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鬼灯の冷徹感想カキコ

初カキコ…ども…
鬼灯の冷徹、それは1500万部を売り上げ2020年に大団円を迎えた漫画である。
地獄を舞台にした鬼たちの日常を描き、アニメ化も果たした漫画である。
今めちゃ熱い漫画である。

長いプロローグ


2023年3月から鬼灯の冷徹を初めて読み出しました。

アニメ一期二期ともにリアルタイムで追っていて、繰り返し繰り返しみていたけど原作はほぼ読んでいなかった。
なんかアニメのギャグが肌に全く合わなかった。
コメディ作品においてギャグが全く合わないとは致命傷なんですけど、キャラと話の流れと世界観がめちゃくちゃめちゃ好きでグイグイアニメは見れた。
まあ自分の好きなギャグが他人には理解できないなんてことよくある事だよな…。
というわけで録画等配信等でずっと周回してきたアニメではあった。
めちゃくちゃアニメが好きだったため、原作を読んで「あ〜やっぱギャグが合わんな…」と思ってしまうのが本当に嫌だった。

でもふとした時にこの話を友達にしたら普通に原作をオススメされ、まあもう合わなくてショックを受ける程でもないだろう…と思い一巻を購入。
というわけでアニメはみていたけど原作を避けに避けていきてきて、認知して9年、原作を読み出した。

お、おもしれえ

な、なぜ!?ギャグも話もアニメと同じはずなのに漫画だとなんでこんな愉快に読めるんだ!?!?!?ていうか絵に個性がバンバン出ていてめちゃくちゃいいな。ていうか背景もこれ作者が描いてるんだ端々からここはこう!というこだわりを感じる。ていうか話と話の間にあるおまけページ、こういうのが読みたかったんだ。
後々になって考えるとたぶん鬼灯ってツッコミの文量が結構あって、それを音にすると個人的にくどく感じる気がする。くどく感じるというか漫画だと文はパッと一瞬で理解できるからツッコミのテンポもがよくなるというか…アニメだと2.3秒使ってツッコむことにテンポの合わなささを感じていた。
アニメはアニメですごく好きだしすごく面白いんだけど、原作はアニメで唯一うーん…と思っていた部分がなくなっちゃったなんですよね。

そこからは早いもんでとりあえずと買った三巻を読み終わり即10巻まで購入したので本当に電子書籍とは怖いものであった。
しかし読んでいてやっぱりこのペースだと速攻読み終わってしまう!せっかく良さがようやくわかったのに!もっと大事したいという後方彼氏面がでてきた。
ここで必殺「一日一冊我慢読み」である。
一日のうち一冊だけ買って読む、という単純な仕組み。ここで何冊かまとめ買ってしまうとすでにある漫画を読まないという選択肢はないので絶対に一冊しか買ってはいけない。
とはいえ鬼灯は大体1話完結だし、ギャグ漫画はちょこちょこ読みの方が読みやすいと思っているのでいい必殺技だと思いますね。
明日になったら○巻がよめる〜🎶とワクワクしたり次の日になるまでに何度も他の巻を読み返せるし。
ただこれの唯一の欠点はじわじわ読める巻数のカウントダウンをしてしまうんですね。
10巻代はまだぜんぜん明日は18巻〜🎶とワクワクのが勝つんですが、おおよそ20巻を過ぎあたりでざわざわしだし片手で数えるような巻数になると悲しみの方が勝つんですね(号泣)
明日が来なければ次巻を読むことがないから読める巻は減らないのに明日はくるし続きが読みたいから買って読んでしまう。
人間の業が深くて辛い。

わざわざなぜ、こんなクソ長いプロローグを書くかというと
明日(4/19)最終巻を読むんすよね…
下記は明日になったら自分がどうなっちゃうのかわからないのでこれまでの鬼灯の冷徹の簡単な感想を書こうと思いました。
本当に嫌だ。明日がこなければいいのに。
わざわざ休みまで取ってしまった。

鬼灯の冷徹(原作)のここ好き

○世界観の描き方
ていうか一巻1話目から炸裂するんすけど作者の世界観!!!!!背景も描いてあってあ〜ここはこうしたかったんだな〜とかが読み取れる!!!!
すこしずつこの鬼灯の冷徹の舞台を解説してくれるこの、図鑑を少しずつ読んでいるような…。独特だけど馴染むやすいんだよな。作者から「これがこの世界じゃ〜!!!!」というのをガンガンぶつけられているような気持ちよさがある。
あと、読み進めるたびに少しずつ関係が絡み合うのがいいよね…

○キャラの掘り下げ
10数巻前後までは世界観の説明と、新キャラも結構出ていて「いいね〜」と思い読んでいた。でも20巻過ぎたあたりから今まで出てきだキャラのさらなる掘り下げ、既存のキャラの絡みからの話の発展。こ、こんなん…!!!おま…!!!!1番好きなやつ……!!!!

