見出し画像

反復エコーリミックス

現代美術シュミレーショニズム
→ジル・ドゥルーズ『差異と反復』
→松尾芭蕉「不易流行」
→レゲエ・ダブ
→アール・ブゥリュット&アウトサイダーアート

→

・アンディ・ウォーホル→ポップアート

・ジャン=ミシェル・バスキア→アメリカ文脈ニューペインティング

・日比野克彦→日本文脈ニューペインティング

・ジェフ・クーンズ→シュミレーショニズム

・村上隆→スーパーフラット

歴史を作ってきたアーティスト


今回、シュミレーショニズムの技法に気になる点があります、、、

シュミレーショニズム、ジェフ・クーンズとか。

・シュミレーショニズムの表現方法
「アプロプリエーション(流用)」

シュミレーショニズム=盗用芸術と呼ばれる。

オリジナルのアウラ(一回性)への反抗。
既知を流用し、新たな価値を創造。

代表的な技法に、
・サンプリング(イメージの流用)
・カットアップ(イメージのカットカット)
・リミックス(イメージの反復)


・既存のイメージのリサイクル
・イメージの切断と再接続
・イメージの反復エコー


リミックス、、エコーして反復。オリジナルから異化するイメージ。


美術史の文脈において、このようなシュミレーショニズムという文脈があります。

が、ここで、
まずはいきなり脱線します、、、

というかカットアップして親和性ある別の文脈へ接続、、、

現代美術としてのシュミレーショニズムの文脈でなく、

空間におけるアプロプリエーション(借用)というものもあります。

空間におけるアプロプリエーション(借用)というのは、

近代造園のシンボルであるニューヨークのセントラルパークの設計とか、

その時代の建築・造園に存在した概念です。


建築・造園においては、空間のアプロプリエーションは「専有空間」という考え方。

空間を借用する、、

時間のデザイン。

多様な人が利用する公園の場合を例として。 

「ここは何時~何時までイベントに使います」とか、

「ネットの張られたボール遊びの専用空間」とか、

ベンチの配置のデザインまで
(ベンチで休んでる間は、そのベンチは公園内におけるその人達の専有空間になる)、

公共空間におけるアプロプリエーションを考える。

多様な市民が利用する公園利用の「ルールを
時間&空間的にデザインする」視座。

現代的な課題として、1つキーワードにあがる「公平性」、、

その空間的な拡張を考える上で、

近代造園に見られた空間のアプロプリエーションの考え方は面白いです。

空間上の時間軸をデザインして、空間の多様な利用に応える。

脱線から戻りまして、、、

現代美術文脈のシュミレーショニズムに再接続

リミックス、、反復するイメージ。

つぎはフランス現代思想へ接続、、

ジル・ドゥルーズ『差異と反復』

めちゃ難しい哲学ですね、

差異の創造性。

同一性に依存せずに、差異の繰り返し、反復の中で新しいものが創造されていく。

ただ単純に同じ物の反復ではなく、

それが毎回、異なる形で発露されていく。

創造的反復?

となると、、、、?

オリジナルとは↑
近代建築派生の思考です、、、

キュビスム→ピュリスム
ピカソ→ル・コルビュジエ
こちらの反復、デザインパターンは?


部分が全体の歯車となるのではなく(機械ではなく)、
1つひとつが生かされて、生態系に。

この反復、パターンは?

つぎに松尾芭蕉の不易流行へと接続、、、

不易に立ち流行にあそぶ。

不易流行、、、時間的な積層。

全体の歴史、メインストリームの歴史に基づいた時間軸か?

個の生命に基づいた時間軸か?

同一性と差異。

不易流行、、
変わることのない本質を見極めつつも、
新しい時代の流れにも学び、取り入れていく。

ジル・ドゥルーズ『差異と反復』、、
差異が繰り返されそのつど新しいものが創造されていく。

ジェフ・クーンズ、
シュミレーショニズムのリミックス手法、、
既存のイメージを再利用して新たな文脈や形で再構築していく編集技術。

既存の価値や形を再解釈して、新たな価値の創造。

強調されるのは、

元の価値から別の価値へと連続する、、、

プロセスの輪郭。

ところで、
シュミレーショニズムの技法「リミックス」というと?

レゲエのダブのリミックスは?

→レゲエのダブに接続

オリジナルの音源から特定の要素を失くして、オリジナル音源の輪郭だけを残しつつ、エコーやディレイ(遅くする)等のエフェクトを加えてリミックスしていく。

原曲の音の輪郭を残しつつ、それとは異なる、
新しいサウンドが生み出される。


もとの原曲に、新しい視座の解釈や意味が加えられていく。

既存の音楽を再解釈して新しい価値が創造される。

ジェフ・クーンズ、
シュミレーショニズムのリミックス、既存のイメージや定まった価値をリサイクルし、サンプリングし、
一部に切り口を入れて、新しい文脈などを様々に接続して(カットアップ)、

再構成→新たな価値を創造する(リミックス)。

同一性が反復されるのではなく、差異が反復される。

アンディ・ウォーホル→ポップアート
バスキア・日比野克彦→ニューペインティング
ジェフ・クーンズ→シュミレーショニズム
村上隆→スーパーフラット

大量生産大量消費・サブカル・
身近な生活の中のモチーフ→

グラフィックデザイン・フォーヴィスム再来進化・
感情解放的な筆跡→

既知を流用して多接続・再解釈・再構成→


西洋文脈の現代美術文脈上から、
日本独自文化の平面性・漫画・アニメサブカル・輪郭を曖昧に。
  

心からアートが好きなので、先人に学びたいと思い書いていますが、

学びつつ、

わたしが積み重ねてきた文脈に転じ、

反復というと、

アール・ブゥリュットやアウトサイダーアート


に、接続、、、

アール・ブゥリュット、、、アウトサイダーアート、、、

フランスの精神病院ではじまった、
生の芸術。
→脱構築
→レジリエンス

異なる自分へ転じられる、、、

可能性の広がり、、

社会の同質性から転じて、本質と反復、




同一性が反復するのではなく、

社会が作った病名や障がい名が反復して周りに作られていく日常ではなく、


個々の差異が反復して膨らむ、その人の可能性、
変わっていく明日明後日未来、

レジリエンス。

己の時間軸に基づいた不易流行

強調されるプロセスの輪郭。

光(陰影)、微細なトーンの集合体としてのオブジェクト

→陰翳に生まれる物語、色彩、

プロセス、時間的積層、輪郭の強調と曖昧。

研究をつづけます~

こういうのが私の本質なのかな~

1つではないですね、連続していく

自分のことが一番分からないですね~

つづく!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?