今一度、親子の愛について考えてみた。
エーリッヒ・フロムによればこう言っている。
ところが、ある文献によると、近年の研究では、母性というのは女性の本能でもないし、母親は、必ずしも子供に献身的でもないし、「母性本能」とは近代が作り出した幻想であるという。
要するに良い親とか良い家庭環境で育まれないと受け継がれないということのようである。
この世に生まれて、いつどんなことが、愛することに繋がるのか?
生まれた直後は、母親から肉体的に分離され、バーストラウマを体験。これを子宮という宇宙からの分離、世界との分離とも呼ぶ人もいる。
0歳から2歳ぐらいの頃には、両親から与えられる「安心感」が肝要。
両親から与えられる「大丈夫感」が必要。
怖い思い、不安や寂しさを感じた時、受け入れてくれる両親の存在が頼り。
周りがなんでもしてくれる王様感の下に、しつけ、我慢、甘えを学ぶ。社会で生きていくために心が強くなっていく。
この時期に両親のサポートが得られなかった人に、愛することができないとかパーソナリテイ障害を持つ傾向があるという。取り返しのつかない重要な時期というわけだ。
フロムの「愛するということ」にはこの時期の配慮については、こう書かれている。
小学生ぐらいになると。
他では、こう説明が付け加えられる。
道徳感、倫理観を身につけて行動を自ら制御できるようになると共に、シャドーの分離が始る。ペルソナを被るようになってくる。
父親や周囲の人を「力のある存在」と認めるようになり、ルールや理想などのイメージを理解するようになるという。
フロムは父親的愛についてこう書いていた。
さらに、追加してこうも書いている。
母親的愛についても対比して捕捉される。
High teenになってくると、絶対だった親の存在が色褪せて見えるようになる。社会の中で「等身大の自分」が浮かび上がってくる。
独立した自我の獲得、理性で制御できる社会人になってくることを期待される時期。
フロムはこう書いていた。
子供意識が変容すると言われる時期。新生児から3歳ぐらい。小学生あたりの親のサポートが超重要なことが説かれている。そうした親の愛のこもった家庭に育たった親には容易なことかもしれない。
私はこんな認識はなかって、もう手遅れです。オワリ。
2023/08/15から第三回目、「本を読んでなくてもいい読書会。」というのを他に2名の共同主催者を迎えて開きます。
まだ、友人限定ですが、将来的には拡大検討中。
ここまで読んでくださった方にありがとうございます。
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こころざし創研 代表
ティール・コーチ 小河節生
E-mail: info@teal-coach.com
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