非日常があった日常
特にどこのチームのサポーターというわけでも無い自分にとって、たまに訪れるサッカースタジアムは非日常を味わうことのできる最高の時間だった。
週末Jリーグを観に行く、そんな予定があるだけで1週間を明るくすることができた。
スタジアムに行く理由は人それぞれだろう。
サッカーが好きな人、応援しているチームがある人、なんとなく行こうと思った人。
みんなが非日常を味わいに来ている。そんな人たちが5万人も入れば、それは異次元の世界だ。
選手のプレーに魅了され、議論し、一喜一憂する。ゴール前に迫る時の息を呑む感覚はたまらない。まさしく、スタジアム全体が息する瞬間だ。
あの感覚は、訪れた人のみが共有できる素晴らしいものだと感じる。
明けない夜はないと言うけれど、あまりに長く、先が見えない。
再び、人が集まる場所が当たり前の存在になるように
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我々はそれまで、サッカーを変わらず真摯に愛さなければいけない。
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