訪問看護ステーションが安定した運営を目指すための答えは”ティール経営・進化型組織”にある。
こんにちは。ティールコーチの小河節生(Sam)です。
来週3/22には名古屋の訪問看護ステーションFOOTAGE社の大串社長を招いて名古屋駅前のウインクあいちでセミナーを開催します。
お申し込みはこちらです。お申込の締め切りが3/21 13:00と迫っております。お申込忘れのないようにお願いします。
会場: ptix.at/ZK92ds Zoom: ptix.at/Eo4JoD
とういうわけで訪問看護事業の周辺の話題を先週から書いてきました。
今回は、訪問看護ステーションを安定的に継続していくための答えがティール経営・進化型組織にあることを書いていきましょう。
訪問看護とはこんなサービスのことでした。
2025年には団塊の世代が後期高齢者、75歳に達してくるということから看護介護の需要が拡大するのではないかという見込みで公益社団法人日本看護協会、公益財団法人日本訪問看護財団、一般社団法人全国訪問看護事業協会の3団体が「訪問看護アクションプラン2025」という計画を持っているそうです。
公的資金の裏付けもあり、需要も増加するからチャンスと捉えて、既に多くの事業者が新規参入したが、それほどうまくはいかない課題があるようです。
一般社団法人全国訪問看護事業協会の2021年度の調査では、R2年度の訪問看護ステーションの新規参入は約1,600件で、廃止・休止件数は約780件とのことです。
さて、その難しさですが、株式会社eWeLLのサイトを参考にティール組織の対応方法を書いていきます。
その1。自治体からの指定人員基準を満足するだけの人数の有資格者を確保すること。常勤換算で2.5人はいないといけないそうです。報酬、環境が良くなければ確保が困難になることが想像できます。
ティール組織を採っているFOOTAGE社の場合は、年間100名規模の応募があります。かなり良い成果です。
人のモチベーションを上げるには、大きく分けて3つの側面があるとダニエル・ピンクが「モチベーション3.0」の中で述べています。1に自律性(autonomy)、2に熟達(mastary) 、3に目的です。
1の自律性を実現しているティール組織の要因としては、その名の通り「自律分散」が大きく貢献していると考えられます。先回の投稿にも書いた通りです。
2目の熟達(mastary)については、「全体性・ホールネス」が対応しています。組織の価値観などを共有する場や、専門の知識・技術を向上させたり奨学金プログラムを用意しています。
3番目の「目的」については、文字通り「存在目的」が対応しています。組織全体でMIssion,Vision,Valueを設定していることは既にご紹介したとおりであり、事業所ごとにもPurpose(存在目的)も自分達で決めています。
厚生労働省 令和2年度介護事業経営実態調査結果の概要)によると収入の60〜80%が給与に充てられています。その他の費用を相当圧縮しないと財務的に訪問看護ステーションの経営が成り立たないことになります。
そのためには、口座を収入口座から支出目的別(例えば経費口座、法人税口座、返済口座、利益口座、役員報酬口座)に前期の実績の比率で口座振替します。特に人件費以外の経費を削減することで得られた改善額の一部、利益の一定の割合、返済金の余剰分をメンバーにボーナス的に還元することで、財務状況を向上させるモチベーションが発生します。
他にも補助金などの資金の調達や、間接業務専門の人を置かないかフランチャイズも含めたプラットホーム化といった取り組みもあります。
詳しい話はセミナーで質問してみてください。
あらためて、お申し込みはこちらです。お申込の締め切りが3/21 13:00と迫っております。お申込忘れのないようにお願いします。
会場: ptix.at/ZK92ds Zoom: ptix.at/Eo4JoD
こころざし創研 代表
ティール・コーチ 小河節生
E-mail: info@teal-coach.com
URL: https://teal-coach.com/