[19] アメノフル
某鬼とか某呪の成功から学べることが明確に一つあって、それはモチーフだけ目新しくて内容がベタなのより、ベタなモチーフを使い回して内容だけは新しいことをやった方がいいってこと。このマンガは前者の割と典型的な例に見えた。能力がお菓子になってるのは新しいけどやってることはベタで大体どこかで見たことがあるという感じ。普通に中忍試験(ハンター試験)やっちゃってるし。ジャンプ打ち切りマンガってこのパターンの失敗がかなり目に付くんだけどどうしてなんでしょうか…。
某呪の方は冨樫の正統後継の趣さえあって、縛り(制約と誓約)の扱いなど特に説明もなく冨樫マンガのノリで使われてる(なのでストレスなくすんなり理解できる)。少年漫画の設定や世界観なんてどうせ大体同じなので読者が既に良く知っているものに敢えて寄せて説明を省き、その分その枠の中でやる内容の方に集中するのは正解だと思う。
なろう小説もみんなまず死んで異世界に転生するという共通テンプレを使うことで説明を省いてるが、これは読者の負担を減らせるというメリットでしかなく、どれもこれも同じで面白くないというデメリットではあり得ないのだ…と誰かが言っていた。(僕はなろう小説まともに読んだことがないので良く知らない。)
主人公と全く同じペロペロキャンディの能力者がどこかにもう一人いて、そいつが東京壊滅の厄災を起こした、という話の筋だけは割と面白かったような気がする。
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