 Au Brasseur - Bruxelles

・Drink / Food:★★★★☆
・Service:★★★☆☆
・Price:★★★☆☆
・Interior:★★★☆☆
・Overall:★★★☆☆

そう、ついに私たちは見つけたのです…。

ヒューガルデンのタップを!!!!!

ヒュー!ヒュー!ヒューガルデン!🍺💛

ヒューガルデンは、ビールの中でも最上位に入るレベルで大好きなビール!!!なんてったって、美味しい!!!

日本でも、HUBなどでよく見かけますよね。成城石井なんかでもよく売ってますし、ビールの品揃えが多いスーパーにもよくあります。

ヒューガルデンの名前は、ベルギーのヒューガルデン村から名前をとっているそう。本当ならこの日はヒューガルデン村に行ってヒューガルデンのビール醸造所を訪ねる予定だったのですが、年末の休日だということで醸造所もお休み。急遽ブリュッセル散策をすることとなったのです。しかし、やはりヒューガルデンだけは外せない!

ということで注文しました、ビアフライト!🍺
六種類のビールが、木製の可愛い専用トレーで運ばれてきます。ヒューガルデンは右から三番目!ベルジャン・ホワイト特有の、白く濁った色をしています。

小麦とコリアンダーシード、オレンジピールを使ったこの特徴的なビール、他にはない美味しさすぎて、好きすぎる…!!!

そしてもう一つ、ビールの本場ベルギーで試したかったのが、この「ホーングラス」!動物の角(ホーン)を模したグラスで、置くためのスタンドとセットで提供されるビアグラス!

ベルギーでしか味わえないビールたちを堪能することができました!🥰

テンションが上がってしまっている

【きよなメモ✍️
今のようにグラスが発達する前は、ウシなどの角を飲み物の容器として使用していたらしく、ホーングラスはそのオマージュとして作られたとか!

#13 ‘T Kelderke

重厚感のある石造りの階段を下る、半地下のお店

・Drink / Food:★★★★☆
・Service:★★★★★
・Price:★★★☆☆
・Interior:★★★★☆
・Overall:★★★★☆

観光地のど真ん中にありながらも、比較的リーズナブルにベルギー料理をいただけるこのお店。世界一美しい広場と呼ばれる「グランプラス」に面する半地下のレストランです。

「‘T Kelderke」はブリュッセルの言葉で「小さな地下室」を意味し、17世紀から続く古い地下室は、かつて牢獄として使用された過去もあるそう。レストランとなった現在は、変わらず日は当たらないもののクリスマスの装飾がいっぱいで、こじんまりと可愛い雰囲気でした。

店内は、午後2時を過ぎていてもランチ客で埋まっていました。するとマネージャーらしきイケおじがやってきて、「今席いっぱいだから、あと20分したら戻ってきてー!席とっておくね!名前教えて?あ、日本人だね!コンニチハ!😉とシゴデキな対応をしてくれました。イケおじイケおじ👏

本場のランビックビール🍺

はい!ベルジャンビールの代表格、ランビック!

通常日本で飲まれるビールは、「ラガー」と呼ばれるビール。一方で、イギリスなどで一般的に飲まれているのは「エール」と呼ばれるビール。それぞれビールを作る過程の「発酵」の段階に違いがあります。しかしここベルギーで作られている「ランビック」は、どちらにも該当しない珍しいビールなのです!!!

ランビックは、ベルギービールの一種。ベルギーの首都ブリュッセルの南西に位置するパヨッテンラント(オランダ語版)地域でのみ醸造される、特色のあるビールのスタイルである。
慎重に培養した醸造用酵母を使って発酵させるエールやラガーの製法と異なり、ランビックは自然発酵で造られる。自然発酵は、ブリュッセルを縦断するゼンネの谷に自然に生息すると言われている野生酵母とバクテリアにさらされることで起こる。この珍しい工程により、ドライで、ワインやシードルのようなわずかな酸味という特有のフレーバーがビールに加わる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ランビック
ムール貝、白ワイン蒸し🍷

本場で飲むランビックは初めて。ムール貝の白ワイン蒸しとともに、贅沢にいただきます!くーーーーーっ!!!酸っぱい!!!😂

ランビック、酸味が苦手なタイプの人にはあまりおすすめできません。両顎がキュ〜ってなってしまいます。料理によってはすごく合うのかもしれませんが、小野の顎は、キュ〜〜〜〜〜!!!ってなってしまいました。

【きよなメモ✍️
ウサギのグーズ煮は、ウサギのお肉をランビックビールで煮詰めたベルギーの伝統料理。煮込まれていれば酸っぱくないから、ランビック苦手でも大丈夫!

