終身雇用と４５歳定年制度について。

大企業の社長が４５歳定年制度なる発言をして話題になってて、自分はこういう記事をみる時はなるべくコメント欄やその話題に関して発言してるSNSを見て、いろんな人の意見を参考に、こんな考えがあるんだとかとにかく記事と記事に対しての意見をなるだけ併せて見るようにしてるんだけど、コメント欄や意見で多かったのが、４５歳定年制度を言ってる本人達が４５歳以上で自分達は関係無しにして、働いてくれてる人達だけに対して４５歳定年制度はおかしい、みたいな意見がすごい多かった。

確かに大企業に、学生の頃から勉強してきて大学まで行って就職活動もして頑張って内定もらってやっと入社出来た会社で４５歳という年齢で定年にされたら、その後どうやって生活費とか捻出して行くんだろうとか、４５歳という年齢でその入社した会社の企業スキルしか無い状態で他で再就職なんてしにくいだろうと感じる。

けど、この年功序列というか入社したら終身雇用とか６０～６５歳定年制度って、企業側からしたらメリットみたいなのはないと自分は思う、ほんとに自分だけの経験上の話なんだけど、家庭環境もよくなくて祖父母に育てられて、学校通って休みの日は草むしりや畑仕事って言ってもどこかの店とかに出す様なたくさん作って売るって程じゃなくてただ我が家で食べる分だけの生活をしてきて、貧乏でもちろんお金なんてなくて、勉強して大学行っていい会社に就職しろなんて言われた事もなかったし、そんな社会のなんというか学歴社会みたいな仕組みすら自分は無知で知らなくて…、ほんとに成人してから学歴って言い方があってるのか分からないけど、大手企業に入ったり公務員とか安定してそれなりの給料をもらって年金をもらう歳まで食っていく為に、就職の幅というか未来の選択肢を増やすために学歴が大事って知ったんだけど。

それまでは、祖父や両親が離婚して父が居なかったから、叔父が父親代わりみたいな感じだったけど、祖父や叔父の様に大工さんに弟子入りして大工さんをしたり、畑仕事をして家族が食べる分をほんとに食い扶持があればいいと思ってぐらいの情弱で、後はもう一人の叔父が床屋さんをしてたから床屋さんとかなればいいとか、親が車の免許持ってなくてほんとに田舎で移動手段がなくてタクシーの運転手がかっこいいと思ってて学校の将来の夢の欄にタクシー運転手って書くぐらいだったから、タクシーの運転手をするには学歴じゃなくて安全運転と乗せたお客様を行き先までの移動に快適に過ごせるようなトークスキルとかとにかく学歴では養えない、人柄優先で考えてきたら、学歴社会の世の中が理解出来てなくて。

んで、４５歳定年制度と終身雇用の話に戻るんだけど、そんな考えというかそんな感じで育ってきた自分だから、職人技とか経験と年数がものを云う仕事じゃなくて学歴とかだけで入った企業、そして学歴だけで採用された人なんて、どうやってその学歴を仕事に活かすんだろうと思ってしまう。
例えば、専門学校とかで専門に知識を学んで職に活かせるだったら話は別だろうけど、一流大学を出た人がその企業の新商品をバンバン開発したり、企業の業績を伸ばす為の企画書・提案書を出せるスキルがあるなら分かるけど、高学歴で入社したとしても学歴無しで入社したとしても、その企業の方針に沿った新人教育を受けて企業や社会に貢献出来るかに学歴は全く関係ない様な気がして、公務員とか特にそうだけど公務員に関しては、話せば長くなるからまた他にブログにしようと思うけど、公務員の中に国の為に国民の為に行政を良くしたいなんて思って公務員になる人なんて居るんだろうけど少数派で、大多数は安定したお給料とボーナスなんだろうなぁ～って思う、もちろん企業に入社した人もそうだと思う。

学歴だけで採用した企業も問題ありだけど、その企業に入って自分が何をしたいかを考えるんじゃなくて給料の良さだけで入社した人も問題なんじゃないかなぁ～って自分はものすごく思う。

志望動機で、給料がいいからとか安定してるからなんて書く人なんて居ないけど、もし企業に入社する時に、その企業に入社して例えばビールをつくる企業に入社するなら、おいしい新しいビールをつくってたくさんの人に飲んでもらいたいとか、その企業に入って自分が何をしたいかを明確にして入社すれば、もし４５歳定年制度や終身雇用がなくてもやりがいのある仕事が出来て結果が残せてさらに自分のスキルアップにも繋がって、企業としても４５歳の定年になっても、その人のスキルが必要だからいくら定年だからといっても手放す事はないんだと思う。

企業も企業で勤めてる人も同じ目的、例えば携帯事業をしてる企業に勤めてる人だったら、お客様にもっと便利に携帯電話を使えるプランを企画してその上で会社の売り上げにも貢献したいとかだったらだけど、今の世の中高学歴とかネームバリューとか既得権益とかが先走りしすぎて、企業はなるだけ人件費を安くして売り上げを伸ばしたい、企業で勤めてる人はなるべく給料をあげてもらって安定に生活したいとか、なんか企業と企業で働いてる人が互い違いになってしまってて、根本的な目的が企業も企業で働いてる人もおかしくなってしまって、こんな記事の様な事がおきてしまうんじゃないかなぁ～。