開設4年にして、7事業所出店!(※FC事業所・来月予定含む)FOOTAGE社のティール経営とは。
こんにちは。ティールコーチの小河節生(Sam)です。
今回は、名古屋の訪問看護ステーションFOOTAGE社での自律分散型経営であるティール経営の実施をご紹介して行きます。
初めての方のために、くどいかもしれませんが、訪問看護とはこういうものです。
そして、ティール組織とは、最初にあげる特徴としては”自律分散”というように、組織のメンバーに決定する権限を分散していることです。
2番目に全体性・ホールネスと言われる特徴があります。近頃は安全安心の場とか心理的安全性といったことが組織には必要という考え方です。
3つ目ですが、存在目的です。英語ではEvolutionary Purposeなので進化的目的になります。「ティール組織」によるとこう書かれています。
FOOTAGE社がティール組織のような自律分散型組織を導入しようとしたきっかけは、2018年に会社を設立して同業者を見渡すと、お金儲け第1主義、拝金主義的なところばかりだったそうで、社会的に意義のある会社に自社は変えたいということでした。
ティール組織を知ったのが2019年ごろで、立ち上げたばかりで、すぐにマネジメントの作り直しに取り掛かります。
組織のコンセプトは、「広域マネジメント+プロフェッショナル領域+支援」の3つからなります。
最初にあげる特徴、”自律分散”に関しては、組織のメンバーに決定する権限をどう分散しているかについてです。
「ティール組織」(フレデリック・ラル著,鈴木立哉訳、嘉村賢州解説)でいうところの助言プロセスに相当する提案制度があります。この本では提案者が決定者になり責任を負うことになっていますが、FOOTAGE社では違いがあります。
意思決定のプロセスがあって意思決定がされます。提案内容によって決定者が異なります。例えば、看護のプロフェッショナル領域には看護師の資格のない人は口出しできません。
また、提案者が期限を切って決済することはなく、原則として合意形成していきます。この間は検討プロセスが見えている方がよく、発言しにくい人たちからの意見の汲み出しにも注力している。合意ができないときは経営者が乗り出すこともあるということです。
合理的な理由があれば決済できる範囲などを決めておくことは必要そうです。
提案は、マネージメントがサポートしつつ期待される成果が明示されます。
週に2~3件ぐらいの提案があり、職場の身近な改善が多いそうです。
2番目の全体性・ホールネスについてです。どんな工夫をしているかPRTIMESの記事から拾ってみました。
3つ目の存在目的です。こちらはFOOTAGE社のホームページによるとMission、Vision、Valueをこう設定しています。
MISSION
笑顔のある、あなたらしい人生を
対話を通して人生史を知り
あなたらしい人生を選択できるように支援します。
VISION
あなたの物語が 光射す方へ
すべての物語が 紡がれた未来へ
わたしたちの価値観
VALUE
Change
楽しむことを忘れず、希望を持って変化し続ける
Natural
個々の価値観・違いを認め合い
欠けのない存在として愛を持って接する
Pride
自身の行動に責任を持ち、誇りを持って成す
これに加えて事業所ごとにPurposeを作っています。
Value→Changeの取り組みとして、自己実現に向けた取り組みをしている。
個人としての取り組みだけではなく、チームとしての取り組みもある。全てをご紹介できないが、こうした活動でメンバー個人の成長がチームや会社の業績に結びつき待遇の向上に目に見えてつながるようになっています。
こうした活動が、他社とは違う環境、待遇のFOOTAGE社を形作り、友達を勧誘する動機となって、求職者が集まるわけです。「年間100名を超える看護師の応募あり!」の理由がティール経営にあるのです。
来週3/22には名古屋の訪問看護ステーションFOOTAGE社の大串社長を招いて名古屋駅前のウインクあいちでセミナーを開催します。
詳しいお話をきいてみませんか?
お申し込みはこちらです。
会場: ptix.at/ZK92ds Zoom: ptix.at/Eo4JoD
こころざし創研 代表
ティール・コーチ 小河節生
E-mail: info@teal-coach.com
URL: https://teal-coach.com/