『あなたはあなたが使っている言葉でできている』 - ゲイリー・ジョン・ビショップ
短くてすぐ終わった。長ければ良いというものでもないし、本当に重要なことだけ短くまとめているのには好感を持った。
タイトルから「ネガティブな言葉を使っているとその通りになってしまう」みたいな内容かと思っていたのだが、そういう話ではなかった。原題『UNFUCK YOURSELF』のかなり遠巻きな意訳のような気がする。良く分からない。
Audibleで消化した。この内容を(自分で読むのではなく)他人に読み聞かせてもらうのには少し価値があると感じた。
自己啓発本の類って昔は軽蔑すらしていたのだけど、「お前はできる」「お前はやれる」と、ポジティブな言葉をわざわざ言ってもらうことには意味があるのだとようやく気付いた。自己啓発というより自己洗脳とでも言った方がいい。
鬱屈し停滞した人が陥りがちな思考パターンをかなり的確に言い当ててくる。素晴らしい内容だった。大抵の人は親のせいで自分はダメなのだと思いたがっているとか。全く経験もしたこともない新しい状況は誰しも不安だし、“良く知ってる失敗”の方が安心だから、だから失敗することの方を自らの意思で選んでいるのだとかなんとか。そういう言い方ではなかったかも知れないがそんな内容のことを言っていた。素晴らしい。