クラウドファウンディングについて
詳細まで飛んでいただきありがとうございます。
改めまして
NO DAY BUT TODAY IN ACT
主宰の小森谷朋基です。
今回クラファンをやったのは
芸能業界に飛び込み
15年経ちました、小森谷ですが
今年の4月に
団体の演出家でもあり、妻の明海月/こはる氏
の演出の元、舞台に経ちました。
それがこちらの作品
でした。
処女作にも関わらず
まさに、魂を削って作り上げた作品は
多くのお客様の心を抉ったとご好評頂き
とても嬉しい所存です。
夫婦という都合上、家に帰った後も
様々なディスカッションをしましたし
時には泣きながら、怒りながら自分の作品と向き合って行く小春を間近で見ていました。
その中で感じたのは
この人は本当にお芝居が好きで
全ての関わった人達に光を当てたいんだな
と、言うものでした。
わからない、できてるかな?
ここは本当はどう演じたら…
この役の思考回路が理解できない
難しいアクティング、できているか怖い
僕たち俳優は一つの作品を作る時に
期待と共に様々な不安を抱えます。
果たして、本当にこれでいいのだろうかと
自問自答し続けるのです。
お客様に見せるまでは
果たして、この作品はどうなっているのだろうとわからない暗闇を歩きます。
その上で頼れるものは演出家の意見なのです。
明海月氏の演出は
上にあげたものを細部まで切り取って突き詰めていきます。
通常であれば見逃してしまう些細な変化も
「どうして、そうしたんですか?」
と、本人も意識してない深層部に飛び込みます。
そして、「私もそれ、わかんないんです。一緒に考えましょう。」と寄り添う。
役者の人生経験なども吸い上げ
その中から
「その価値観だとその台詞出しづらいですよね。そしたら○○の方向にいきましょう。」
と勇気を持って舵を切ってくれるのです。
多くの演出家が
「この役はそうだから、そうして」
と発する中で役者がどれだけ苦しむか知っている
役者出の演出家ならではの舵取りをしてくれます。
そんな、明海月を間近で見ていて
この誕生したばかりの、素晴らしい可能性を持った演出家を世に送りだしたいと
思ったのがクラウドファウンディングに至ったきっかけでした。
演劇はどうしても、内部を閉ざして進むため
なかなか表に噴出しません。
しかし、思い切って外に出しても良いと思うんです。
過程を見ることにより
少しでも彼女の世界観が
世の中に出ていけばいいと思います。
ほんのわずかな事が世の中を支えていると僕は思うし、そのわずかな変化を作り続けていく事が
大切だと思います。
こはる氏が小森谷の「妻」という肩書きが
あるため、どうしても演出起用は身内采配かと思われる事もあります。
しかし、小森谷自身の考えは決してそうではありません。
どうか、彼女の作る
渾身の2作目。
楽しみにしていただけたらと思います。
自信を持って世に出せるよう
12/28より役者、スタッフ一同
全力で取り組む所存です。
お楽しみに。
NO DAY BUT TODAY IN ACT
主宰 小森谷朋基