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ボルス・カクテルミュージアムで本場カクテル🍸 in アムステルダム🇳🇱

オランダといえば〜?そう、ジンの発祥地!

お酒を語る上では、欠かせない重要な場所がオランダ。そして首都アムステルダムにある多くのミュージアムの中には、こんなものもあります。

「ボルス・カクテルミュージアム」

そう、カクテルの博物館!

ボルス・カクテルミュージアムは、アムステルダムの中でも博物館や美術館がひしめく地区に位置しています。

徒歩5分圏内には、アムステルダム国立美術館やファン・ゴッホ美術館もあります。

アムステルダム国立美術館

ここはフェルメールの作品、ビール…じゃなくて「牛乳を注ぐ女」で有名な美術館!

ビー…牛乳を注ぐ女

また、徒歩10分ほどの場所には、ビールで有名なハイネケン・エクスペリエンスもあるため、お酒好きな方はハシゴして観て回るのもおすすめです。

我々も言うまでもなく、ハイネケンにて新鮮なハーフパイント3杯ずつエクスペリエンスして、その足でボルスへと向かいました。既にほろ酔いです。

ハイネケン・エクスペリエンス

ジンの発祥地・オランダ

正直なところ、ジンやウォッカなどの蒸留酒について少し詳しくなったのは昨年から。ダブリンバーアカデミーに通う中で、カクテルを提供するからには、その材料である蒸留酒にも詳しくなけらばならないということで、少しずつ勉強するようになりました。

ジンなんて、ジントニックくらいしか飲まないわ!

と思っていた私。

ビールさえ美味しいと感じていなかったほどの飲酒初期の頃、カシオレの次に飲むようになったのがジントニック。最初に飲んだのは新宿二丁目のGF。周りの人が飲んでいたから、見よう見まねで飲んでみたのを今でも覚えています。

もともとジンはオランダ生まれ。ライデン大学医学部のフランシスクス・シルビウス教授によって1660年に製造されたとされる。当初は、医師によってつくられたことからも分かるように、マラリアやチフスといった熱病の治療薬として期待されていた。

https://museum.kirinholdings.com/history/cultural/08.html

ジンは、アルコールにジュニパーベリーなどのボタニカルを浸漬し、香りを付けたスピリッツ。原料に使われているジュニパーベリーがやがてイギリスにも広がり、略して「ジン(略しすぎでは?)」と呼ばれるようになったといいます。

ジンは、元々甘味のある蒸留酒でしたが、ロンドンで英国風のドライなものへと洗練され、アメリカでもカクテルに使用されるようになり、世界的なスピリッツへと成長していきました。

ジンが「オランダで生まれ、イギリスで洗練され、アメリカが栄光をあたえた」と呼ばれる所以です。

日本でよく目にするのは、青いボトルが特徴のボンベイ・サファイヤや、コンビニでもよく売っているビーフィーターなのではないでしょうか。

実はこれらは全部、イギリス生まれ。

オランダでは、ジンの起源となった蒸留酒「ジュネヴァ」を飲むことができます。ジュネヴァは、一般的なロンドン・ドライジンと比べて、濃厚な香りとやわらかな甘味のある味わいが特徴的だと言われています。

オランダに行くなら、飲まずには帰れない!!!

どこかに行く時は、現地の地酒を飲むべし!!!アイルランドではギネス、ベルギーではベルジャンビールと飲み歩いてきた私たちは、オランダではオランダで有名なお酒を飲まずには帰れません!

いざ、オランダへ!

ボルス・カクテルミュージアム

オランダのジュネヴァのブランドとして世界的に知られるのは、ボルスだ。ボルスの創業はなんと1575年であり(日本では長篠の戦いが繰り広げられている頃!?)、オランダ最古の企業の一つであると言われています。

日本ではジュネヴァの知名度は低いかもしれませんが、アサヒがボルスのリキュールを販売しているので、酒屋さんでも見かけるのではないでしょうか。特に、ブルーキュラソーやカシスリキュールは、カクテルによく使用されていると思います。

そんなボルスの本社兼ミュージアム兼バースクールがあるのが、ここアムステルダム。

「SEE HEAR TOUCH SMELL TASTE ENJOY(五感で楽しむ)」というのがミュージアムのコンセプトであり、体験型の展示が多くあります。

まずは、入り口から入って最初の展示がこちら。

壁沿いに並ぶ、三十種類以上の液体。

一つ一つ、それぞれの香りを嗅ぎ、何かを予想していきます。

番号の裏には答えが!

