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「お客様は神様です。」とは

どうも、おはようございます。

オッさんでございます。

今回は、飲食店などの接客業でよく聞くフレーズである「お客様は神様です。」という言葉について、私の考えをお話をしていきたいと思います。


皆さんも一度は、お客様は神様ですという言葉を聞いたことがあると思います。

一般的には、「お客様が売り物を買ってくれるおかげで生活できているのだから、可能な限りお客様の要望をかなえてあげる。」というような意味で使われていると思います。

実際、私も就職した時の上司に、この言葉を使って教育された記憶があります。

しかし、この言葉が有名になってしまった影響で、ある一定のお客様の中には、敬われて当然、何でも言うことを聞いて当然といった考えを持つ方も出てくるようになってしまいました。


「お客様、大声でみんなに聞こえるように話していらっしゃいますが、色々と間違えてますよ。( ´∀` )」と心のそこから言いたい。


言えないけども。


接客する側の心構えとして、そういう考えを持つことは立派だと思います。

しかし、それを相手に強要し、それをされない時は強烈にダメ出しを行ってくるのは、人としてどうなのかなと思ってしまいます。

元々、お客様は神様だという言葉は、三波春夫氏が残した言葉で「お客様に自分が引き出され舞台に生かされる。お客様の力に自然に神の力を見るのです。お客様は神様のつもりでやらなければ芸ではない。」という言葉が由来となっており、決して、サービスを強要するための言葉ではありません。


今でもごくたまに、営業で出かけた先で、「お客様のご要望は、当方では叶えられません。」という言葉を、かなりオブラートに伝えても、ご年配の方が、「お客様は神様だろう!」と怒鳴ってくることがあります。

私は、自分で自分のことを神様とか言ってて恥ずかしくないのかな~と思いながら、「申し訳ありません」と頭を下げます。

親切や、敬う気持ちというのは尊いものだとは思いますが、それを相手に強要してしまったら、いっきに醜い存在になってしまうように思います。

ですので、私はそんな人たちを反面教師にして、「お客様は神様です。」という言葉を人に押し付けないように気を付けつつ、自分を律する言葉として覚えておきたいと考えています。

皆様も是非、相手をリスペクトする気持ちを忘れずに、日々を過ごしていただけたらと思います。

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