短歌 未来の庭 #すこし先の未来 #シーズン文芸
note文芸部がお送りする #シーズン文芸 創作企画。
5・6月のテーマは「すこし先の未来」。
本日はこの方、辰巳ろんさんです。
◇
"異常なし"会いたくて今日もチェックする君の作った給水システム
少しでも朽ちた花弁を摘んでいくdroneは君の何だったのか
ラジオの時報に君が立ち庭の温室ガラスに凍る羊歯の葉
小道踏み庭師ロボットに蓄電してた君の靴音探してる
未来から戻ってきてと見上げる空にシンボルツリーの影深し
静けさに頬の涙が乾いたら風はボーダーに咲いて歌う
残されたこの身を嘆いても緑草光りバラの香りは甘い
雑草を選別できるガーデンノイドは変わらぬ声で我を呼ぶ
きっと君会えると信じてこの庭を守り抜いたと言えればよかった
◇
辰巳ろんさん、ありがとうございました!
それでは次回もお楽しみに。
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