これがなかなか難しい!なんだか嗅いだことのある香り、でもこれなんだっけ?となりながら、なかなか当たりません。

イチゴやメロンなどの親しみのある香りもあれば、あまりカクテルでは馴染みのないキュウリなどの香りも並んでいました。

続いていくのは、製法の展示。蒸留酒への香りの付け方は一つではなく、三種類ほどあるとのことでした。一つずつ器械のミニチュアが置いてあり、視覚を使って理解することができます。

この先も、原料を実際に触ってみたりできるコーナーや、カクテルに合ったグラスや氷を選んでいくクイズ形式のコーナー、実際にシェーカーを使ってカクテルシェイクを体験できるコーナーなど、コンセプト通り五感で体験できるエリアが続いていきます。

そして、最後は!待ってました、試飲コーナー!!!

色とりどりなボルスの製品がずらっと並ぶバーにて、ボルスの製品を使ったカクテルを注文することができます。

自分でカクテルを作るコーナーもありましたが、時間の都合上プロのスタッフさんたちのカクテルを楽しむことに。

じゃーん!🍸

ポルノスター・マティーニとオールド・ファッションドを注文。スタッフがフレアの技術を披露しながら、カッコよく作ってくれました。

(ちなみにポルノスター・マティーニはタップでした…せっかくならシェイクのカクテルを飲みたかった…😭)

 

最後はお楽しみ、お土産コーナー。

今回はなんとクリスマスということで、パートナーがバー用品をプレゼントしてくれました!初めての自分用のシェイカー!😍ジガー!😍バースプーン!😍そしてブランドロゴが入ったトレーナー!😍

もったいなくて使えないよー!!!将来お店を開いたら絶対に使う!というか飾る!今の職場では汚れたら悲しくなっちゃうので無理。

ロゴの周りには、リキュールの原料に使われている植物がデザインされていてとても綺麗です。かわいい!!!

他にも、お持ち帰り用に筒に入ったカクテルが3ユーロで売られていました。飛行機に持ち込めないので今回は見送り。

ボルス・ミュージアムの入館料は、試飲カクテル込みで19.5ユーロ。所要時間は1時間ほどで、オーディオガイドも付いています(日本語はありませんでした)。カクテル込みと考えれば、十分お得に楽しむことができました。

超ごきげん

ジュネヴァを飲みに行こう!

ボルス・ミュージアムでは飲めなかったのですが、せっかくならジンの本場でジュネヴァを飲みたい!

ということで訪れたのが「Pulizer's Bar」というアムステルダム中心部のバー。オランダ、カクテルバーの数が桁違いです。しかもわりと早い時間から飲めるバーが多い!

とりあえず、一番近くのおしゃれなバーを探して入店。アンネの日記で有名な、アンネの家の近くにあります。

注文したのは、ジュネヴァを使ったネグローニ。ジンとカンパリ、スイートベルモットを当量ずつ使用する、綺麗な赤に近いオレンジ色のカクテルです。

ダンディーなバーテンダーさんが華麗な手捌きでカクテルを作ってくれました。(左側がネグローニ!右は再びオールドファッションド🥃)

甘いような苦いような…という味のネグローニは元々あまり好きではなかったのですが、あれ!美味しい!!!👀🍸

ドライジンではなくジュネヴァを使っているせいか、苦味が少し薄れ、調和のとれた味になっていました!飲みやすい!

ホテルの一階にあり、雰囲気も抜群でした。暗めの店内でほとんど写真を撮らなかったので、公式インスタで代用。

そうそう!この左側のダンディーな方のカクテルをいただきました!

お酒好きにはたまらない街、アムステルダム

オランダといえばジン、オランダといえばハイネケン。でもお酒だけではなく、食事も楽しめるのがオランダのすごいところ。

あまり時間がなくて、レストランは一箇所しか行けませんでしたが、お酒のつまみとしては百点満点なラインナップでした。

タルタル!
ホタテ!
牛肉のカルパッチョ!

お酒が好きな方には訪れてほしい街。

次はもっと食べて、もっと飲むぞー!!!!!

おわり。

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