続編マンガの面白さの話
2022年、1月1日。友人のはなちゃんからファミレスでこう言われた。
「1・2の三四郎2を読んで欲しい」
1・2の三四郎をご存知だろうか。1978年から1983年まで連載されていたマンガです。ギャグ漫画ベースで学生時代に「柔道」「ラグビー」とヘビーなスポーツに取り組む三四郎が卒業すれば「プロレス」の世界へ飛び込む話である。詳しくは漫画、Wikipediaを読んでくれ。
はなちゃんから今回勧められたのはその【続編マンガ】だった。
なぜかと聞くと。「続編まじで面白い」「面白い上に絵がうめえ」「ていうか漫画がうめえ」「本当に絵が上手い。漫画界で一番漫画が上手いかもしれない」とめちゃくちゃな熱弁だった。すげー、ふーん、と思った。めちゃくちゃに興味ねぇ〜。プロレスも好きじゃないし、そもそも無印の三四郎読んだことないし…。って感じだった。でもはなちゃんはマジの漫画好きなので信用できる内容かもしれない。でもはなちゃん刃牙読んでるけど拙者は読んでないし…合わないこともあるわよね…。って感じだった。そこではなちゃんは試し読みとして一話その場で読むよう勧められた。
結果その場で全巻購入した。
一話を読んで、独特のテンポとノリがあるけど読みやすさにちょとビビった。決定的に買うか…となったのはラブラブな三四郎夫婦のシーンを見たからだった。俺はカプ厨なのでずっとこの2人がでるなら…と買う。あと一話から愛想のいい店員さんのほたるちゃんがずっと出ると聞いて買った。6巻しかないので買うか〜とひとまず。
続編マンガはあんまり期待しないで読み出してしまった
無印しらないし…と軽いノリでその夜読み出す。するとびっくりした。
絵、うますぎる。漫画、クソうめえ。
すっきりとした線の描き方、ガッチリ描き込んでいないけど程よく抜けてて読みやすい。ていうかスカスカしていないのに上手い。は、はぁ〜!?この時代(1994年ぐらい)ってフルアナログですよね…?コマ割りというか、動きの流れがすごくうまくて何やってるのかわかりやすい。ギャグ漫画という意識はないけど、テンポがいい。独特のノリは一巻で慣れました。4巻のおじいちゃんたちを背負って階段を登る見開きシーンで「うめえ…」とならない人間いるのだろうか。おるだろうけど僕はびっくりしました。
続編に登場するキャラ
12の三四郎2は、無印の時に登場したキャラクターも成長した姿出てくる。その書き分けもうめ〜の。キャラのかきわけというか漫画表現のデフォルメが上手い…。あと筋肉の書き分けもしていてああ〜!?となりました。オコノミマンの身体、えっちやんなぁ…。かわいい女の子の書き分けは中々ややこしいけど、特徴のある顔の描き方…うまくて…デフォルメができる人間のこと無限に尊敬しますわ…。
前作を知らなくても
そんなこともあるんだなあ…。いやあるんだろうけど。ていうかプロレスって痛そうでなかなか読めないよ〜!となっていました。実際読んでてデスマッチ戦があったんですが。これが釘バット、鎌、ピラニアもあるという試合でして。そんなこと、ある!?プロレス的にはあるのかもしれない。そこを読んでる時は「ギャーーーーーーーッッッ」ってなってました。でも、何とか読めてしまった。面白いから。前作に出てたであろうキャラたちも、すんなり馴染んで愛してしまった…。馬之助(オコノミマン)も好きだし、俺は美鈴さんにおんぶして欲しいぜ。6巻でコンパクトにお話がまとまってて、でも6巻とは思えないスタリー運びで…最終戦までの流れ、なんだかすごく長く遠い険しい道のりに感じた…。
「1・2の三四郎2、すごい面白い!」
続編マンガで前作をよんでなくても面白い1・2の三四郎2!俺は読んだが、あなたは読むか読まないか自分で決めてくれ。このnoteは三四郎2があまりにもおもろくてレビューとか感想を探したけど数が乏しく友人たちに勧めていたはなちゃんがいたので書いた感想文です。でも面白かったよ「1・2の三四郎2」。面白かったからはなちゃんから10月に借りたHUNTER×HUNTERをまだ2巻までしか読んでないけど見逃してくれ。