多分1番出世じゃないけど出番そこまで増えるんだ〜と実感したのが唐瓜のねーちゃんの「甜瓜」ちゃんじゃないかな〜。
初期から唐瓜の姉として脳内で出ていて家族の掘り下げにちらっと出たと思ったらお見合いの相談からの鬼灯様の幼馴染への関係性への発展。
わ、わーーーーーーーーーーーーーーー人(人ではないけど)の営み〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!
あとハゲイトウさんもよく出てくるようになってだんだん馴染みのあるおじさんという気持ちになってきた。

○神様フェチ大爆発
自分が神様フェチなことを思い出させてくれた(6ヶ月ぶり6527963回目)のが鬼灯の冷徹でした。
あんまり神様キャラが好きというと色々いるのと、こだわりが地味に強いのでギャースカいうのではないんですけど鬼灯の冷徹の神様の描き方すごく好きだ。
人らしいけど人らしくない、行動の単位が神様というか…木霊さんとかだいっっっすきな描き方で…白澤様も随所に見える神様の扱いが…
ナチュラルに日本の神様がたくさん出てきて、かつ解説もしてくれるしああーーーーっっっこんなん大好きになっちゃうーーーーーーー!!!!!となったので本を買ってフェチを鎮めています。


ストーリーが面白いのはもういちいち言わんでも…って感じですけどすごく面白いと思う。新キャラが出てきたら次話から解説を的な紹介のお話を入れてくれるし。

ひとまず悲しみをぶつけられたのでここで終わろう。本当に明日どうなるんだ。

終わらないでくれ鬼灯の冷徹…。俺と永遠を生きてくれ…。


【追記4/19】

読みました。
ずっと電子で買っていましたがやっぱり最終巻は物理本を買って手から感じる残りページ数の【終わり】を感じながら読みたかったので書籍で読みました。

明日からもう続きがないと思うと「き、キッツ〜〜」となりますがここ1月本当に楽しませてもらいました。
なんかもう総決算というか…
だってこんなん…こんなん…
私は極楽満月の二人、贔屓目では桃太郎くんが大好きなのですが桃太郎くんが店を持ちたいという気持ちがはっきりしてきてまさか最終巻に再びメイン回が来るんだ…とびっくりと嬉しさがすごい。
でも本当に極楽満月はやめないでほしい。でも桃太郎くんの失敗でも成功でもいいから店持ちを経験したいという男らしさ、かっこいい。でも絶対辞めないでほしい。でも店持って真摯に対応する店主の桃太郎くんみたいな。でもずっと極楽満月にいて欲しい。

檎さんの感じもすごくよかったね…こんな終わり方もするんだ…としみじみ良さを感じました。ていうか初期キャラへの掘り下げをさらにしてくれるて…。

禊萩さんの地味だしモブだけど閻魔大王が優秀なんだよね〜みたいなコメントを読んだ時からそういうキャラ好きだな〜と思っていたのでピックアップからの挙式が嬉しくて嬉しくて(号泣)
ていうか確かに冠婚葬祭の話ほぼなかったし大団円の終わり方だ…。
桃太郎くんが好きなら桃太郎ブラザーズも大好きなんだけど桃太郎から始まり、桃太郎ブラザーズで終わる。
永遠に変わることのないように思えたあの世の日常だけど、結婚や人事異動でやっぱり変化があるんだなと感じました。
そういえば唐瓜と茄子も途中の巻で先輩らしくしてたもんな。こうして感じる変化も大好きな人(人じゃないけど)の営みで寂しいけど嬉しいよね…。
でもやっぱり寂しい〜!!!!!!終わらないで。明日からどうやって生きればいいんだ。普通に最終話読みながら寂しさと面白さで泣いてしまったんですがコメディ漫画で泣かせないで。

ご親切な人から次回作の方もオススメされたので落ち着いたら拝読します。
でも今はこれを読んで命をつなげます。

まあ、大辞典なんて言われたらそりゃ買う。


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