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 昔は機械学習が人工知能(AI)と呼ばれることに抵抗を感じたのだけど最近はそうでもない。というのは技術が順調に進歩して高性能化したから、ではなく、人間の天然知能の方が意外と低性能だったことに気づき始めたからだ。一体何が違うのか。機械的に実現される“知能”が学習を経て人間的な正解を選び、或いはまた人間的な誤りを犯すのを見るにつけ、《では知能とはそもそも何だろう?》という哲学的な問いが浮かんでk……

 ……この文章も僕が考えたわけではなく、どこかで誰かが言っていた話を思い出し、統合して、まるで自分で考えたみたいに書いたのに過ぎない。それは模倣能力であって知能ではない。ディープラーニングの仕組みと大差ないと言っていいのではないか。最近話題になったGPT-3でも似たような文章を出力できるかも知れない。人間は基本的に真似をしたり・フリをしたりしているだけだ。経験から学ぶ統計処理のバケモノ、機械学習を知能ではないと断ずるなら、人間もそうでない事になりはしないだろうか。

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