味噌を作った話
味噌を作りました。
え??味噌?
「味噌を作りました!」ってちょっと怖くないですか?
「クッキーを作りました!」
うん、まあこれはわかる。
「梅酒を作りました!」
うん、これもわかる。そこにある、その人の丁寧な暮らしに想いをはせることができる。
「味噌を作りました!」
え?味噌?やっぱりちょっと怖い気がする。
爆弾を作りました!はあからさまなアウトだと思うけど、しいていうと味噌は爆弾と梅酒の中間にいる気がする。梅酒寄りとはいえ。
そもそも、なぜ味噌を作ることになったのかから書かせてほしい。僕はですね、電気圧力鍋をかれこれ4~5年?使っているのだが、これがねえ、よいのですよ。
野菜と調味料を放り込んどくだけで、ポトフとかカレーとか、野菜をたくさんとれる食事を簡単に作れるので、とても満足感があるのですよね。料理めんどくさい一人暮らしの人とかにも個人的にはおすすめしたいかも。
そんな電気圧力鍋のレシピ集の中にだな、甘酒がありまして。
そうそう、これ。この「みやここうじ」をほぐして水入れて、電源オンにするだけで、あーら不思議。自然な甘さの甘酒ができるってわけ。そのままだと甘すぎるから、牛乳とか豆乳でわって飲むのがおいしくてたまに作ってたんですよ。
で、ある日ね、通販?で買い物する時があって、「こうじ」を探したんだけどこの「みやここうじ」がなかったんだよね。で、別の「こうじ」を買ったのよ。
そこにはね、確かうるおぼえだけど、用途として「味噌とか甘酒」って書かれてたの。で、評判をみたら、そこにも甘酒を作りました!みたいなのが書かれてて。あ、じゃあこれで甘酒つくれるな!って思ったんだよね。
それで、品物届くじゃん?開けるじゃん?
開けた瞬間さ
私は味噌にしか、なる気がありません!!!!!!!!!!
って感じの匂いがすごかったわけ。笑
うわーこれは、、味噌にしかなる気ないねえ。甘酒になる気は微塵もなさそうだぞって思って。(どう考えても味噌にしかなる気がなさそうなあの子を改心させてみんな甘酒にしてるの、、?)
こんなどう考えても味噌以外になる気がなさそうな子を、無理やり甘酒にして、「うう…俺は味噌になりたかったのに…」みたいな感じ出されても困るじゃん?俺もそんな無念を抱えた甘酒を飲みたくもないし。味噌にしてあげられずにごめんね、とか思いながら飲みたくないからさ。
しょうがなく、こっちが折れたっていうわけ。そんなに味噌になりたいなら、味噌にするしかないって思って、一応作り方調べて。
仮にさ、味噌作る人がいたらさ、はじめから心が決まってると思うんだ。私は!!!!味噌を作る!!!!!!って。ほんと大袈裟でもなく、海賊王になる!!!!のテンションだと思うよ。
で、その一方さ、俺は別に味噌作りたかったわけでもないわけ。いや、そんな覚悟とかないし、そんな覚悟求められても、、、(困惑)って感じで、ちょっと中途半端な気持ちで作っちゃったのね。
だから、本当はもっとこねたり、とかの過程を丁寧にやるべきだったような気がするんだけど、ちょっと雑な味噌にしちゃったわけ。いや、俺別に味噌作りたかったわけじゃねーしみたいな。反抗期味噌。
しかもできあがったところで、この量の味噌どうするの…?っていう。ちゃんとした味噌になるのかもわからないし、ちゃんとしてない味噌が大量にできるかもっていう未来予想が怖すぎて、冷蔵庫に入ってる熟成中の味噌(仮)とは極力目を合わせないようにしてきたんだけど、いよいよさ、なんかフィニッシュな予感がして。もうそこまでくると、さすがに目を背けられないじゃん?現実と折り合いをつけて生きていかなきゃいけないっていうか。
というわけで、爆誕した味噌がこちらです。
なんかちょっと味噌っぽいのだが。いや、前から味噌っぽい感じはしていたが、より味噌っぽくなってきたよねっていう。ふーむ。
で。
どうすればいいんだろうね?(これが一番大事♪)
ま、豚汁パーティーしましょう(投げやり)
ううむ。まいったん自分で食べてみよう♪話はそれからだ。
その後に、また今後について味噌と話し合いたいと思います。
というわけで今夜は味噌のことを考えながら眠ります。おやすみなさい。
また、明日からがんばりましょう〜(すごい終わり方)
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