見出し画像

もだんぽすたー展

私の祖父が新潟の民藝品を描いた作品。

洋画家だった祖父は、晩年、工芸品をよく描いてました。

そして、

新潟県立近代美術館にて開催中の『華麗なるパリ ベル・エポック展ーフランス・モダン・ポスター』に、行ってきました~。

新潟県立近代美術館

企画展もですが、常設展もオススメです。

私の祖父が、創設に向けた活動の事務局長を務めていた近代美術館。

日本初の現代美術館である長岡現代美術館の「大光コレクション」と呼ばれる、洋画・近代美術作品の当時の約半数を新潟県立近代美術館は所蔵しています。

長岡現代美術館は、ニューヨーク近代美術館からも視察があり、その創意を賞賛された美術館。

新潟県立近代美術館は、常設展としてその長岡現代美術館の「大光コレクション」の展示もやっていますので、

日本初の現代美術館の、近代美術コレクションを新潟県立近代美術館ならば、観ることが出来ますよ~。

そして、今回の企画展も素晴らしかったです。

明後日の夜は長岡花火、昼間は新潟県立近代美術館でモダンポスターの企画展と、日本の現代美術館の歴史的文脈を鑑賞とか、いいかもですね。

長岡の銀行・大光銀行の駒形十吉氏と、銀座の東京画廊によって作り上げられた長岡現代美術館の大光コレクション

(私の兄も銀座で画商をしてましたが、銀座の画商には新潟・長岡の関係者が多いそうです。日本の画商は9割が銀座に集中してると言われますが、東京画廊自体が日本における初期の現代美術画廊で、新潟市出身の山本孝氏が開業した画廊)。

この近代美術コレクションは、新潟県立近代美術館に継承されていますが、長岡市には長岡現代美術館を作った駒形十吉氏の、

駒形十吉記念美術館もまた別の美術館としてありますので、こちらもオススメなのです。

こちらの美術館は、洋画・近代美術の大光コレクションに対して、日本画や工芸の美術品ですよ~。

新潟県長岡市出身の洋画家であった祖父と、

その師で洋画家・医師の小山良修先生に影響を受けて、

私も歩んできた医療や福祉、アートの道。

というわけで日本初の現代美術館の歴史を書きましたが、

その後継となる大光コレクションを継承した新潟県立近代美術館で現在開催中の企画展・モダンポスターの展覧会です。

ポスターデザイン楽しすぎますよね~。

美術館の入口には、これまでの企画展の
ポスターが学芸員さんのコメントと共に
展示されていました。
やっぱり、ポスターデザインは楽しいですよね~。

視覚美術偏重にはならないように
考えたいですが

絵画もグラフィックデザインもやっぱり
私は大好きです~。

モダン・ポスターがたくさん展示されていて、素晴らしい展覧会でした。

まだ会期中なので写真は少なめにしました。


というか、この記事に載せるのはロートレックのポスターこの1枚の写真だけに留めます(写真撮影は多くの作品が可能です)。

さっそく、ロートレックのポスターありました。

この左側の『歓楽の女王』。


有名な作品ですが、三菱一号館美術館での
ロートレック展でも展示されてて、

この時のロートレック展、

凄くよく覚えています。
キャプションのアイデアも秀逸で
大変勉強になりました。


全ての作品のキャプションがこのように、

ポスターの文字が日本語に変換されてます。


「日本語に翻訳」という分解と再構成のキャプション

とても面白いアイデアですよね~。


現代美術的なキャプションコンセプトだなと。

町の風景で見つかる広告看板とかポスターの外国語を全て日本語に、

逆に日本語を全て英語にしてみたら、

町の「風景」の見え方、印象が大きく変わりそうですよね。

これは、現代アート的な作品になりますね~。


町の風景を鏡に映して、文字を様々に反転させるとか。

形反転。言語も反転。
  
よし、今度都市の風景と田舎の風景でこのコンセプトやってみます~。

変幻流転の反転翻訳龍。

とにかく凄い数のポスター作品ありましたので、
グラフィックデザインの学びとしても
オススメでしたよ~。

新潟県立近代美術館は、長岡花火会場真横、信濃川河川敷の隣にあります。

新潟県立近代美術館の枯山水や石畳等は、
枡野俊明氏が手掛けています。


京都の桜守・佐野藤右衛門さんが最も信頼する作庭家。
3週間前ぐらいに行きました
(アジサイがまだまだ健在でしたね~)

花と緑、水に囲まれた美術館です。

読んで下さりありがとうございます。

私も福祉現場のカッコイイ人を、どんどんポスターにして行きます~。

しごとの等身大ポスターと、

その人のアートパターンポスターで。
職場に心地よい風を運ぶ

縁の下の力持ち。

青空抜群な道どんどん良くなる、きっと益々よくなりますね~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?