#14 Le Plattesteen

・Drink / Food:★★★★☆
・Service:★★★★☆
・Price:★★★★☆
・Interior:★★★☆☆
・Overall:★★★★☆

内装は明るく、そして可愛らしく、昼時を少し過ぎても店内は賑わっていました。食事の提供スピードも早く、ウェイターたちの動きもテキパキ!回転の良いファミレスのような雰囲気!とはいえ、1936年の創業以来ずっとベルギー料理を提供し続けているという老舗!

今回頼んだのは、「Brugs Tarwebier」と「ORVAL」という二種類のビール。

「Brugs Tarwebier」は、小麦で作られている典型的なベルジャンスタイルで、瓶内で二次発酵されるという特徴をもつビール!小麦を使ったビールはドイツのビールにも近い味わいで、ムギムギした感じがとても好きです!

「ORVAL」は、その名の通り、オルヴァル修道院が作っているトラピストビール。「CHIMAY」は日本でもよく見る(成城石井とかでたまに売ってる)トラピストビールですが、それ以外のものはなかなか珍しい!

トラピスト・ビールとは、修道院内に醸造所を持つ、トラピスト会の修道院でのみ造られるビールで、この呼称(Authentic Trappist Products)を使うことを許されているのは世界にわずか9ヶ所のみ。そのうち5ヵ所がベルギーにあります。 (2024年2月現在)1997年より、トラピストという呼称を守るために「Authentic Trappist Products」という独自のロゴマークを使用しています。

https://www.belgianbeer.co.jp/ct/knowledge/type/trappist/?srsltid=AfmBOooc-e7ichNd12_wS7rD5rZJtXuSwHKBGHQso99Glt8oCTEFPd6h

ベルジャンビールはその種類の多さに驚きますが、きちんとビールにあったグラスで提供されるのがさらに驚きです!

ちなみに「ORVAL」は、ベルジャンビールの中でもドライな味わいが特徴で、調べてみるとドライホッピングという製法が使用されているそう。これはホップがガツーン!とくるIPAの製法と同じで、よなよなエールなんかにも使われているんだって!

またまたムール貝!

【きよなメモ✍️
ムール貝を食べていると、隣の席に座っていたベルギー人らしき女性の方に静かに話しかけられました。「食事中ごめんなさいね、でもムール貝には良い食べ方があるのよ」
どうやら本場ベルジャンたちは、食べ終わった貝の殻をトングのように使い、次の貝の中身をとって食べていくらしい!そしてめっちゃ食べやすい!

#15 Chez Léon

・Drink / Food:★★★★★
・Service:★★★★★
・Price:★★★★☆
・Interior:★★★☆☆
・Overall:★★★★★

デリリウムカフェからほど近い、このお店。

フランスで食べたタルタルが忘れられず、メニューでタルタルの文字を見た瞬間に即ウォークイン。

お腹が空いた夜の21時ごろに訪れましたが、席はほぼ満席で、とても人気なお店のようでした。日本人からも評判がいいのか、隣に座っていた人たちも日本人でした。

もちろん、ビールもあります!

このビールがタルタルに合うこと合うこと!!!うまい!!!

ベルギーのタルタルは、「アメリカン」と呼ばれるそうです。なぜだろうと思い調べてみると、タルタルはオリーブオイル、アメリカンはマヨネーズを使っているようでした。確かに、フランスで食べたものよりもねっとり濃厚な味わいだったかも…!

ムール貝のフライもありました。カキフライのような濃厚さはないものの、一口サイズでパクパク食べられるスナック感覚で、とてもビールに合いました!他にも魚介の盛り合わせやパスタなど、多くの食事を提供していました。

ベルギーは、隠れた美食の国と言われるだけあって、やはりご飯が美味しすぎる!たくさんのビールを味わうことができるだけではなく、そのペアリングとして最高の食事が提供される。なんて素敵な国なんだろう。好きだ!

グラスそこに置くの!?!?

ウェイターさんたちもとても陽気で気さくな人たちが多かったです。

忙しい店内の中でテキパキと動き回りながらも、「一緒に写真撮ろうよ!」と言ってくれたり、写真のように遊び心のあるビールの提供をしてくれたりと、楽しい経験ができました。このビールの置き方はわたしもしたい!

【きよなメモ✍️
ホームページを確認してみると、なんと「子供は無料」と!家族同伴で来店する12歳未満の子供は無料で食事を頼めるらしい。それをオープンに売りにしているわけでもなく、そういうサービスを提供しているなんて!かっこよ!

今日の酔っ払いの一言

ベルギー、最高!!!

ヨーロッパ旅行の中で、ベルギーの滞在はたったの一泊だけでしたが、その間に飲んだビールの種類はなんと30種類!!!

そして何より、食事も美味しすぎました。ベルギーチョコレートが一番有名だけど、食べるのを忘れるくらい、他にも美味しいものがありすぎる。

どのお店もクオリティが高く、リサーチなしに飛び込んでも外さない、絶対にまた訪れたい街です。

次回の酒場放浪記もお楽しみに!


いいなと思ったら応援しよう!