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第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)

最近、増し土をした若木の枝先から新芽が出てきた。植え替えや増し土、なんとか夏に間に合ってよかった。暖かくなって、光が出て、植物たちは嬉しそうにしている。人間たちは、夏越の祓え(なごしのはらえ)やらなにやら、これから来る夏を乗り越えようと準備している。とはいえ、その前にこの梅雨を乗り越えなければならない。湿度が高いのも、濡れるのもあんまり好きではない。けれど、植物たちが元気なのはいいなと思う。人の憂いと関わらず、葉は萌芽してくれる。黄色いお腹を膨らませて黄鶲(きびたき)は鳴く。花を濡らして、菖蒲は水辺に揺れている。

 




参考図書・資料:
山下 景子(2013年)『二十四節気と七十二候の季節手帖』成美堂出版https://www.seibidoshuppan.co.jp/product/9784415314846

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第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく)
6月22日〜6月26日頃

花菖蒲が花を咲かせる時期
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(仲夏、夏至・次候、第二十九候 菖蒲華(あやめはなさく))


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