ドコモ光の販売代理店(株)Wizは景品表示表違反ではないか?

2024年12月に引っ越しをした。その際、引っ越し業者の見積もりを取るために「引越し侍」に登録したところ、光回線の営業がなされ、ドコモ光の販売代理店として(株)Wiz(ワイズ、東京都豊島区)なる会社が紹介された。自分は携帯電話回線で十分であり、それまで光回線を使ったことはなかったのだが、「キャッシュバックがすごいんで」ということでドコモ光を契約するに至った。

2024年11月30日、契約に関する案内メールが届いた。その中には「ドコモ光dポイントプレゼントキャンペーン」についての記載があり、工事完了後、dポイントが2,000ポイント分が付与されるという内容だった。ただし、特典を受け取るためには「dアカウントの発行」「dポイントクラブ会員登録」「契約中のドコモ光との紐付け」が必要とされていた。

普段使用しているdアカウントがあるため、当然そのアカウントと紐付けるものと思っていた。ところが、いざ確認してみると、「利用していない」と表示されていた。現に今光回線を使っているのに、利用していないとはどういうことだ?と疑問に思い、ドコモへ問い合わせたところ、驚くべき事実が判明した。

(株)Wizが勝手に新たなdアカウントを発行していたのだ。

ただ、そのdアカウントは通知されていないし、dアカウントについてのなんの確認もされていない。しかも不思議なことに、ドコモ側ではこのdアカウントを教えることができないとのこと?なぜだ?そして販売代理店に問い合わせてほしいとの一点張りだった。

(株)Wizに下記の通り問い合わせた。

  1. なぜ、新たなdアカウントが発行されたのか?
    私はすでに普段使っているdアカウントを持っており、契約時にその旨を伝えてもいない。説明なしに勝手に別のアカウントが作られたことに疑問を感じた。

  2. なぜ、新たなdアカウントの通知がなかったのか?
    (株)Wizが新しいdアカウントを作成したにもかかわらず、私には一切通知がなかった。もしこのまま放置されていたら、dポイントが付与されても気付かず、期限切れになってしまう可能性がある。

ただ、電話で連絡しても「確認して折り返す」ばかりで、しかも折り返しはなし。問い合わせフォームから連絡しても完全無視。一向に話が進まない。

なお、dポイントの有効期限は付与後、半年とのことである。知らないdアカウントに知らぬ間にdポイントを付与されても使えないではないか?これではdポイントキャンペーンの意味がない。というか詐欺だと思う。

(株)Wizについて

(株)Wizについて少し調べてみた。2012年4月に創業された企業で、東京都豊島区南大塚に本社を構える。色々やっているようだが、どれも営業の代理である。いわゆる代理店ビジネスを展開している。従業員数は800名弱とけっこう多い。社長は光通信出身の山﨑俊氏で、株式の85.2%を保有しており、残りの株式は光通信が保有している。オーナー企業である。

これは詐欺ではないのか?

今回の件を考えると、(株)Wizの対応は詐欺的手法に近いと言わざるを得ない。利用者に無断で新しいdアカウントを発行し、その通知すらせず、特典を受け取るための条件を満たせないようにするのは、意図的な手法ではないかと疑われる。契約時の説明もなく、このような手続きを行ったことに強い不信感を抱いた。

消費者庁へ通報

この件について、一向に応答が得られない上、ドコモに相談しても「販売代理店に問い合わせてほしい」ということしか返答がない。仕方なく、消費者庁のオンライン窓口から景品表示法違反の疑いがあるとしてこの件について連絡した。普通に景品表示法違反だと思う。

消費者庁がどのような対応を取るかは分からないが、同じような被害を受ける人が増えないことを願っている。

ドコモの代理店管理はどうなっているのだ?

今回、(株)Wizの対応はまともな会社の対応とは思えない。ただ、それに加えてドコモの代理店管理にも不審感が募った。
(株)Wizは間違いなくドコモの販売代理店として登録されており(代理店届出番号:第C1906910号)、ドコモと正式に契約を交わしている。その代理店がこんな怪しい会社なわけである。
今の時代、コンプライアンス的に問題ではなかろうか?
ちゃんと管理していないと思う。

以上、(株)Wizは少なくとも返信くらいしてください。


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