ブルースピネル
長月。
かつては夜が長い夜長月から文字取られた九月の和風月名。紅葉月や梢秋などもまた異名である。
清秋の候とは言い難い残暑が続く晴れ日この頃。未だに滴る汗を拭う程に彼もまた熱い男。
Autumnより今到着
2002年9月20日。
猪狩蒼弥、爆誕。
この世に"天才"が産まれ落ちた日。
彼と出逢ったのはそれから何年後だろうか。
浮所飛貴さんのファンになったのち訪れた唐突の稲妻。東京B少年の横にいるお友達のHiHi Jet、当時はその程度の認識だった。
え、なんかかわいいかも
瞬殺だった。2秒にも満たない彼のたった一言がトドメを刺したから。
『何それ?分かんない♡』
ご馳走様です。
勇ましく地頭の良い少年とばかり思っていた私の概念は儚くぶち壊された。ギャップって末恐ろしい。
更に言うと、丁度某ウイルスが大流行していた時期だった為それはそれはハマるのに容易すぎる程の膨大な時間を持ち合わせていた私。この日を境にYouTubeやIslandTV等々手当たり次第に検索をかけた。過去を漁れば漁る程打ち出の小槌のように彼の新たな一面が見えて。
全 て の 媒 体 を 見 尽 く し た。
そんな止まることを知らない募った想いは垂直下に落下を繰り返し気が付けばもう今、という感じで。
あの日から毎日、あやなされ踊らされ彼の掌で自転しながら息をしている。
2023年9月20日。21歳。
私は彼本人ではないので憶測でしか物事は語れないがこの1年は『ハタチ』という節目を迎え例年より更に大人の道に足を踏み入れた年になったのではのではないだろうか、と思う。
"おでこ出したら売れるって言うじゃないですか"
此処1年以上は今じゃトレードマークの襟足をただただ伸ばし続け、ついでに此処数ヶ月は殆どがセンター分けだった彼。(記憶抜けてる箇所あるかも)
最近では"飽きたから"なんて理由で多少散髪していたが自身を武器にする強さというものを只管に実感出来た気もする。
元々バラエティには頻繁に出演していたが襟足という一目で分かる武器のおかげで今年は間違いなく認知度は格段に上がった。朝の情報番組ではコーナー担当に就任し夢の国リポーターとしても活躍している。
自分を曝け出し自分を自分で利用して上手く人生の歯車を動かす事の出来る猪狩くんだからこそ勝ち取るものが生まれてくるんだろうな、なんて。
『人生は無駄で彩れ』
『自分の為に生きろよ』
これだってどう考えても二十歳から発せられる言葉ではない。東京ドームのど真ん中で浴びた衝撃たるや。彼の口から紡がれるひとつひとつの語にもはや生命すら感じる。何気なく見ていたあの日に雷撃を受けてから現在も尚、初恋のような初心な胸のときめきを覚えることがある。
彼の創る音楽もentertainmentも語彙も全てが私の生活の一部になり始めていて。勿論彼本人に対しても。自尊心を持ち自信と愛に満ちた強くて逞しくてポジティブな赤子(赤子)。超過した好きが恋のバロメーターを狂わす。
所謂"何してもかわいい"ってやつだ。
まぁ彼からすると私はただの虫ケラモブなので何が届くとかはなくただの自己満なのかもしれないが。
結局のところ、猪狩くんにとって"楽しい"と思える人生を好きなように思う存分生きて欲しい。
これに尽きる。
entertainerとして今を歩む彼は今後多からん苦悩を抱える事もあるだろうけど荊をかき分け邪道を抜けその先に見える光を掴み続けて欲しいなと。その心配も要らない程に既に苦を苦と思わず謳歌している彼だから安泰の未来しか見えないが。(有難い)(というか偉い)
極論、彼が幸せで居てくれたらそれだけで良いってこと。
"猪狩くんを好きになって良かったー!"そう思いながら私は毎日生きているよ。TV等の媒体やライブ会場で猪狩さんの姿を見る度に日々抱えたマイナスな感情たちは一気に吹き飛び気が付けば頬が緩んでいて。こうやって誕生日に備えて花を選ぶ時間だって考える1秒1秒が楽しくて愛おしかった。何があろうとも少なくとも私を含めたHAFは猪狩さんの味方です。今日も貴方を好きで居させてくれて有難う。
プルースピネル。
情熱を秘めた蒼い尖晶石。
煌々たる才能を持ち合わせた彼が報われる未来をカタチある未来を思い描いて。変わらず彼を愛慕う今日この頃です。
今年もこの先もずっと彼の人生が豊かなものとなります様。相変わらず特に着地点の無い散乱とした文章になりましたがまぁ猪狩さんは可愛いので何でもあり、ってことで。
今後も是非に自分を1番だと思って生きてね。
21歳、おめでとう。
2023.9.20