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うみのホテル 葉山

 一度泊まってみたい宿があった。
 神奈川県逗子市葉山にある「うみのホテル」だ。
 横浜駅から逗子駅へは、横須賀線に乗車をして約三十分。そこからバスに乗り十分程の清浄寺駅目の前にこのホテルはある。

 今回は、のんびり葉山旅を記したい。
 
 朝、のんびりと起床をし、葉山へと向かった。ホテルのチェックイン時間は十五時。時間があるため、逗子駅近くにあるエステサロンに行くことにしていた。
 
 そのサロンは偶然に見つけたもので、地元の方はもちろん、葉山を旅する人達もよく訪れるという。地元の人間じゃないものがふらっと訪れても大丈夫なものか心配していたけれど、とても親切な方がオーナーだった。

 施術時間は約2.5時間。勧誘などは一切無くて、全て丁寧にじっくりと行ってくれた。最近、眼精疲労で目が終了していたこともあり、施術後はとてもスッキリ。目が開いた。
 贅沢なリラックスタイムを過ごした。

 その後逗子駅からバスに乗り、うみのホテルに一度チェックインをしに向かった。
 外見を見た瞬間、「(さい…っこうかよ…)」と感嘆した。

あまりにも爽やかで綺麗な外観
 内装も海をモチーフに白や水色、植物の緑で統一された空間である。このBunk roomは宿泊者が自由に利用可能だ。

 面白いことに、このホテルは受付とカフェ・バーカウンターが兼用となっていた。
 つまり、チェックインも、バーで飲み物を頼む際も、朝ごはんを食べる際もこの受付での注文となる。
 写真を撮りつつ、興奮冷めやらぬまま、部屋へと向かった。
 今回は海側の部屋を予約した。
 ガチャ。
 わぁあああああああああああああ
 🕺🏽💃🕺🏽💃🕺🏽💃🕺🏽💃🕺🏽🕺🏽💃🕺🏽💃🕺🏽💃🕺🏽👯👯‍♂️👯‍♂️👯‍♂️👯🕺🏽👯👯‍♂️💃🕺🏽👯‍♂️👯‍♂️
 

水色の壁
海が目の前に見える窓

 しばらくは小躍りをしていた。
 テンションが上がり過ぎて、大好きな音楽なんかをかけて、やはり小躍りをしていた。

小物は全て海をモチーフとされている
海の絵画が飾られる廊下

 ずっと部屋から海を眺めていたかったが、まずは用事を済まそうと、荷物を置いたあとは徒歩で葉山マリーナへと向かった。うみのホテルから葉山マリーナへは徒歩五分程で着いてしまうため、観光地としておすすめだ。
 葉山マリーナはちょっとした土産や食事が楽しめる。規模としてはあまり大きくないため、すぐに回りきれてしまうだろう。
 また、マリーナから船に乗ってクルージング体験ができる。葉山に初めて訪れた際、この葉山クルージングを体験したことがあった。かなり迫力もあり、リーズナブルな価格で非日常を体験できる。運行時間と本数が限られているため、事前の確認と予約が必須だ。

 葉山マリーナでマーロウの土産を購入後、うみのホテルへと戻った。
 夕陽を見ながら入れる温泉「sunset onsen」に向かった。先客の一人が丁度出て行くタイミングで、まさかの貸切状態。
 夕陽直撃の湯船は暑かった。
 影に隠れながら、夕陽と、夕陽が沈む海をこそこそと眺めた。
 もしかしたら、冬は丁度良いかもしれない。
 ホテルのコンセプトは「うみにあいにいく」。その言葉通り、どこからでも海が見れた。
 日が沈みゆく海、夜の海、朝の海。
 海に出る人は朝が早く、自分が朝食を食べている時には既に海上に小舟や人の姿が見えた。

 朝食はbank roomで海を見ながらいただいた。

朝食は五つほどのメニューから選択
クラムチャウダーとパンのセット
サラダやスープはバイキング形式
bank roomの隣にもこのようなくつろぎスペース
ここで朝食をとっても可


  夕食付きプランは見当たらなかったため、外食またはホテルのカフェバーでディナーが楽しめる。

 宿泊客はソロ客が多く見られた。
 bank roomでゆっくり読書をする人や、作業をする人。PCを広げる人など。
 とても静かでくつろげる空間のため、原稿や仕事などで利用するにも良いかもしれない。

 喧騒から離れ、海を見ながら時間を忘れてのんびりする。
 海は大好きだけれど、少し怖い。けれど見たい。そんな人におすすめしたい、海を身近に感じられる趣あるホテルだった。

 

カードキー
ホテル目の前の森戸海岸


追記


マーロウ@葉山マリーナ店


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