“着彩“で物語に魂を吹き込む〜WEBTOONクリエイターの仕事の流儀〜【ナンバーナインで働く人々 vol.03】
こんにちは!ナンバーナイン採用チームです。
ナンバーナインでは、現在複数のポジションで積極採用を行っています。
「ナンバーナインってどんな会社なんだろう?」「どんな仕事をしているんだろう?」という疑問に応えるべく、活躍する社員へインタビューを行うことになりました!
vol.3では、 弊社オリジナルWEBTOON『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』の着彩を担当している西澤 朱里さんにお話を伺いました。
ーー まずは自己紹介をお願いします。
WEBTOON事業部 クリエイティブユニット所属の西澤 朱里です。2022年の新卒として入社し、今年で2年目になります。好きな漫画はLINEマンガで連載中の弊社オリジナルWEBTOON『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』です。この作品に関しては第1話からずっと着彩を担当しているので、好きとかいう次元ではなく、もはや親の目線で見てしまっています。(笑)
ーー 入社の決め手について教えてください。
たまたま学校に弊社のクリエイティブ職の求人案内が届いて、担任の先生が直接私のところまで「これどう?」と持ってきてくれたのがきっかけです。
最初は全然ピンと来てなかったんですが、ナンバーナインから配信している電子書籍を調べてみると、pixivで読んだことのある作品がたくさんあって。いつの間にかナンバーナインとは出会い済みでしたね。そこから弊社に興味が湧いて2022年1月から業務委託契約で働いていたんですが、その後すぐに「正社員にもなれるけどどうする?」とお話をいただいて。喜んでお受けして、4月に新卒として入社したという流れです。
ーー 特殊な入社のされ方だったと思うのですが、入社前と後でギャップはありましたか?
ギャップと言えるかはわからないのですが、作家さんに優しい会社だなと感じました。優しいというか、対等というか。クリエイターという職業は会社さんによっては軽視されることもあると思うんです。でもナンバーナインは全くそんなことがなくて、一社員として接してくれて、意見を求めてくれて、ちゃんと話を聞いてくれる。ここでならクリエイターとしての自分を大事にしながら、楽しく働けるなと思って入社を決めました。
ーー 今はどんなお仕事をされているんですか?
社内クリエイターとして、WEBTOON作品の着彩を担当しています。線画に塗り絵のようなべた塗り(下塗り)をしていただいたものが手元に届くので、そこに陰影やエフェクトを付け、勢いや臨場感を生み出します。読み手により物語にのめり込んでもらえるような作品に仕上げることが着彩担当のミッションです。メインで担当しているのは冒頭でお伝えした『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』で、1週間に1話、月に4話程度の着彩を行なっています。入社時は1人で着彩をしていたので大変でしたが、おかげさまで現在は下塗り1名、着彩2名の3名体制で基本作業を行なっています。
仕事の中で一番大切にしているのは、締切を必ず守ること。締切が過ぎてしまうと、原稿が落ちてしまうので…。今は社内にいるアートディレクターがスケジュールを切ってくれてるので、それを必ず守る!というのをメンバーみんなで徹底しています。
ーー クリエイティブ的な流行りはどんどん変わっていく印象があるのですが、どのようにアップデートされているのでしょうか?
普段からWEBTOONをたくさん読んだり、Twitterで「こういう描き方・塗り方あります」という方法をチェックしたりは意識してするようにしています。また、クオリティを上げるだけではなくて、締切を守るために時短についても意識してますね。例えば作業がスムーズになるオートアクションというツールを使用したり、完璧な素材を作成したり。常にスピードとクオリティのせめぎ合いが自分の中で行われています。
ーー 1日の仕事の流れについて教えてください。
10:00に出社して朝会にて連絡事項や共有を行なった後は、基本的にずっと作業を行なっています。途中で休憩を入れたり、他メンバーとコミュニケーションを取ったり、息抜きを挟みつつという感じですね。そして基本的に19:00〜19:30ごろ帰宅しています。
家に帰ってからは、業務とは関係のない趣味のイラストを描いて過ごしています。こうやって考えると一日中絵を描いてますね。(笑)
ーー お仕事をする中で一番嬉しい瞬間について教えてください。
自分が着彩を担当した作品が世に出た時ですね。配信された時はLINEマンガ上のコメントを全部チェックしたり、感想ツイートを検索したり…。とにかくまめに見ています。
最近印象的だったことで言うと、『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』の第57話が上がった時の話なんですが、これがすごく悲しいお話で。これまでの話の流れや、原作者さんの気持ちまで考えて、これみよがしに悲しい着彩にしよう!と決めたんです。これは魂を込めないといけない話だなと。同じ炎でも静と動で色味を微妙に変えるなど、印象操作をすごく考えながら着彩を行いましたね。結果、原作・ネーム担当の江藤さんからお褒めの言葉をいただいたり、「次の話が待ち遠しい」「課金するから大量更新してほしい」など嬉しいコメントももらったり…すごく印象に残った話になりました。
ーー最後に、今思い描いている夢やキャリアがあれば教えてください。
『神血の救世主~0.00000001%を引き当て最強へ~』がアニメ化してくれたら本当に嬉しいです。これまで自分の手がけてきたキャラクターたちが動いて喋っているのが見られたら…感無量です…!
将来的なキャリアに関して言うと、進行管理をするタイプのマネージャーを目指しているわけではなくて。あくまでもプレイヤーとして作品全体を見ながら、「ここ私やるから任せて!」とどんな作品にもピンチヒッターとして手を差し伸べられるような頼もしい存在になれたらいいなと思っています。
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”漫画”というエンターテインメントの分野で働くのであれば、1人ひとりが当事者意識を持って「すべての漫画を、すべての人に。」届けるために共に戦っていきたい。ナンバーナインはそういうメンバーが集まる組織にしたいなと思っています。
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私たちと同じ思いを抱いている方とお会いできるのを楽しみにしています。